まずは先週と同じようにコース形態の確認からいきましょう。 ①スタート後すぐに坂を登り、Rのきつい1~2コーナーがあるのでテンの時計は出ない ②残り1000から下り坂が入り、残り200で上り坂。中盤からじりじりと脚を使って、最後は我慢比べになりやすい 大きく分けてこのような特徴があります。 展望で挙げた「脚を溜めての瞬発力が武器」のサクセスブロッケン、「瞬発力はイマイチ」のエスポワールシチー。どちらに向くコースかというと、断然後者。 サクセスブロッケンは切り、エスポワールシチーは拾う。とりあえずここまではすんなり決まりました。 …が。ここから先がいくら考えてもワケわからん。 Q.展開は? 腰高外国馬ティズウェイを先行に数えると、10頭くらいは番手に付きそうなメンバー。かといって絶対に速くなるかというとそうでもなく、騎手もハイペースに巻き込まれたくないのだから枠やテンの速さの序列で、隊列は収まるところに収まる可能性も。でもアメリカ馬の早目仕掛けはJCDではよくある光景だし、少なくとも終始スローということはなさそうだが… Q.エスポワールシチーは? 最内で選択肢は狭まりそうだけど、基 本的に逃げでも番手でも差しでも何でも出来る自在脚質。それよりも気になるのはここのところの馬体増で、写真を見ると…少し重いかも。ちなみに阪神ダート は内枠不利の定説がありますが、データ的にはその通り。6番から内はすべての馬番で単勝回収率70%を切ります(それぞれのサンプル数は400弱くらい) Q.血統は? 阪神ダート1800といえば、言わずと知れたブライアンズタイムコース。産駒はサンプル数200で単勝回収率130%超え。しかしBMSとしては、サンプル数90で単勝回収率29%…。母父BTのエスポワールシチーには不安な材料かも。 …うーん、エスポワールシチーも信頼しきれなくなってきた。 こうなったら奥の手、決め打ちに頼るほかない(いつものことですが;) ①テン3Fは普通~やや速い ②中盤はティズウェイがアメリカ流に早目に仕掛ける ③先行馬はほぼ壊滅。残るのはエスポワールシチーだけで、ハイペース耐性高いワンダーアキュートすら潰れる展開を想定。 ④あとは全部差し馬 よって、 ◎ダイショウジェット ◯ヴァーミリアン ▲エスポワールシチー △シルクメビウス △ラヴェリータ これしかない。 ダイショウジェット、オッズはずいぶん軽く見られてますが案外強い。前が全然開かなかった武蔵野Sでしっかり2着確保というだけで評価できるし(去年のカネヒキリはこのパターンで負けたのだ)、マーチSではエスポワールシチーと差のないところまで詰めている。マーチSはロングスパートながらもテンは緩い競馬だったので、それよりも後方に向く展開に決め打てば「エスポワールシチーを逆転」することも決して無理な想定ではない(560キロクラスの巨漢だけに、斤量が増える影響も小さいでしょう)。 1400で2勝している点も見逃せません。ハイペース競馬では短距離向きのスピードが活きるし、そもそも胴長脚長の体型からすると、短距離は「こなす」程度では…? ハイペースの中距離、この馬は久しく走ってない条件ですね。能力開花に期待します。 PR
マキハタサイボーグ・エアジパングという、他コースではほとんど通用していなかった馬が勝ち負けする特殊コース・中山3600。ここで勝ち負けしても春天では全然ダメだった・むしろ負け組が走ったという例が実際に多いように、京都長距離とのリンク度は低いレース。それだけでもフォゲッタブルを嫌う材料になりますが、他にも理由があります。 以下、菊花賞の予想記事より。 フォゲッタブルは(ダンスインザダーク産駒に多いんですが)もともと腰が甘い馬で、坂コース・荒れ馬場を苦手としていました。春のすみれステークスでは坂 で失速し内の馬に一時差されたのを、坂を上りきってから差し返しています。また夏の小倉では3角の馬場が荒れているところに差し掛かってから急に手応えが 怪しくなり、「まだ腰が甘いですね。3コーナーで手応えが怪しくなってしまいました。もっと丈夫にしないといけませんね」 と池江センセイ(ラジオNIKKEIより)。 未完成だった馬だけに、夏を越しての成長は顕著。上がり11.8 - 11.5 - 11.8で苦手の切れ味勝負になった阿賀野川特別こそ落としましたが、セントライト記念では坂で失速しながらも3着に滑り込むことに成功。そして要注目な のが全馬の手が動いていた4コーナーでただ一頭、フォゲッタブルだけが持ったままだったこと。 腰が甘い馬にとってはベストコースの京都(直線平坦、坂の下りからのロングスパートで瞬発力不用)に替わり、「手応えの良さ」が活きるスタミナ比べの長丁場。能力開花にはこの上ない舞台です。 _________________________ …はい。 開幕週とはいえ、洋芝メインの冬馬場と昨日の雨。3度の中山急坂超え。菊花賞はフォゲッタブルにとってベストコースということで本命にしましたが、状況暗転の今回は単勝2倍そこそこで強気になれる材料は皆無。ここまでオッズが被っているのなら、他馬の単勝多点買いに妙味アリでしょう。 本命はハギノジョイフル。以前から言ってることの繰り返しになりますが、先行してアーネストリーを千切り捨てた松籟ステークスが好内容。決して目黒記念の3着はマグレではないです。 タニノギムレット×ジェイドロバリーという血統とは裏腹に、全4勝中3勝が2400m以上でのものというステイヤー。京都大賞典ではモンテクリスエスに0.1しか負けてないし、トウカイトリック・エアジパングに先着歴もある。アルゼンチン共和国の大敗は展開不向きだっただけで、スタミナ「だけ」しか問われない中山3600ならタメ張れます。 …それと、マキハタサイボーグ・エアジパング・ホットシークレットと、このレースとなぜか相性の良い「セン馬」というオカルトもあったり(苦笑) 以下、日経賞3着を評価してモンテクリスエス・昨年の覇者エアジパング。 ◎ハギノジョイフル 〇モンテクリスエス ▲エアジパング 鳴尾記念は馬場の様子をみてから追記します。 追記 ドスロー決め打ちでハイアーゲーム・マルカシェンクの単2点。
09フェブラリーS(やや重)
12.7 - 10.5 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.3 - 12.1 - 12.4 09ユニコーンS(不良) 12.4 - 10.5 - 11.4 - 12.2 - 12.8 - 12.2 - 11.9 - 12.1 09武蔵野S 12.4 - 10.7 - 11.5 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.6 この3レースは同じ東京D1600で行われましたが、それぞれ趣の異なるラップタイムになっています。 まず09フェブラリーS。後半3Fのラップに注目したとき、他の2レースは後ろから2ハロン目が最も速くなっているのに対し、こちらは後ろから3ハロン目と早いタイミングでのスパート。11.3という数字も目を引きますね。全体の上がり3Fは3レース中最速です。 ユニコーンSは不良馬場ながらも12.8と道中で大きく緩んでいること、その割に後半に速いラップが無いことがフェブラリーSとの比較で浮かんできます。 武蔵野Sのテン3Fは馬場を考慮するとけっこう速く、上記2レースと比べてラップの凹凸が少ない・終いに加速するところがほとんど無い持続戦。 以上ラップで見えることを瞬発力に引き付けてまとめると、 ①フェブラリーSは早めスパートで、それでいて瞬発力も求められた ②ユニコーンSの勝ち馬は瞬発力がかなり足りない? ③武蔵野Sは瞬発力不用の持続戦 …おおざっぱですけど大体こんなところでしょう。 さて、ここで瞬発力必要・不要に分かれたそれぞれのレースの性格、そして昨年のJCDのラップタイムを比較したときに、サクセスブロッケンの適性について一つの仮説が成り立ちます。 まずサクセスブロッケンがダートで馬券圏内を外したときのラップがこちら。 08JCD 12.4 - 11.2 - 13.1 - 11.7 - 11.8 - 12.4 - 12.0 - 12.1 - 12.5 09武蔵野S 12.4 - 10.7 - 11.5 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.6 次にGⅠ勝ち時のラップ。 08ジャパンダートダービー(不良) 12.1 - 11.3 - 12.7 - 13.3 - 12.8 - 12.6 - 13.0 - 12.9 - 11.5 - 12.3 09フェブラリーS(やや重) 12.7 - 10.5 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.3 - 12.1 - 12.4 …それぞれ似通った特徴がありますよね。 ①地方の深いダートは苦手(有名ですね) で、 ②地方で唯一の勝利は、フェブラリーSと同じく軽い馬場での瞬発力勝負。 ③中央で馬券圏内から外れたのは2回だけ で、 ④その2回とも終い3ハロンに11秒台が入らない、良馬場の持続力勝負。 つまりサクセスブロッケンって、11秒台の瞬発力が求められる軽いスピードレースでしか結果を残せない馬に見えるんですよ。 いっぽう、サクセスブロッケンと対照的なのがエスポワールシチー。 09平安S(やや重) 12.3 - 11.2 - 12.4 - 12.8 - 13.0 - 12.7 - 12.5 - 11.7 - 11.8 09フェブラリーS(やや重) 12.7 - 10.5 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.3 - 12.1 - 12.4 スローからの徹底した瞬発力勝負になった平安Sで2着、フェブラリーSで4着。ダートでの敗戦はこの2回だけなので、11秒台の瞬発力が求められると分が悪いことが窺えます。 …これ以上のことは週末の予想記事に譲りますが、適性が両極端のエスポワールシチー・サクセスブロッケンは、どちらかが来たらどちらかが飛び…という関係になりそうです。
「リーチザクラウンがどんなペースで逃げるのか?」ということが、JCを予想する上で大きなキーポイントとなるわけですが、自分は“やや速い”くらいを想定しています。 その根拠となるのが、東京2400と阪神2400のコース形態の違いです。 東京 阪神 (JRAホームページより) 09神戸新聞杯では、リーチザクラウンは1000m60.3のペ-スで逃げました。 その阪神コースはスタート直後に上り坂があり、次いでRのきつい1~2コーナー。下り坂は残り600までほぼ存在せず、ペースを落としやすいコース形態になってます。 いっぽう東京2400は1~2コーナーの角度は阪神のそれに比べて緩いし、1コーナー途中から向正面にかけて700mほど下り坂が続く。そこでやっと上りが入りますが、直後に300mほどの下りがまた入ります。 阪神2400に比べてペースを緩ませられるポイントが少ない(それどころか加速ポイントが多い)東京2400。リーチザクラウンのあの気性を考えると、神戸新聞杯の60.3よりも速いペースの逃げになる可能性は高そうです。 展望で挙げたとおり、手前を替えずにGⅠを勝てるほどの持続力を持つサウスポー・コンデュイット。寝肩・ベタヅメ(繋は不明)・腰高と、先日故障した2歳馬リディルに似て先行力・終いの脚を兼ね備えた体型。ハイペースなら日本に敵は無しというところを見せ付けて欲しいものです。 対抗にハイペース向きで、ルメールマジックを期待のウオッカ。以下デキ上向きの実力馬アサクサキングス・エイシンデピュティに、外国馬からもう一頭インターパテイションまで。 ◎コンデュイット 〇ウオッカ ▲アサクサキングス △エイシンデピュティ △インターパテイション 余談ですが、軽く検索したら「コンデュイットが手前を替えずにキングジョージを勝った」と書いてるのは、自分とこ以外にどこにも無いんですけど…新聞はweb記事しか調べてないけども。かん口令でも敷かれてるんでしょうか?^^;
スプリンターズS(中山1200)と京阪杯(京都1200)の違いは、前後半のラップバランスに集約されます。 スタート直後から下りが続きゴール前に急坂がある中山1200は、極端な 終い3F>テン3F というラップが刻まれやすいタフなコース。 09スプリンターズS 32.9-34.6 一方で京都1200の場合はスタート直後に上り坂があり、最後の直線は平坦のため 終い3F<テン3F というスプリント戦にしては異質な「後半の方が速い」ラップになりやすい、まあラクなコース。 08京阪杯 34.2-33.9 この両極端な性質の違いは血統的な傾向にも現れており、例えばSS系(瞬発型)は中山1200では全く走らず(スズカフェニックス・ファイングレイン・アルティマトゥーレなど)、非SS系は京都1200で人気を裏切ることが多い(ビービーガルダンなど)。 今年の短距離重賞で、最も京阪杯に繋がりそうなレースになったのがセントウルS。 09セントウルS 33.8-34.0 前後半のラップ差が小さい、比較的ラクな展開になったこのレースで0.4の大差で勝ったのがアルティマトゥーレ。タフなレースになったスプリンターズSでは通用しませんでしたが、ラクな展開での強さは驚異的。父はSS系フジキセキで血統的な傾向にも合致します。調教軽いのは毎度のことだし、ここは巻き返すのが自然でしょう。一番人気なので絞った狙いで単勝・馬連。 ◎アルティマトゥーレ 〇エイシンタイガー netkeiba.comより
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