このレースで避けて通れないのがヴァーミリアン・カネヒキリの古豪2頭の取捨。 大体にしてGⅠの上位人気に7歳馬が2頭も居る時点で異常事態なわけですが、ともに調教はあまり目立たず、特にヴァーミリアンは馬体面でも毛色が薄く張りに乏しい。 カネヒキリにしても復帰後は中距離戦ばかり使われて、テンから飛ばすスピード競馬からはしばらく遠ざかっている点が引っ掛かります。武蔵野Sで前が空いていれば勝っていた…というタラレバを言っても、時計的にはエスポワールシチーにはとても及ばないわけですから参考になりません。
過去にフェブラリーSを1分34秒台の時計で勝っている馬に対してどうしてこんなことを言うかというと、往々にして怪我による長期休養を経験した馬というのはスピード持続力が落ちていることがあるんですよね。近年の例でいえばフィフティーワナーなんかがそう。スローペースになった復帰2戦目を快勝したあとはしばらく人気を背負い、裏切り続けました。 カネヒキリのGⅠ3連勝も、JCDは好騎乗と2,3着馬の不利に助けられた部分があり、東京大賞典と川崎記念はダートにしては異例の上がり勝負。「スピード競馬の対応力についての根拠」は、この3戦だけではちょっと持てません。 テンに置かれず先行できる? 差しに回った場合、末の絶対値はこのメンバーで何番目? ゴチャつきやすい内枠への不安は? 単勝2倍台で本命にするには、ちとマイナス材料が多すぎる感じ。ここは世代交代に期待を寄せたいと思います。
本命はフェラーリピサ。このところの6連続連対、マグレじゃ出来ません。特に前走は神経痛に伴う完全休養を経ての勝利でしたけど、“休み明け”がマイナス要素として最も堪えるダート短距離、しかも重賞での結果ですから凄い事。時計的にもワイルドワンダーより0.6も優秀、まさに言うこと無しです。フォトパドックで見ても無駄肉が落ち、前腕の筋が浮き上がって見えるようになりました。追い切りの動きも抜群ですし、前走以上のパフォーマンスを期待するなというのが無理なもの。 過去のダートの強豪たちの多くは5歳時に飛躍しました。3歳時の暮れあたりは身体が硬くて仕方なかったのピサも、最近は全身を使ったバネのあるフォームにモデルチェンジ。元々は芝重賞に挑戦するほど期待されていた素質馬…ダート王に就く資格は充分でしょう!
◎フェラーリピサ
netkeiba.comより PR 昨日、古い友人から「株式投資についてアドバイスが欲しい」と突然にメールが来た。 僕が経済学部に進んだ理由を以前ちょろっと話していたので頼ってきたんだろうけど、生憎こちらは株への興味をすぐに無くしていたので、株式投資の知識は一般人と大差ない。 半分適当に「まだまだ下がるから数年は様子見といたほうがいいよ」と返してからふと、株には「空売り」というワザがあったのを思い出した。 「空売り」とは、”証券の保有者から証券を借りて市場で売り、証券の返却期日前に証券を買い戻す行為”。つまり買い戻すときに株が値下がりしていると利益が出るので、相場全体が下がっているときに用いられる手法。しかし、これには株価の下落を呼びこみ暴落を助長する負の側面もあります(詳しくは省きますが)。
不当に人気が無い銘柄を狙え、人気が下がったときに買え…などなど競馬と株式投資には似通った部分が多いけれど、「空売り」のようなえげつない馬券は競馬には無い。 競馬も株式投資もバクチみたいなもんですが、自分の利益のために世間を翻弄しようが知らん顔をしている投資家よりは、JRAの囲ったサークル内で全てを完結させてる競馬ファンのがよっぽど善良だよなぁ…なんてことを考えました。 あれ、なんでこんな話に時間かけちゃったんだろ?( ̄▽ ̄;) 京都記念の予想を練る時間が…
GⅠ組 対 別路線組 って構図なんでしょうけど、案外後者にもそこそこメンツが揃ってる感じ。 データによると、東京マイルは長い直線からくるイメージとは裏腹に先行有利…というのは知ってましたが、意外なのがやや重・重になると今度は差し・追い込みが台頭してくる傾向も。 そういえば東京新聞杯も追い込み決着でしたね…。これは当日にならなければ決められないかも。
とりあえずやや重・重ならこんな感じ。 ◎ミクロコスモス ミクロコスモスは頭が高い走法で繋も起っているので重は得意だと思います。
良馬場なら ◎パールシャドウ …できればこっちで買いたいんですが、明日の馬場次第で決めます。
少頭数は予想がラクなので好き。 リーチザクラウンは折り合いに専念、といってもスピードの違いでハナに行っちゃうんでしょうね。テンと中盤は平均・上がりは速いみたいなレースと睨んでおきますか。
ダノンカモン 巨漢のシンボリクリスエス産駒。ドスローの上がり勝負でしか実績が無く、ハイペースにどれだけ耐えられるかの一つの指標となる芝1400の前走で惨敗。シンクリ産駒で切れ味特化型っていうのも珍しいっすね。まだ引き出しがあるのか?ちなみに母系はダート馬ばかり。
リクエストソング 骨太で筋肉質だし、坂路調教でもしっかり地面を掴みながらブレの無いフォームで走るところからはダート馬っぽさを感じたんですが、兄がミリオンディスク、近親にワイドサファイアと聞いて納得。起ち肩というところまでよく似てます。 こういう馬は一般的に切れ味不足が心配されるんですが、この馬の場合は切れ味を既に示していて持続力は謎、と。元々がダート寄りの馬体だけに評価が難しいところですけど、これだけ安定感のあるフォームで走れるなら持続力も結構良いはず。あとは後藤がリーチザクラウンと真っ向勝負!なんて考えなければ大崩は無さそう(笑)
キタサンガイセン 頭が高めの姿勢で走っているように、とにかくトモが甘く成長途上。ハイペースを差し切った前走はなかなか評価できますけど、馬体だけで見ると一枚落ちます。
アルテマイスター 1200が合ってないようには見えないし、それだけに前走の惨敗はいただけません。苦戦必至
ハイローラー トモの容量があるしバランスも良い好馬体。繋などはやはりダート寄りの硬さがありますが、荒れ馬場ならまずまず誤魔化せるはず。しかし差し脚質なのに切れる脚が無いのはかなり痛い。
リーチザクラウン 長躯短背、寝肩、45度の繋、スラっと長い手足・頸。とにかく良い馬です。暴走と言えるハイペースで逃げながら2着確保の前走で底力は確認できましたし、上がりは元々切れる。唯一の弱点である気性面はユタカ様がカバーしちゃうんでしょう、どうせねぇ。
スズノハミルトン そこそこ持続力はあるものの、いかんせん骨太で鈍足。騎手の好プレーが不可欠ですが複穴なら
ベストメンバー マンハッタンカフェ産駒は普通トモの緩さ・甘さが弱点なんですけど、この馬はトモが分厚いし坂路でもめちゃくちゃ動く。寝肩で背中も短く、マンハッタンカフェ産駒の他の良い面はきちんと受け継いでいるわけですから、これはかなりの好素材と言えますね。インコースはかなり荒れているので大外枠も絶好。
◎リーチザクラウン
馬連・ワイド一点勝負!
過去の傾向を見た感じでは、底力に優れた差し馬が上位に来る感じ。 ならば素直にフローテーションとベンチャーナインの2頭を。前者は最近引っ掛かるようになったことと短期放牧明け、後者は皮膚が厚くなってきている点が気掛かりですが、ま~どちらも左回りに替わるのも良いし大丈夫でしょう。 ノリが前に行けば中盤緩むことが考えられるので、展開向くベンチャーナインに◎。
netkeiba.comより
9:50 追記
冷静に考えたら、ノリが先行 ⇒ テン緩い ⇒ 追い込み不利ですよね… ◎フローテーションに替えます
ダイワスカーレット屈腱炎、アサカディフィート引退など色々ありましたが、僕はまだプロスアンドコンズ惨敗のショックを微妙に引きずってます… 一応レース後のコメントではイレ込みが原因と言っていたみたいですけど、兄貴のダイシンサーベルに気性が似てしまったのかと考えるとがっくり来ますわ。ダート短距離走ってるような兄並に折り合いが難しいようでは、ダービーがどうのこうのなんて言えないよなあ…馬体的には距離延びた方がいいように思えるだけに、もどかしいというか何というか。。。 まぁまだ見限りませんけどね!
【大宰府特別】 ◎ナリタトルネード 最近はテンがめちゃくちゃ速いか、超ロングスパートを強いられるかという厳しいレースばかり。大外枠から2ハロン目10秒台のハイペースで逃げながらもそんなに負けてない豊明特別(1着チョウサンデイ2着ブラボーデイジー)は優秀な内容。3歳春の頃もかなりいいレースをしてます。 2番手で折り合う競馬を覚えた今なら大敗することは無さそうだし、1800の高速馬場という条件はベスト。このメンバーなら勝ち負けまで
斤量の影響は「1kg1馬身、長距離では1kg2馬身」なんてよくいいますが、データ的にはそれは全くのウソ。 2400m以上のハンデ重賞の場合はハンデが57.5~59.0キロが最も成績が良く、勝率18%・複勝率40%、単回収率は80%。対して1200以下は51.5~53.0キロが最も好成績で、単回収率はおどろきの300%越え。逆に57.5~59.0キロだと単回収率はなんと11%!勝率はたったの6%です。長距離とはえらい違いますね。短距離は斤量命!ってくらいのスタンスで丁度いいみたいです。 となると前走から斤量が2キロも増えるウエスタンダンサーは牝馬で56キロ、牡馬換算で58.0キロなわけですから、このデータ的には単勝を買う価値が全くない、ということに(笑) 近走のデキの良さは認めますが押さえまでの評価にしておきます。 本命は54キロのモルトグランデ。ソラ使いのため1600万クラスを卒業するのに時間を要しましたが、逆に考えれば昇級即通用の可能性も普通より高め。ソラ使いは惨敗するまで狙え、です。追える藤田騎手なら突き抜けまで!
◎モルトグランデ
若駒戦の東京1800は中盤緩んでの上がり3ハロン勝負になりやすく、先行しつつ高速上がりを使える馬が最も勝利に近いコース。 人気のトーセンジョーダンは今まで34秒台の脚を使ったことは一度もありませんが、東京で中盤緩めばどうか?という判断は難しいところ。ジャンポケ産駒特有の起ち肩・掻き込むフットワークや、短い首・がに股気味の走法はトップスピードが求められる場面においてはマイナス要因であるものの、切れ者ダークメッセージの弟という血統背景・兄に良く似た堅めの繋・兄以上の容量があるトモからは、34秒前半くらいなら先行しても使える…と判断するのが妥当でしょうね。かなり勝利に近い馬の一頭です。 がしかし、だがしかし。トーセンの1着が濃いと分かってはいるものの、僕は敢えてプロスアンドコンズを本命にしたい。 長躯短背、寝肩、理想的な角度と長さ繋、スラリと長い頸とそれを上手く活かしたリズム感の良い走法は、どこからどう見ても一流馬のそれ。数少ない欠点が右後肢飛節の弱さからくる左手前下手ですが、左回りの今回なら直線で右手前を使えるので前走・前々走あたりとは一味違った伸びを見せるはず。右回り下手はまだバレてないでしょうから、馬券的な妙味があるのは今回が最初で最後!多少の展開不利も跳ね返せないようではダービーがどうのこうのなんて言えなくなっちゃうし、鮮やかな差し切りを期待してます。
◎プロスアンドコンズ
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