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ラップで顕在的適性を、馬体・血統で潜在的適性を測るブログ。
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有馬記念の傾向

●近年はレース上がりが高速化

近5年の上がり4Fタイム

07年 48.8
08年 48.3
09年 48.1
10年 46.6
11年 45.9

→ 昨年、一昨年と超スローペースになったこともありますが、いわゆるエクイターフの導入によって、中山芝自体が高速化していることも無関係ではないでしょう。

有馬記念の上がりタイムと連動するように、前週の朝日杯の勝ち時計も高速化しています。

有馬記念前週に移行後の朝日杯FSのタイム

08年 1:35:1
09年 1:34.0
10年 1:33.9
11年 1:33.4

今年の朝日杯は、有馬で上がり4F45.9という猛時計が記録された11年と同じ1:33.4の高速決着。


エクイターフによる馬場の高速化によって、「タフなスタミナ勝負」という従来のイメージから、有馬記念は変わりつつあるのかもしれません。

例えばドリームジャーニーのような「上がりの絶対値は低いがスタミナは滅茶苦茶ある追い込み馬」というタイプは、現在の有馬では展開がハマらない限り厳しいのではないでしょうか。


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朝日杯FS


「コーナーで外を回す不利」は、その区間でのラップが速ければ速いほど影響が大きくなります

私たちが実際に走るときでも、ジョギングのペースで走っているときに外を回すのと、100m走のペースで外を回すのでは不利の度合が全く違いますよね。

中山1600は、スタート直後のポジション争いが行われる区間にコーナーがあります。そういう意味でも、他のコースよりも「外枠不利」の傾向が顕著なのではないでしょうか。


そして注目されたコディーノの馬番は5・・・。これは逆らえそうにありません。


コディーノ
○ゴットフリート


東スポ杯を先行して押し切った馬は、ディープブリランテ・ローズキングダム・ナカヤマフェスタ・フサイチホウオー・フサイチリシャール・タガノテイオー・アドマイヤコジーンと、ずっと遡っていってもGⅠ連対級の活躍馬ばかり。

東京1800は毎日王冠もそうですが、先行して勝ち負けするのは2000以上の距離でもドンと来いの中距離馬が中心となるタフな舞台。2歳馬にとっては酷ともいえるコースですから、GⅠで連対できるレベルの馬でもなければ先行押し切りは不可能、ということでしょう。

コディーノは母母父がポッセというスピード型で、母のハッピーパスはマイルを中心に活躍し、スプリンターズSにも出走したようなスピード馬。コディーノ自身もフットワークが硬めで気性も前向き、2000よりはマイル向きだろうというタイプ。能力的にも適性的にも、ちょっと隙は見えません。


対抗にゴットフリート。ラップ的に中山マイル向きと裏付けするのは難しいのですが、父ローエングリン、母母父ウッドマンなら、新潟外回りよりはココでしょう。サドラーとミスプロで、スタミナとスピードを補った母父サンデー。ヘイロークロス持ち(前駆の強さ・前傾姿勢寄りの腰高が特徴で小回り向き)が中山内枠。騎手スミヨン。一言「買い」です。


馬券はワイド一本。

愛知杯


このコースで求められることを考えるために、新中京芝で2勝・GⅡ4着と活躍しているトウカイパラダイスを思い出してみると、ゴールドアリュール×マルゼンスキーというダートのマイラーのような血統で、目黒記念で2着している割にはハコの大きさも控え目。函館で器用に先行するような立ち回りの良さを備えた馬でした。

中京はレイアウト的には中山にも似たコースですが、中山は3~4角がほぼ平坦なのに対し、中京は2.5mほどの下りとなっています。ここでスピードアップする割合が高いのが一つのポイントで、これに対応するには「器用さ」も必要となります。小回りコースでの実績に注目してみたいところ。


ギンザボナンザ
○マイネオーチャード
▲オールザットジャズ


本命はギンザボナンザ。ゼンノロブロイ産駒らしく前駆型で、頭が高く、「ストライドを伸ばす」よりも「回転の速さ」で勝負するタイプ。そのためコーナーをスムーズに回るのが得意で、持ったままで上がっていくレース振りが特徴的です。

母父トニービンでスタミナも備え、札幌2000の準OPで1勝、ショウナンマイティの2着が1回。ハンデも53キロで手ごろですし、ロブロイ産駒という血統的にも走法的にも雨は得意でしょう。重賞初制覇を期待。


対抗はマイネオーチャード。重馬場でタフなレースとなったエリザベス女王杯での4着が示す通り、牝馬同士ならスタミナは上位。ステイゴールド産駒で雨馬場もどんと来い。ただし1着が新潟・東京と直線の長いコースに集中する通り、ストライドを大きめに取って加速していきたい馬。差し遅れて2,3着というイメージもあるため、単勝は少し買い辛いところ。


単穴にオールザットジャズ。福島牝馬1着・中山牝馬2着の実績が示すとおり、小回りコースは得意なタイプ。ハンデの56キロは楽ではありませんが、適性的には向いているはず。


ピクシープリンセスはストライドが大きく、コーナーでスムーズに加速するには外を回したいタイプ。その意味であまり中京向きでは無いかなと。


中京2000の傾向


馬体面
●前駆型・腹袋型がよく走る

→ タフなコースであるため、スタミナと粘り強さが求められる


●あまりハコが大きすぎないタイプが良さそう

→ 4角最後方から追い込むのは厳しく、コーナーで器用に動けるタイプが堅実


ラップ面
●坂の途中からスタート

→ ここでダッシュしなければならない先行馬は、数字以上にシンドイ思いをする


●終い5ハロン手前の下りから緩やかにペースアップ

→ 自然と持続戦・スタミナ勝負になりやすい


●ラストには急坂
→ …スタートからゴールまで、先行馬が恵まれる舞台装置が一切ナシ。スローペースになってやっと差し馬と互角、くらいかも


血統面
●スタミナ型SS、ダート型SSが優秀

→ ステイゴールド・マンハッタンカフェなどのスタミナ型と、ゴールドアリュール・タヤスツヨシなどのダート型、両方の要素があるマーベラスサンデーの産駒が活躍。

ダート型SSの産駒の場合、母父がスタミナ型であるか、自身に2000より長い距離での実績があるようなタイプが狙えるか



朝日杯FSの傾向

馬体面
●馬券圏内に来た馬の内訳で、先行馬は馬体重490キロ前後の馬が多いのに対し、差し馬は450キロ前後の馬が多い

→ これはダートでも似た傾向が出る。先行馬はパワーとスピード、差し馬はスタミナと末の持続力で勝負、という構図。馬体重の軽い先行馬、重い差し馬を本命にするときは適性ズレてる可能性を考えてみたい


●胴(特に背中)が長い中距離タイプは不利

→ 胴が長いとテンの機動力の面で劣るため、後方から外を回すロスの多い競馬を強いられやすい


●繋が寝ている必要は無い

→ 芝的な柔らかさよりも、ダート的なパワー・スピードが大事。特に後肢の繋が寝ていると、却ってテンに遅れる可能性が出てくる


ラップ面

●近年はテン4ハロン(スタート~3角手前)まで速く流れて、コーナーで緩む、という展開が多い

→ これは基本的に前に厳しいラップ構成であるため、スタミナ足りない先行馬は淘汰されやすい。将来1800くらいはこなせそうなタイプが良さそう


●4角二桁番手から追い込み切るのは難しい

→ コース形態的に外を回して差すのは厳しい…というのはありますが、前述した通り差しがハマるラップも少なくないんですよね。ドリームジャーニー級のスタミナと持続力を持つ馬がまた出て来れば、そういうレースも可能かも


●当たり前ですが、内枠有利

→ スタートしてすぐにコーナーがあるコース形態の影響。近年2桁馬番で圏内に来た馬はレオアクティブ(3着)、グランプリボス(1着)、エイシンアポロン(2着)、フィフスペトル(2着)、オースミダイドウ(3着)、フサイチリシャール(1着)、メイショウボーラー(2着)。特に連対となると実力上位でなければ厳しい


●東スポ杯、デイリー杯では先行していた馬に注目

→ 東スポ杯は1800ですし、デイリー杯も中距離適性問われることが多いので、ここで前に行って好走していれば先行力・スタミナ両方の担保になる。ただし今年のデイリー杯は特殊な流れだったことには留意したい


血統面

●ミスプロ系、ヴァイスリージェント系、ストームバード系に注目

→ スピードとパワーのある、ダート的な血統の馬が有利


●SS×トニービン、SS×欧州型NDのような本格中距離配合の馬はあまり来ない

→ 上記の組合せはクラシックでは王道ですが、ここでは邪道の配合。東スポ杯やデイリー杯はこうした血統の馬のほうが走るので、違いに注意


●近4年は母父サンデーが連勝中

→ サンデー直仔の時代はフジキセキ・バブルガムフェロー・メジロベイリーの3勝のみで、サンデーはほとんど勝てないGⅠと言われていましたが、孫の代で様相一変し、近7年でサンデーの孫が6勝。

ただ、2着馬は近7年で6頭が非サンデー。決め手のあるサンデーのほうが勝ち切りやすい、という傾向に





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●POG2012-2013指名馬

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ブログ頻出用語
■能力について

瞬発力
瞬間的に高いトップスピードを出す能力。直線の長いコースやショートスパートで問われる。

持続力
一定以上のスピードを長時間持続する能力。向正面に下り坂のあるコースやロングスパートで問われる。

スピード
全体的に速いタイムで走る能力。主に短距離・高速馬場で問われる。

スタミナ
厳しい流れでも末を維持する能力。主に中長距離・重たい馬場で問われる。



■馬体編


トモ(後駆)
推進力を生み出す主役。また、疲労が溜まりやすい部分でもある。


腹袋
腹筋を含む、馬の腹部全体のこと。腹袋(腹筋)の大きい馬、つまり普段から腹筋をよく使って走る馬は、使わない馬と比べて疲れにくくスタミナに優れる。

寝肩
肩の角度が浅く、前肢の可動域が前方に広いこと。末の持続力と関連が深い。

寝繋
角度が45°くらいの、主に前肢の繋のこと。強度・クッションのバランスが良いため、芝向きの瞬発力・長距離向きの燃費効率を期待できる。

腰高
前肢に比べて後肢が著しく長い体型のこと。常に前傾姿勢になるので静止状態からのダッシュ力に優れ、先行型の脚質になることが多い。また踏み込みが深くなるので、寝肩・寝繋との組み合わせで末の威力がアップする。


■その他

ソラを使う
野性ウマには、群れの先頭に立ったときに周囲を警戒しつつ加減して走る習性がある。競走馬においても同様で、その癖が強い(ソラを使う)馬は周囲と実力差がある場合でも千切って勝たないため、能力の底を測りにくい。

頭が高い走法
重心が上ずり後方に荷重が掛かるので、トモに大きな負担が掛かる。そのため以下3つの特徴がある。①トモがよく発達する(のに騙されてはいけない) ②トモに疲れが溜まりやすい(脚が続かない) ③坂がニガテ

手前を替えない
馬というのは、コースを一週する際に右手前・左手前という2種類の走法を交互に使い分けている。以下長くなるのでコンデュイットの記事へお願いします。

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