∴ 遅すぎたスプリント参戦

【セントウルS】

◎キンシャサノキセキ
〇エムオーウィナー
☆スピニングノアール

土曜の牝馬限定500万下の時計が1.20.7（1400m）。これをモノサシにすると、セントウルSは1分7秒台前半の決着となりそう。となると、当然持ち時計が必要となってきます。

まず疑いたくなるのがアグネスラズベリ。1200では1.8.1、1400は1.20.3という持ち時計。数字だけ見れば全然足りませんね。

この馬は繋ぎの部分がスピード決着には向かない構造で、本質的に時計の掛かる馬場でこそ力を発揮するタイプ。

洋芝の函館・札幌は正にベストの舞台だったわけで、このコース替りはマイナスと出る可能性が高いと見ます。

持ち時計のある目ぼしい馬は何頭か居ますが、中でも昨年の桂川Sを1.19.4という超抜の時計で勝ったキンシャサノキセキが目を引く。

そのレースでは2着のスピニングノアールを3馬身ちぎっており、同時期のスワンSの1.20.3を大きく上回っていることからも、その優秀さがわかります。

1400・1600だとどうしても行きたがってしまうくらい引っ掛かる馬なので、1200は恐らくベスト・ディスタンス。持ち前のスピードをフルに発揮出来れば、アッサリがあってもおかしくない！

唯一の不安は出遅れ。3回に一回くらいは遅れてしまうので、そうなると後方から差し切るのはこの馬にとっては厳しいでしょう。これを軸に手広く・・・というのは危険な賭け方。

やっぱりキンシャサを買うのなら、オール・オア・ナッシングの単勝でしょ！・・・ということで、ここは本命の単勝＋対抗の複勝＋αという変則的な買い方をしてみます。

その対抗はエムオーウィナー。ここ4走は合わない重馬場・距離・ペース・洋芝と敗因は明らか。馬体的には充分トップを張れるものを持っているし、時計的な裏づけもある。

ただ、最後の最後頭を上げてしまう悪癖があるために終いが甘くなりがち。従って勝ち切るイメージは薄いのですが、開幕週の馬場を味方に付ければ食い込みはあって良さそう。

最後にもう一頭、スピニングノアール。末脚の切れ味は一級品！人気を落としている事だし、単勝を押さえて置きます。