メイショウトウコン、強かったですねえ。勝ち時計も速かったですし、ラスト1ハロンも11秒8と止まってないんですよね。ただただ強い。お手上げ!
それにしても、メイショウトウコンってOPクラスのダート馬には珍しく458キロしか体重がないんです。エルムSには体重480キロ以下の馬は12頭中僅か4頭のみ。 そうそう、今年既に重賞を2勝しているワイルドワンダーも452キロしかない軽馬で、こちらも強烈な末脚が武器の馬。アンタレスSではメイショウトウコンにも先着してますし、ダート路線のトップクラスに立つ一頭と言っても過言ではないでしょう。 コレ、自分としては不思議な現象なんですよねえ。ダート馬って体(=筋肉)で走る部分が多いと思ってたんで、なんでこんな体重軽い馬が強いの?という疑問が湧いてきます。芝じゃあないんだから、そんなパワーない馬がここまで勝てるものなのかと。
で、調べてみました。過去のJRAダートGⅠ馬のGⅠ勝利時の体重。 確かにアロンダイトやフリートストリートダンサー、クロフネ、グルメフロンティアのような重量級も居たには居たのですが、15頭中6頭が体重480キロに満たないばかりか、そのうち3頭は450キロそこそこという結果に。 これは正直以外な結果でした。メイショウトウコンとワイルドワンダーはレアケースだった、というのを期待してたんですけども^^; 下級条件戦だけ見てれば、馬格がある馬の方が強い傾向があるっていうのは明らかなんですけどね・・・馬格がある馬は強いが、体重が軽い馬も強いという逆説的な論理が成立するのか・・・。ナゾです、ナゾ。よく分かりません。 考えてみると体重が軽いOP馬自体少ないのに、こんなに強い馬ばかりということは、体重が軽いくせにポンポンOPまで勝ち上がる馬っていうのはかなり強い可能性が高いってことが言えるでしょうか。 それと、そういうのは大抵差し馬、ってことも付け加えます。トウコンもワイルドワンダーも、過去のGⅠ馬たちも差し馬ばかりですからね。 その条件に当てはまる現役馬を探してみると・・・メイショウサライ・ワキノカイザー・ワンダースピード・サンライズレクサス・ドラゴンファイヤー。浮かび上がるのはこの辺ですが、どれもそれっぽい馬ばかりですね。 こういった馬体重と馬の性質の相関関係。調べればまだまだ出てきそうな気がしてきました。木曜の夕方までにもう一つ二つデータを引っ張って来てみる事にします。 ・・・この情熱を受験勉強に注いでいればなあ(笑) PR ∴ この記事にコメントする
● マメじゃないので・・・
厳密に調べちゃいませんが。
日本のダートでの強さを考えるなら、東京ダートで行われるG1競走では、おそらくパワー型よりスピード・・・もとい末の絶対値のある馬に実績が出るでしょう。それだけ軽い馬場なので。たとえば、メイショウトウコンやワキノカイザー、メイショウサライらの実績ですが、東京・札幌・京都によっているのでは?そして芝でもそこそこ実績をあげれる馬のはずです。こういったタイプは大井や川崎、中央では中山、新潟には出てこないのですが、G1をそれら深いダートのコースで行えば、結果は変わってくると思いますね。世界に通用するようなダート馬に近い馬が勝つようなコースは東京コースや京都コース、ただ従来の「日本一」に近いのは中山ダート強者ということになるでしょう。 http://www2.keiba.go.jp/keibaWeb/PageFlows/RaceMarkTable/RaceMarkTableController.jpf?k_babaCode=20&k_raceNo=10&k_raceDate=2006%2F12%2F29 昨年の東京大賞典の着順です^^ またワイルドワンダーが敗れたマーチSも中山です。このときの勝ち馬はヒシアトラスで550K。 人によってどういうダート馬を強いというかはそれぞれですが、JCDより、東京大賞典勝ち馬が日本的ダートでの「日本一」、いくら中央で勝とうと、このレースを勝てなければ話になりませんし、同じく岩手の「ダービーグランプリ」勝ち馬こそ、日本一の3歳ダート馬だと考えることも、あながち間違いでもないわけですよ。そういう意味で、このへんの差し馬勢がいくら頑張ろうとホームのブルーコンコルドの相手にはならんなぁ…と思いますね。 ダートに関しては、地方を優位にみてあげたいのは判官びいきなのかもしれませんが。トウケイニセイが500K、ヨシノキングも500K。アブクマポーロは480K、コンサートボーイは530K、近年ではアジュディミツオーが530K、このへんの真のダート王はいずれも馬格はありますよ。中央ではナリタハヤブサが470K、ライブリマウントが490K。むしろ450Kそこそこの地方交流で通用しない馬が勝てるようなJCDやフェブラリーSをG1と言っていいかどうかって問題だと思いますね。 ● 無題
たまさん毎度です^^
なるほど、そういう発想がありましたね・・・。 確かワイルドワンダーのプロキオンSの時には阪神コースとワンダー苦手の外枠ってのを理由として軽視したのですが、それで勝たれてたので惑わされてました。あれ?強いじゃん?って感じで^^; やっぱり相手が強くなれば、たまさんの言う様に時計の掛かるコースでは通用しなくなるんでしょうね。 それが露呈するとしたら、南部杯ですか。実は自分が初めて観たGⅠレースが南部杯なんで、結構思い入れのあるレースなんですよ。・・・出身地バレバレですね(笑) その初めて観たレースの勝ち馬がアドマイヤドン。とにかく強い勝ち方で・・・。ドンはもう例外的な馬ですね、こんな体重ないのに地方でメチャメチャ強いっていうのは。 むしろフェブラリーの方が危うい勝ち方だったり、JCDは結局勝てなかったり、という。 なんなんでしょうね? そういえば初めて競馬で大負けしたのも南部杯で、ドンがユートピアを捉えられずに馬単が紙屑になったっけ・・・。自分の馬単恐怖症と逃げ馬コンプレックスはここから始まりました(笑) トウコンとワイルドワンダー、南部杯に出てきて欲しいですね。岩手は今年が最後になるかも知れませんし・・・ 美味しい馬券、獲りたいものです^^
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