∴ オークス回顧。

1　ローブデコルテ（5人気）
2　◎ベッラレイア（1人気）
3　△ラブカーナ（8人気）

4　▲ミンティエアー（3人気）
6　マイネルーチェ（15人気）
7　注レインダンス（10人気）
8　ミルクトーレル（13人気）
9　△トウカイオスカー（6人気）

10　〇ザレマ（2人気）

ラップタイム：12.6-11.0-11.6-11.8-12.1-12.8-12.7-12.5-12.4-11.8-11.4-12.6

1000ｍ通過：59.1   前半３Ｆ： 35.2   後半３Ｆ： 35.8

ベッラレイアが思いのほかゲートの出が良く、周りに反応し行きたがる感じ。秋山ＪＫは必死になだめ、結果的に道中は６番手という位置で落ち着く。前に行きすぎ、という批判もあるだろうが、別に秋山は前に行こうと思って行った訳ではない。あの位置取りは好スタートの副産物であり、特にロス無くスムーズに進められたので問題視される事でもないだろう。

逃げると思われていたアマノチェリーランが出遅れ、好スタートを切ったスマートストリームがハナに。かなり早いペースで行っていたが、２,３番手のハロースピード・カタマチボタンもやや早いペースでそれを追いかけた事で全体のペースも早くなった。1,000ｍの通過が59.1というタイムになろうとは、誰も予想していなかったことだろう。こうなってくると、スタミナに劣る馬は直線バタバタになってしまう。

直線スッと外に出したベッラレイア&秋山は、400の手前で強気に仕掛けて勝ちに行く。道中インで脚を溜めていたローブデコルテ&福永は、直線ミンティエアーにシメられたため仕掛けるのが遅れたが、それが結果的に上手いタイミングでの仕掛けとなり、最後脚色が鈍ったベッラレイアをハナ差差しきった。まさに怪我の功名である。

秋山ＪＫは仕掛けを数完歩でも我慢していれば、もしかすれば凌げていたかもしれない。福永ＪＫがスムーズに仕掛けられれば、ベッラレイアに届かなかった可能性もある。勝負のアヤという奴で、2頭の明暗が分かれてしまった。個人的には、秋山騎手に勝って欲しかったかなあ・・・

その他の馬について少しだけ。ザレマ・カタマチボタンは距離の限界としか言いようが無い惨敗。ラブカーナは展開も嵌ったし一瞬「オッ」という場面もあったが、最後は脚色が一杯になってしまった。脚長体形のマイネルーチェの激走？もあったし、全体に距離適性が大きく響いたレースになったと思う。

しかし、ローブデコルテがこんなに距離持つとはなあ・・・。長く良い脚を使える馬っていうのは、馬体の見た目以上に距離に融通性がある、と言うことなのだろうか？でもザレマは駄目だったしなあ・・・。自分もまだまだ勉強が足りない。