忍者ブログ
ラップで顕在的適性を、馬体・血統で潜在的適性を測るブログ。
ADMIN | WRITE| RESPONSE
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

にほんブログ村 トラコミュ 第10回 ジャパンカップダート(GI)へ
第10回 ジャパンカップダート(GI)




まずは先週と同じようにコース形態の確認からいきましょう。


hanshin_course.jpg







zu3.gif






①スタート後すぐに坂を登り、Rのきつい1~2コーナーがあるのでテンの時計は出ない
②残り1000から下り坂が入り、残り200で上り坂。中盤からじりじりと脚を使って、最後は我慢比べになりやすい

大きく分けてこのような特徴があります。


展望で挙げた「脚を溜めての瞬発力が武器」のサクセスブロッケン、「瞬発力はイマイチ」のエスポワールシチー。どちらに向くコースかというと、断然後者。

サクセスブロッケンは切り、エスポワールシチーは拾う。とりあえずここまではすんなり決まりました。


…が。ここから先がいくら考えてもワケわからん。



Q.展開は?

腰高外国馬ティズウェイを先行に数えると、10頭くらいは番手に付きそうなメンバー。かといって絶対に速くなるかというとそうでもなく、騎手もハイペースに巻き込まれたくないのだから枠やテンの速さの序列で、隊列は収まるところに収まる可能性も。でもアメリカ馬の早目仕掛けはJCDではよくある光景だし、少なくとも終始スローということはなさそうだが…


Q.エスポワールシチーは?

最内で選択肢は狭まりそうだけど、基 本的に逃げでも番手でも差しでも何でも出来る自在脚質。それよりも気になるのはここのところの馬体増で、写真を見ると…少し重いかも。ちなみに阪神ダート は内枠不利の定説がありますが、データ的にはその通り。6番から内はすべての馬番で単勝回収率70%を切ります(それぞれのサンプル数は400弱くらい)


Q.血統は?

阪神ダート1800といえば、言わずと知れたブライアンズタイムコース。産駒はサンプル数200で単勝回収率130%超え。しかしBMSとしては、サンプル数90で単勝回収率29%…。母父BTのエスポワールシチーには不安な材料かも。



…うーん、エスポワールシチーも信頼しきれなくなってきた。



こうなったら奥の手、決め打ちに頼るほかない(いつものことですが;)


①テン3Fは普通~やや速い
②中盤はティズウェイがアメリカ流に早目に仕掛ける
③先行馬はほぼ壊滅。残るのはエスポワールシチーだけで、ハイペース耐性高いワンダーアキュートすら潰れる展開を想定。
④あとは全部差し馬


よって、

ダイショウジェット
◯ヴァーミリアン
▲エスポワールシチー
△シルクメビウス
△ラヴェリータ


これしかない。


ダイショウジェット、オッズはずいぶん軽く見られてますが案外強い。前が全然開かなかった武蔵野Sでしっかり2着確保というだけで評価できるし(去年のカネヒキリはこのパターンで負けたのだ)、マーチSではエスポワールシチーと差のないところまで詰めている。マーチSはロングスパートながらもテンは緩い競馬だったので、それよりも後方に向く展開に決め打てば「エスポワールシチーを逆転」することも決して無理な想定ではない(560キロクラスの巨漢だけに、斤量が増える影響も小さいでしょう)。

1400で2勝している点も見逃せません。ハイペース競馬では短距離向きのスピードが活きるし、そもそも胴長脚長の体型からすると、短距離は「こなす」程度では…?

ハイペースの中距離、この馬は久しく走ってない条件ですね。能力開花に期待します。


PR
にほんブログ村 トラコミュ 第43回 ステイヤーズステークス(GII)へ
第43回 ステイヤーズステークス(GII)



マキハタサイボーグ・エアジパングという、他コースではほとんど通用していなかった馬が勝ち負けする特殊コース・中山3600。ここで勝ち負けしても春天では全然ダメだった・むしろ負け組が走ったという例が実際に多いように、京都長距離とのリンク度は低いレース。それだけでもフォゲッタブルを嫌う材料になりますが、他にも理由があります。


以下、菊花賞の予想記事より。

フォゲッタブルは(ダンスインザダーク産駒に多いんですが)もともと腰が甘い馬で、坂コース・荒れ馬場を苦手としていました。春のすみれステークスでは坂 で失速し内の馬に一時差されたのを、坂を上りきってから差し返しています。また夏の小倉では3角の馬場が荒れているところに差し掛かってから急に手応えが 怪しくなり、「まだ腰が甘いですね。3コーナーで手応えが怪しくなってしまいました。もっと丈夫にしないといけませんね」 と池江センセイ(ラジオNIKKEIより)。

未完成だった馬だけに、夏を越しての成長は顕著。上がり11.8 - 11.5 - 11.8で苦手の切れ味勝負になった阿賀野川特別こそ落としましたが、セントライト記念では坂で失速しながらも3着に滑り込むことに成功。そして要注目な のが全馬の手が動いていた4コーナーでただ一頭、フォゲッタブルだけが持ったままだったこと

腰が甘い馬にとってはベストコースの京都(直線平坦、坂の下りからのロングスパートで瞬発力不用)に替わり、「手応えの良さ」が活きるスタミナ比べの長丁場。能力開花にはこの上ない舞台です。

_________________________



…はい。

開幕週とはいえ、洋芝メインの冬馬場と昨日の雨。3度の中山急坂超え。菊花賞はフォゲッタブルにとってベストコースということで本命にしましたが、状況暗転の今回は単勝2倍そこそこで強気になれる材料は皆無。ここまでオッズが被っているのなら、他馬の単勝多点買いに妙味アリでしょう。


本命はハギノジョイフル。以前から言ってることの繰り返しになりますが、先行してアーネストリーを千切り捨てた松籟ステークスが好内容。決して目黒記念の3着はマグレではないです。

タニノギムレット×ジェイドロバリーという血統とは裏腹に、全4勝中3勝が2400m以上でのものというステイヤー。京都大賞典ではモンテクリスエスに0.1しか負けてないし、トウカイトリック・エアジパングに先着歴もある。アルゼンチン共和国の大敗は展開不向きだっただけで、スタミナ「だけ」しか問われない中山3600ならタメ張れます。

…それと、マキハタサイボーグ・エアジパング・ホットシークレットと、このレースとなぜか相性の良い「セン馬」というオカルトもあったり(苦笑)

以下、日経賞3着を評価してモンテクリスエス・昨年の覇者エアジパング。


ハギノジョイフル
〇モンテクリスエス
▲エアジパング

162cf07f.jpg










鳴尾記念は馬場の様子をみてから追記します。



追記

ドスロー決め打ちでハイアーゲーム・マルカシェンクの単2点。


09フェブラリーS(やや重)
12.7 - 10.5 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.3 - 12.1 - 12.4

09ユニコーンS(不良)
12.4 - 10.5 - 11.4 - 12.2 - 12.8 - 12.2 - 11.9 - 12.1

09武蔵野S
12.4 - 10.7 - 11.5 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.6



この3レースは同じ東京D1600で行われましたが、それぞれ趣の異なるラップタイムになっています。

まず09フェブラリーS。後半3Fのラップに注目したとき、他の2レースは後ろから2ハロン目が最も速くなっているのに対し、こちらは後ろから3ハロン目と早いタイミングでのスパート11.3という数字も目を引きますね。全体の上がり3Fは3レース中最速です。

ユニコーンSは不良馬場ながらも12.8と道中で大きく緩んでいること、その割に後半に速いラップが無いことがフェブラリーSとの比較で浮かんできます。

武蔵野Sのテン3Fは馬場を考慮するとけっこう速く、上記2レースと比べてラップの凹凸が少ない・終いに加速するところがほとんど無い持続戦。


以上ラップで見えることを瞬発力に引き付けてまとめると、

①フェブラリーSは早めスパートで、それでいて瞬発力も求められた
②ユニコーンSの勝ち馬は瞬発力がかなり足りない?
③武蔵野Sは瞬発力不用の持続戦

…おおざっぱですけど大体こんなところでしょう。


さて、ここで瞬発力必要・不要に分かれたそれぞれのレースの性格、そして昨年のJCDのラップタイムを比較したときに、サクセスブロッケンの適性について一つの仮説が成り立ちます。


まずサクセスブロッケンがダートで馬券圏内を外したときのラップがこちら。

08JCD
12.4 - 11.2 - 13.1 - 11.7 - 11.8 - 12.4 - 12.0 - 12.1 - 12.5

09武蔵野S
12.4 - 10.7 - 11.5 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.6


次にGⅠ勝ち時のラップ。

08ジャパンダートダービー(不良)
12.1 - 11.3 - 12.7 - 13.3 - 12.8 - 12.6 - 13.0 - 12.9  - 11.5 - 12.3

09フェブラリーS(やや重)
12.7 - 10.5 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.3 - 12.1 - 12.4


…それぞれ似通った特徴がありますよね。

①地方の深いダートは苦手(有名ですね) で、
②地方で唯一の勝利は、フェブラリーSと同じく軽い馬場での瞬発力勝負。
③中央で馬券圏内から外れたのは2回だけ で、
④その2回とも終い3ハロンに11秒台が入らない、良馬場の持続力勝負。

つまりサクセスブロッケンって、11秒台の瞬発力が求められる軽いスピードレースでしか結果を残せない馬に見えるんですよ。




いっぽう、サクセスブロッケンと対照的なのがエスポワールシチー

09平安S(やや重)
12.3 - 11.2 - 12.4 - 12.8 - 13.0 - 12.7 - 12.5 - 11.7 - 11.8

09フェブラリーS(やや重)
12.7 - 10.5 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.3 - 12.1 - 12.4


スローからの徹底した瞬発力勝負になった平安Sで2着、フェブラリーSで4着。ダートでの敗戦はこの2回だけなので、11秒台の瞬発力が求められると分が悪いことが窺えます。


…これ以上のことは週末の予想記事に譲りますが、適性が両極端のエスポワールシチー・サクセスブロッケンは、どちらかが来たらどちらかが飛び…という関係になりそうです。


にほんブログ村 トラコミュ 第29回ジャパンカップ(GI)へ
第29回ジャパンカップ(GI)



「リーチザクラウンがどんなペースで逃げるのか?」ということが、JCを予想する上で大きなキーポイントとなるわけですが、自分は“やや速い”くらいを想定しています。

その根拠となるのが、東京2400と阪神2400のコース形態の違いです。


東京
tokyo_course.jpg







阪神
hanshin_course.jpg






(JRAホームページより)



09神戸新聞杯では、リーチザクラウンは1000m60.3のペ-スで逃げました。

その阪神コースはスタート直後に上り坂があり、次いでRのきつい1~2コーナー。下り坂は残り600までほぼ存在せず、ペースを落としやすいコース形態になってます。

いっぽう東京2400は1~2コーナーの角度は阪神のそれに比べて緩いし、1コーナー途中から向正面にかけて700mほど下り坂が続く。そこでやっと上りが入りますが、直後に300mほどの下りがまた入ります。


阪神2400に比べてペースを緩ませられるポイントが少ない(それどころか加速ポイントが多い)東京2400。リーチザクラウンのあの気性を考えると、神戸新聞杯の60.3よりも速いペースの逃げになる可能性は高そうです。


展望で挙げたとおり、手前を替えずにGⅠを勝てるほどの持続力を持つサウスポー・コンデュイット。寝肩・ベタヅメ(繋は不明)・腰高と、先日故障した2歳馬リディルに似て先行力・終いの脚を兼ね備えた体型。ハイペースなら日本に敵は無しというところを見せ付けて欲しいものです。

対抗にハイペース向きで、ルメールマジックを期待のウオッカ。以下デキ上向きの実力馬アサクサキングス・エイシンデピュティに、外国馬からもう一頭インターパテイションまで。


コンデュイット
〇ウオッカ
▲アサクサキングス
△エイシンデピュティ
△インターパテイション

conduit-and-tartan-bearer.jpg









余談ですが、軽く検索したら「コンデュイットが手前を替えずにキングジョージを勝った」と書いてるのは、自分とこ以外にどこにも無いんですけど…新聞はweb記事しか調べてないけども。かん口令でも敷かれてるんでしょうか?^^;


にほんブログ村 トラコミュ 第54回 京阪杯(GIII)へ
第54回 京阪杯(GIII)



スプリンターズS(中山1200)と京阪杯(京都1200)の違いは、前後半のラップバランスに集約されます。


スタート直後から下りが続きゴール前に急坂がある中山1200は、極端な 終い3F>テン3F というラップが刻まれやすいタフなコース。

09スプリンターズS 32.9-34.6

一方で京都1200の場合はスタート直後に上り坂があり、最後の直線は平坦のため 終い3F<テン3F というスプリント戦にしては異質な「後半の方が速い」ラップになりやすい、まあラクなコース。

08京阪杯 34.2-33.9


この両極端な性質の違いは血統的な傾向にも現れており、例えばSS系(瞬発型)は中山1200では全く走らず(スズカフェニックス・ファイングレイン・アルティマトゥーレなど)、非SS系は京都1200で人気を裏切ることが多い(ビービーガルダンなど)。


今年の短距離重賞で、最も京阪杯に繋がりそうなレースになったのがセントウルS。

09セントウルS 33.8-34.0

前後半のラップ差が小さい、比較的ラクな展開になったこのレースで0.4の大差で勝ったのがアルティマトゥーレ。タフなレースになったスプリンターズSでは通用しませんでしたが、ラクな展開での強さは驚異的。父はSS系フジキセキで血統的な傾向にも合致します。調教軽いのは毎度のことだし、ここは巻き返すのが自然でしょう。一番人気なので絞った狙いで単勝・馬連。


アルティマトゥーレ
〇エイシンタイガー

32a6ebd6.jpg







netkeiba.comより



ブログ内検索
プロフィール
HN:
Apollo
性別:
男性
趣味:
馬を観ること
自己紹介:
●予想のしかた
馬体、血統、ラップ予想をリンク。3つの手法それぞれの強みを活かします。

●使う券種
三連単以外は全て使いますが、一番好きな馬券は“人気薄の単勝”です。

●POG2012-2013指名馬

ラウンドワールド
サトノノブレス
タガノラルフ
ポップジェムズ
ネオウィズダム
アルバタックス
スペクトロライト
ファイアマーシャル
ラストグルーヴ
ディオジェーヌ




にほんブログ村 競馬ブログ 馬体・パドック理論へ
にほんブログ村
息抜きに・・・

Click to Play Stay The Distance
上キー・・・加速
下キー・・・減速
左右キー・・・移動
スペース・・・ジャンプ
コントロールキー・・・ムチ

右下のplayを押してから馬を選んでraceを押してスタート!飛ばし過ぎるとバテます。
コメントあざっす!
[11/10 erertyScota]
[11/02 SquiltDut]
[10/28 abesytahZoosy]
[09/11 buying steroids online]
[07/09 buy anabolic steroids]
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
忍者ブログ | [PR]
最新記事
ブログ頻出用語
■能力について

瞬発力
瞬間的に高いトップスピードを出す能力。直線の長いコースやショートスパートで問われる。

持続力
一定以上のスピードを長時間持続する能力。向正面に下り坂のあるコースやロングスパートで問われる。

スピード
全体的に速いタイムで走る能力。主に短距離・高速馬場で問われる。

スタミナ
厳しい流れでも末を維持する能力。主に中長距離・重たい馬場で問われる。



■馬体編


トモ(後駆)
推進力を生み出す主役。また、疲労が溜まりやすい部分でもある。


腹袋
腹筋を含む、馬の腹部全体のこと。腹袋(腹筋)の大きい馬、つまり普段から腹筋をよく使って走る馬は、使わない馬と比べて疲れにくくスタミナに優れる。

寝肩
肩の角度が浅く、前肢の可動域が前方に広いこと。末の持続力と関連が深い。

寝繋
角度が45°くらいの、主に前肢の繋のこと。強度・クッションのバランスが良いため、芝向きの瞬発力・長距離向きの燃費効率を期待できる。

腰高
前肢に比べて後肢が著しく長い体型のこと。常に前傾姿勢になるので静止状態からのダッシュ力に優れ、先行型の脚質になることが多い。また踏み込みが深くなるので、寝肩・寝繋との組み合わせで末の威力がアップする。


■その他

ソラを使う
野性ウマには、群れの先頭に立ったときに周囲を警戒しつつ加減して走る習性がある。競走馬においても同様で、その癖が強い(ソラを使う)馬は周囲と実力差がある場合でも千切って勝たないため、能力の底を測りにくい。

頭が高い走法
重心が上ずり後方に荷重が掛かるので、トモに大きな負担が掛かる。そのため以下3つの特徴がある。①トモがよく発達する(のに騙されてはいけない) ②トモに疲れが溜まりやすい(脚が続かない) ③坂がニガテ

手前を替えない
馬というのは、コースを一週する際に右手前・左手前という2種類の走法を交互に使い分けている。以下長くなるのでコンデュイットの記事へお願いします。

バーコード
アクセス解析