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ラップで顕在的適性を、馬体・血統で潜在的適性を測るブログ。
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福島記念


血統的に顕著な傾向が現れているレースで、中山開催の昨年を除いた過去5回の連対馬のべ10頭のうち、9頭が3代以内にニジンスキー系の血を持っていました。

ニジンスキーは英三冠馬。ただ意外にも生産国はアメリカであり、母系はダート型。「スタミナとパワーを併せ持つ(馬体的には前駆型であり腹袋型)」というべき血統で、父としては朝日杯とD1200でレコード駆けしたマルゼンスキーを。母父としては菊花賞馬ダンスインザダークを輩出しました。

梅雨時の福島最終週の荒れ馬場に対応するには、スタミナとパワーの両方が必要。そういう意味でニジンスキーの血がぴったり、ということなのでしょう。アフリート産駒のドモナラズが勝負になるとか、他の競馬場ではちょっと考えにくい現象ですからねぇ。

(スタミナはあるがパワーはイマイチ、という意味で不振なのがトニービン。トニービン産駒全体の勝ち鞍における芝:ダートの割合は8:2。一方ニジンスキーはほぼ5:5。ジャンポケ産駒のダイワファルコンも、持ち前の柔軟さ≒緩さがアダとなるかもしれません)


今回のメンバーで3代以内にニジンスキー系の血を持つ馬は、タッチミーノット、トップカミング、アスカクリチャンの3頭。


トップカミング
○ゲシュタルト
▲エクスペディション


本命はトップカミング。最近はズブくなりましたが、日経新春杯でメイショウベルーガの2着があるなどスタミナは上位の馬。近走のVTRを見ても、「4角絶望的な位置から追われるも伸びず」⇒「ゴール前で他馬が失速したころ突っ込んできて掲示板」というレース振りで、常に余力を残している感じ。相対的に「他馬が止まる」条件揃ったココなら、掲示板の上の方を狙えるはず。ハンデ54キロも恵まれましたし(重賞実績はダイワファルコンより上)、父ゴールドアリュールのダート適性の高さも見逃せません。

対抗にゲシュタルト。地力は高いですし、母父エンドスウィープで前駆の強さも○。適性はぴったりでしょう。

三番手はエクスペディション。昨夏のパフォーマンスが見事でしたし、雨の影響残る馬場でステゴ×リファール。これは押さえざるを得ません。

ニジンスキー持ちタッチミーノットも母父ミスプロで、パワーは充分。ただトビが大きいので、小回り福島はいかにもパフォーマンス下げそう。これでピッチ走法なら言う事なしだったのですが。少し狙い下げ。


○単勝、複勝、ワイドBOX。



プロキオンS


中京ダートは向正面から4角にかけて3mの下りがあり、コースレイアウト的には中山D1200に近い要素があると見ています。

よってここは京葉S勝ちのデュアルスウォードを狙いたかったのですが・・・うーん、シルクフォーチュンとファリダットの人気2頭が同脚質なだけに、少し狙い辛い感じ。セオリー的には「人気2頭の差し損ね」を期待するところですよねぇ。

インオラリオ
△デュアルスウォード

インオラリオは追わせる馬ですし、小牧騎手と手は合いそう。単勝、△複勝。



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ラジオNIKKEI賞


マイルよりは1ハロン長く、2000よりは1ハロン短いという微妙な距離設定。また小回りを意識してテンから激流、3角からのロングスパートになるため、「スタミナとスピードのある馬」という、微妙な適性を持つ馬が活躍しやすい舞台。

中央場所で言えば中山1600~1800に近い条件で、過去5年ではレト(GⅡNZT3着)、サニーサンデー(中山1600で2勝)、レオマイスター(ひいらぎ賞1着、NZT5着)らが穴で激走しています。人気サイドではアロマカフェ・クォークスター・ストロングリターン・イクスキューズにも好走歴がありました。

中山1600~1800の500万下で勝利、または重賞で入着のある馬には特に注意が必要と言えるでしょう。今回のメンバーでは、ビービージャパン・オペラダンシングの2頭が該当します。ともに14人気・16人気の超人気薄。これは嵌れば大きいですねぇ。


オペラダンシング
○サンレイレーザー
▲ローレルブレット


本命はシンガリ人気オペラダンシング。オペラハウス×ダンシングブレーヴはメイショウサムソン・トーセンクラウンと同じ、腹袋型の怪物を産む配合(ちなみにトーセンとは母母父ヘイロー、というところまで一緒です)。馬体・血統的な潜在スタミナはメンバー中トップクラス。また新潟1400でメジャーアスリート(3歳OP橘S2着、全日本2歳優駿2着)を相手に完勝しており、スピード面にも不足ありません。

zakzakの記事(URL)によると、「尾形師曰く、『江田照が使え使えと脅迫してくる』のでココを使った」そうな。福島1800では内を突けば末脚の能力差を埋めることが可能なコースで、上がりの無いオペラダンシングにはぴったりの舞台。小回り巧者の江田照らしい進言ですね。もしかしたら、オペラダンシングにトーセンクラウンと似た匂いを感じているのかも・・・。

対抗のサンレイレーザーは、小回り巧者サンレイジャスパーの半弟。馬体やフォームは父父コマンダーインチーフのイメージで、これまで力の要る馬場で勝っていることからもスタミナ面の不安は少ない方。カドマツとビービーが作る激流の流れを利しての追い込み一発を期待して。

三番手にローレルブレット。スタミナ・スピード・末の持続力のどれも水準以上で、こちらも後方待機で流れに乗れば。

他の人気馬たちは、スタミナ・スピードのいずれかに不安アリと見て。カドマツは想定段階では本命候補でしたが、近走のようにハナにこだわるようでは展開キツすぎるはず。5番手くらいで我慢できれば首位争い・・・と見ていますが、それでもキャラ的にはレオマイスターに差されたノットアローンのイメージ。

○の単勝、複勝、ワイドBOX。



CBC賞


マジンプロスパー

やはり開幕週で、前が残る馬場。高速決着ならばダッシャーゴーゴーあたりに切れ負けしそうでしたが、この雨は速い脚に乏しいマジンプロスパーに味方しそう。



宝塚記念


人気競馬評論家の井崎修五郎さんの言葉で、ほとんど唯一心に残っているものがあります。

「長距離ばかり使っていると、馬がおかしくなる」

遅いペースで我慢させることを何度も続けていると、次第に速いペースに対応できなくなってくる・・・馬の行く気が失せてくる・・・というような文脈で使われていました。


今回逃げるネコパンチは、「テンが速い」というより「道中緩めない」タイプの逃げ馬。宝塚記念は2200という距離ですが、長距離戦というよりはむしろ1800~2000に近い、やや速めのペースが刻まれることが予想されます。

人気のオルフェーヴルは、近走5走2400・3000・2500・3000・3200、というローテーション。前走よりは圧倒的に速いペースで走ることになるでしょう。これは普段2000を使っている馬がいきなり1400に短縮する、というくらいショックの大きいことでしょう。ローテーションが微妙。フォトパドック的にデキももう一つ。ただ地力は上。扱いに困りますが、本命にはしにくいところ。

同じく人気のウインバリアシオンは、近5走3000・2400・2200・2500・3200というローテーション。また、この馬は重賞級では2400以上にしか実績の無い長距離専門タイプ。2200の京都記念では、トレイルブレイザー(武豊)の作った緩み無いペースに対応なかったのか2人気6着に終わっています。今回の条件は忙しい、という可能性が高そうです。

(バリアシオンと同じく母父ストームバード系で脚長(主に膝下が)のショウナンマイティも、ゆったりとしたペースのほうが合いそうなタイプといえます)。


フェデラリスト
○オルフェーヴル
▲エイシンフラッシュ


本命はフェデラリスト。自分から動いて重巧者のシルポートを捉えた中山記念、スタミナ要る馬場でトーセンジョーダンに先着した大阪杯はかなりの好内容。父ミスプロ母父SS・・・と書くとスピードタイプに見えますが、母はオークス馬でダンスインザダークの全姉。字面以上にスタミナ満点の血統といえます。フォーム的にはゆったりした走法で、距離は長めが向きそうな印象も受けますが、それでいて中山記念を完勝したのが素質の高さ。GⅠ馬になる資格はあります。

三番手にエイシンフラッシュ。もともと行きたがる気性で、道中速く流れる方が安定して力を発揮するタイプ。昨秋の激流秋天でも先行馬最先着。極限の瞬発力でダービーを制したイメージ以上に、この条件は合いそう。

馬券は単勝・馬連ワイドBOX。いざ、3年連続的中!



マーメイドS


「牝馬の王道路線」といえば、阪神JF~桜花賞~オークス~秋華賞~エリ女。最近ではヴィクトリアマイルもそうでしょうか。

梅雨時の阪神2000という、相当タフな条件で行われるマーメイドS。当然、上記の華々しいレースとは異質の適性を求めらます。なにせ過去5年の勝ち馬のうち、王道路線でも馬券に絡んだ馬は皆無ですからね。

直線の長いコースでの伸び比べでは敵わないが、スタミナ勝負なら自信あり。そういう馬のために存在するレースと言えるでしょう。


シースナイプ
○メルヴェイユドール


シースナイプは、グラスワンダー×スペシャルウィーク×サドラーズウェウズとスタミナたっぷりな血統。馬体とフォームも血統のイメージ通り、グラスワンダーとスペシャルウィークを足して2で割った感じですかね。

過去に阪神2200~2400、時計掛かる馬場の京都2400で圧勝しているあたり、牝馬には珍しい相当なスタミナタイプ。この条件が向かないはずがない、と見ています。


メルヴェイユドールは展望でも書いたとおり、ステイゴールドの半妹。ドリームパスポートとも4分の3同血にあたります。タフな条件に強い一族出身、というのは心強い要素です(他にはレクレドール、バランスオブゲームも同じ一族)。

2走前の府中S当日は、時計の掛かる馬場状態。このときスマートシルエットとは同じ斤量を背負い、着差は半馬身。今回はこちらの方が3キロ軽くなっています。


5走前の壇ノ浦S(1:59.2)は、昨年暮れ~今年初めの小倉2000では最速の時計。GⅢ愛知杯(1:59.4)よりも上です。

ただ馬場差を考慮すると、(両日とも1200に出走していたポピュラーストックをモノサシにすれば)壇ノ浦Sのメルヴェイユドールは1:59.7程度(斤量55)。それでも愛知杯4着レーヴディソール(斤量55.5)と同タイムですから、控え目に言っても5着のシースナイプ(斤量53)と好勝負できそうです。ただ、シースナイプのほうがパワーがあるので、阪神2000には向くでしょう。


単複、○複、○馬連ワイド。



・エプソムC…というよりディープ産駒の話


全体時計も上がりも速い競馬になると、どうしてもディープ産駒の独壇場となりますねぇ。

ディープ産駒は総じて体の使い方が上手く、また出世する産駒は筋肉も発達しています。(特に前駆。普通はトモに目を向けるのがセオリーなのですが、ディープの場合はトモが勝ちすぎるとフォームが崩れる傾向があるのでイマイチ。腰高すぎるのも微妙。やはり父くらいのバランスがベストのようです)

キック力が強く、またその力を効率よく推進力に変換することができるので、末脚のトップスピード・持続力とも非常にレベルが高い。この点ではアグネスタキオンさえ敵わないと思います。スピード優先の東京・京都の中距離では、しばらくディープ産駒には逆らわない方が良さそうです。

…しかしウィリアムズが上手すぎたとはいえ、2着の方を本命にする辺りがヒキ弱すぎですね。最近回収率がヤバいことになってます(泣)


・マーメイドSの展望

牝馬限定の重賞では、かなりタフな部類に入るレース。マンハッタンカフェ・ステイゴールド産駒、ロベルト・グレイソヴリン持ちといった腹袋・スタミナ型がバンバン走ります。

ステイゴールド産駒で阪神2000に勝ち鞍あるレジェンドブルーに目が行きますが、強力なうえスピード勝ち気味なアグネスワルツが引っ張りそうなだけに、前々から押しきるのは難しそう。

というわけで、狙いはステイゴールドの半妹メルヴェイユドール。ステイゴールドに似たバネを感じさせる走法ですし、タフな展開でもしぶとく末を伸ばす、というキャラクターが活かせそうな舞台。軽ハンデ50キロも好材料で。





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●POG2012-2013指名馬

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ブログ頻出用語
■能力について

瞬発力
瞬間的に高いトップスピードを出す能力。直線の長いコースやショートスパートで問われる。

持続力
一定以上のスピードを長時間持続する能力。向正面に下り坂のあるコースやロングスパートで問われる。

スピード
全体的に速いタイムで走る能力。主に短距離・高速馬場で問われる。

スタミナ
厳しい流れでも末を維持する能力。主に中長距離・重たい馬場で問われる。



■馬体編


トモ(後駆)
推進力を生み出す主役。また、疲労が溜まりやすい部分でもある。


腹袋
腹筋を含む、馬の腹部全体のこと。腹袋(腹筋)の大きい馬、つまり普段から腹筋をよく使って走る馬は、使わない馬と比べて疲れにくくスタミナに優れる。

寝肩
肩の角度が浅く、前肢の可動域が前方に広いこと。末の持続力と関連が深い。

寝繋
角度が45°くらいの、主に前肢の繋のこと。強度・クッションのバランスが良いため、芝向きの瞬発力・長距離向きの燃費効率を期待できる。

腰高
前肢に比べて後肢が著しく長い体型のこと。常に前傾姿勢になるので静止状態からのダッシュ力に優れ、先行型の脚質になることが多い。また踏み込みが深くなるので、寝肩・寝繋との組み合わせで末の威力がアップする。


■その他

ソラを使う
野性ウマには、群れの先頭に立ったときに周囲を警戒しつつ加減して走る習性がある。競走馬においても同様で、その癖が強い(ソラを使う)馬は周囲と実力差がある場合でも千切って勝たないため、能力の底を測りにくい。

頭が高い走法
重心が上ずり後方に荷重が掛かるので、トモに大きな負担が掛かる。そのため以下3つの特徴がある。①トモがよく発達する(のに騙されてはいけない) ②トモに疲れが溜まりやすい(脚が続かない) ③坂がニガテ

手前を替えない
馬というのは、コースを一週する際に右手前・左手前という2種類の走法を交互に使い分けている。以下長くなるのでコンデュイットの記事へお願いします。

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