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ラップで顕在的適性を、馬体・血統で潜在的適性を測るブログ。
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PCをお使いの方は、JRAのHPからデイリー杯の全周パトロール映像をご覧になってみて下さい。

最後の直線が分かりやすいかと思いますが、リディルの右前肢の角度がちょっと変です。正面から見て

/  l

こんな感じに、右前肢がナナメになってます(さらに言えば蹴る方向も真っ直ぐでなくて、←方向に流れています)


恐らくどこか骨格が歪んでるせいでこういう変わった姿勢になってると思うんですけど、右前肢の使い方が変ということは、右前肢が舵取り役を果たす「右手前」では真っ直ぐ走れないのではないかと推測されます

馬の右利き・左利きは手前の得手不得手によるということは以前から言ってますが、手前の得手不得手は骨格の歪みから来ていることは、あまり知られていません。極端に右回りは走らないとか、そういう馬はどこか歪んでます(横からではなかなか気付けませんけど、パトロール映像を見れば一発で分かると思います)


リディルは今回のスタート後しばらくして、大きく外にフラつくところが数回ありましたが、それはすべて「右手前」で走っているときなんですよね。右手前を使う左回りの直線ではめちゃめちゃ内にササるはずです。

ついでに言えば、歪んだ姿勢で走る馬って脚元に負担が掛かるんですよね…


以上、POG的に当たって欲しくない新説でした(涙)


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短距離王国・豪州のチャンピオンスプリンターとの触れ込みで、レーティングはサイレントウィットネスやテイクオーバーターゲット(長っ)よりも上の評価をされているシーニックブラスト。日本短距離路線の大将格・スリープレスナイトが屈腱炎で引退し、高松宮記念の覇者ローレルゲレイロも前走大敗とあって、この馬が多くの注目を集める事が予想されます。

本当にサイレントウィットネスやテイクオー(略)級の馬だとすれば今の日本のメンツなら楽勝されそうな印象がありますが、実際のところはどんなモンなんでしょうか?今日は血統・馬体・フォーム分析の各面からシーニックブラストの日本の馬場への適性について検討してみたいと思います。


血統(読み飛ばし可)

父Scenicは Sadler's Wells × Bold Ruler系 × Native Dancer系 (何れも大系統)という配合。

サイレントウィットネスやテイクオー(略)がミスプロ系だったことを思うと、父サドラーズウェルズ系というのが少々あれ?って感じですけど、母系がダートっぽい配合なんでスプリンターも出るんでしょうね。ただパワー型に寄り過ぎかなという印象はあります。


母Daughter's Charmは Ribot系 × Princely Gift系 という配合。

タップダンスシチーの父系、マンハッタンカフェ・ハットトリックの母父の系統として有名なリボーに、サクラバクシンオーでお馴染みのプリンスリーギフト。こちらはま~、そんなに違和感は無いかと。



馬体

JRAの公式発表によると、24日に計測した馬体重が538キロ(でかっ)

骨太なこともありますが、特にトモから脛にかけての実入りが凄い。レース映像をチェックするとトモの幅が隣の馬の1.3倍くらいある。が、これはフォームのせいでもある(後述)。全体的に見て血統通りのパワータイプ。

ツメの形は標準とベタヅメの間くらい。後ろの繋が長めで、寝ている(非常に重要)。

あとあまり関係ないんですが、顎の発達ぶりがハンパない。


尚シーニックブラストの馬体写真はJRAの公式HP<今週の注目レース⇒スプリンターズS⇒外国馬情報>からと、競馬学校のブログ(http://blog.jra.jp/school/2009/09/post-1304.html)から見られます。

また、youtubeのライトニングSキングススタンドSの映像からも雰囲気を掴めます。



フォーム

後ろの繋が長めかつ寝ている影響で、まずスタート時に重心が後ろに寄っている。こういう特徴が見られる馬は出遅れる事が多く、シーニックブラスト自身もスタートが遅い。さらにトビが大きいのでスピードに乗るのも遅い。1~2馬身は周りに遅れているように見えます。

走行中も重心が後方寄りで、頭が高い。トモに頼った走法で坂適性は疑問も、群を抜いたトモの大きさでカバー可能か。

イメージとしては、カノヤザクラやトウショウカレッジに近い(実は血統構成も近い)。



まとめ

まずサイレントウィットネスやテイクオー(略)とは違って、確実にスタート&テンは遅い。パワー型に寄り過ぎている(スピード性能に悪影響)のと併せて、今の中山の高速馬場は不向き。それでも差し込んでくるのでは?と思わせるほどトモの大きさは凄いんですが、差し向きの展開にならないとちょっと勝負にならないかな、というのが現時点での感想。

カノヤザクラが来る展開なら、一緒に来ちゃうかも。


未勝利の映像みて気付いたんですが、ゴール後流しているときに右飛節がカクカクいってますわ。骨格に歪みがあるんかな…

右飛節が頼りないということは、右後肢と左前肢から推進力を生み出す “左手前” は基本的に不得手。新馬・野路菊S・福寿草特別と、右回りでは3走とも直線でモタれてるのはこの辺が原因か?

 

 

以上メモでした。

人気でダイワスカーレットと双璧を成すであろうマツリダゴッホですが…

 

07有馬 http://www.keibado.ne.jp/keibabook/071224/photo08.html

08JC  http://www.keibado.ne.jp/keibabook/081201/photo09.html

08有馬 http://www.keibado.ne.jp/keibabook/itw/photo09.html

 

好調時は本当にパツンパツンの馬体に見せる馬なのに、前腕・脛・臀部の筋肉落ちてません?今回。

あ、脛ってどこ~という方は「馬体 名称」でググってみて下さい。ここモモじゃないの?と思う方も居るんじゃないでしょうかね。僕も最初はそう思っちゃいました。

 

マツリダは中間、順調に調教を積んでいたんかな?調教の「強さ」と「量」をチェックして裏を取りたいところですが、金曜になってもブックが売れ残っているコンビニを探さないといけないのか…ハァ

とにかく、マツリダは体調万全でなければタスカータソルテにも脚元を掬われる馬だし、ダイワスカーレットは中山2500では不利な外枠に入ってしまったし、今年も一波乱ありそうですね。

レインダンスとマナムスメはぶった切ってマイネレーツェルに、5着トウカイルナ〇、2着チェレブリタ▲、4着アドマイヤスペース△と頭以外はほぼ完璧なシルシを打てたのに、獲った馬券はレーツェルの複勝のみです…

チェレブリタとのワイド49倍をなぜ押さえとらんのだ俺はorz

 

以下、それぞれのレース前評価のコピペ

 

【デイリー杯組】

シェーンヴァルト

フォームのセンスも悪くないし、時計も優秀だし、脚が細いのもスピード出せそうで好感。文句が付かない。

 

ホッコータキオン

まさかプロスアンドコンズに勝つとは、ですよ。プロスにGⅠを期待している身としてはココも勝って欲しいんですがね。前走の反動出ずに、変にペースを落とさせなければ。

 

ピースピース

頸が太く短く、ハコ型体型で若干適性はズレるも許容範囲か。反復力がありそれなりに上がりは使えそう。持ち時計良く、大幅鞍上強化。完成度の高さで3着なら

 

トップオブビーコイ

パッと見のルックスではスプリンター、フォーム的にはマイルくらい。あんまり見栄えはしませんが、エイシンサンディ産駒は大抵そう見せて走りますからね。しかも持久力が凄くて相手強化でもすぐ通用しちゃうんで、無下に切るのもなぁ。

 

【新潟2歳S組】

セイウンワンダー

初戦・2戦目とも4角逆手前で走ってますから、右コーナーはドヘタ!と言ってもいいでしょこれは。しかも遊び遊び走るようなところもある癖に、ツルマルジャパンとあの差。バネ感・姿勢の良さも文句無し。時計だけでは語れないスケールの大きさを感じます。

プロスアンドコンズのような決め手が無いだけに(欲張りすぎか)取りこぼす可能性はありますけど、左回りに替わるのはプラスでしょうし、馬券圏外に沈むとすれば気の悪さ・不器用さを出したときくらい?

 

【京王杯2歳S組】

フィフスペトル

前を叩くフォームかつ曲飛で蹴りこめないからトップスピードが出ないんでしょうか。ダートベターかもしれませんね。血統的にも短距離のスピード比べはどうなの?って感じはあります。スピード持続力もどうだろうなあ…

という前走時の予想コメントですが、やっぱ見る目ナシ(,,-_-)

この馬のパドックを見たことはないんですけど、先日PO本を見返してみたらプロスアンドコンズと同じページに載ってました。やっぱり1200重賞を勝つだけあってトモが大きく、それに見合うくらい発達した前駆と逞しい頸が特徴的。距離はマイルまでですかね。

一回しくじってるだけに自信は持てないんですけど、やっぱり後方から高速上がりを使うタイプには見えないんですが…いや、自信ないっす。

 

【東スポ杯2歳S組】

ブレイクランアウト

肩の角度は標準~起ち気味も掻き込み強く、トモが発達しているので瞬発力がある。しかし胴も脚も頸も短めで距離に限 界ありそう…と、良くも悪くも母の父フレンチデピュティが色濃く出ている感じですね。中距離以上で速いタイムの決着になると弱点が出そうですけど、中緩み ならそれも問題無いでしょう。テンにそれなりに行けるし、インを突ける好枠と鞍上。無難に攻めるならこの辺じゃないですか?

 

 

新潟2歳Sの前からセイウンワンダーを朝日杯でカモるのが楽しみでした(。-∀-)

他馬については予想の方で補完したいと思います。



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ブログ頻出用語
■能力について

瞬発力
瞬間的に高いトップスピードを出す能力。直線の長いコースやショートスパートで問われる。

持続力
一定以上のスピードを長時間持続する能力。向正面に下り坂のあるコースやロングスパートで問われる。

スピード
全体的に速いタイムで走る能力。主に短距離・高速馬場で問われる。

スタミナ
厳しい流れでも末を維持する能力。主に中長距離・重たい馬場で問われる。



■馬体編


トモ(後駆)
推進力を生み出す主役。また、疲労が溜まりやすい部分でもある。


腹袋
腹筋を含む、馬の腹部全体のこと。腹袋(腹筋)の大きい馬、つまり普段から腹筋をよく使って走る馬は、使わない馬と比べて疲れにくくスタミナに優れる。

寝肩
肩の角度が浅く、前肢の可動域が前方に広いこと。末の持続力と関連が深い。

寝繋
角度が45°くらいの、主に前肢の繋のこと。強度・クッションのバランスが良いため、芝向きの瞬発力・長距離向きの燃費効率を期待できる。

腰高
前肢に比べて後肢が著しく長い体型のこと。常に前傾姿勢になるので静止状態からのダッシュ力に優れ、先行型の脚質になることが多い。また踏み込みが深くなるので、寝肩・寝繋との組み合わせで末の威力がアップする。


■その他

ソラを使う
野性ウマには、群れの先頭に立ったときに周囲を警戒しつつ加減して走る習性がある。競走馬においても同様で、その癖が強い(ソラを使う)馬は周囲と実力差がある場合でも千切って勝たないため、能力の底を測りにくい。

頭が高い走法
重心が上ずり後方に荷重が掛かるので、トモに大きな負担が掛かる。そのため以下3つの特徴がある。①トモがよく発達する(のに騙されてはいけない) ②トモに疲れが溜まりやすい(脚が続かない) ③坂がニガテ

手前を替えない
馬というのは、コースを一週する際に右手前・左手前という2種類の走法を交互に使い分けている。以下長くなるのでコンデュイットの記事へお願いします。

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