∴ フサイチホウオーの弱点？ その②

フサイチホウオーの弱点？の続き

フサイチホウオーの「付けこみどころ」。それは、今までのレースで「チギって勝っていない」という事である。つまり、ホウオーは先頭に立ってからのノビがあまり無いタイプなのだ。

ノビが無い、という言葉はあまり正確ではない。むしろホウオー自身が加減している、という方が正しいのかもしれない。競馬はチギって勝つ必要は無いということを、恐らく理解しているのだろう。かつてのシンボリルドルフはそのような馬だったらしい。

確かに皐月賞での矢のようなノビは、今までのホウオーのじれったさが解消された、と感じさせるには充分な物では有った。しかし、先頭に立ってからもそのノビを持続させていたかどうかは定かではない。

ダービーの最後の直線で先頭に立ってからノビが止まり、離れた最内or大外からブッスリと差される・・・こんな事が起こっても、今までのホウオーのレース振りを考えると不思議はない。

つまり、ホウオーを倒す可能性があるのはヴィクトリーやサンツェッペリンといった先行勢ではなく、鋭い差し脚を持つ馬、もしくは思い切って最内を突ける騎手。

それに「東京2400を走れる体力を持っている馬」という条件を付け加えると、役者は限られてくる。

各馬の分析については土曜の深夜に・・・