函館記念
今年の函館コースは例年よりも馬場が荒れておらず、内枠有利が顕著。昨日の函館2歳Sも、3着⑪ティーハーフを除けば内枠馬が掲示板を独占しました。一番人気トウカイパラダイスよりも内の馬で勝負したいところですね。 ◎マヤノライジン ○トウカイパラダイス ▲コスモファントム 本命は11歳馬マヤノライジン。函館記念では過去5回走って2着2回3着1回と、地力・適性ともばっちり。 2走前の小倉大賞典では、15番枠から外外を回らされる不利を受けながら0.2差6着。しかも冬場で絞りきれず、昨年の函館記念のときより20キロ重い馬体でこのパフォーマンスですから、衰えは全く無いと言っても良いでしょう。 またライジンの偉いところは、年を取ってもいきっぷりが悪くなっていないこと。10歳での重賞制覇の記録を持つアサカディフィートは若い頃は先行馬でしたが、年を取って追い込み馬に脚質転換していました。 そういうモデルチェンジ抜きでも、元気に前向きに走り続けているライジンにこそ、「最年長重賞勝利」の記録は相応しいはず。馬券抜きでも頑張って欲しい…。 PR 函館2歳ステークス
歴代の勝ち馬を見てみると、古馬になってからも活躍するようなタイプは少数派のよう。アイアムカミノマゴ、アポロフェニックスら後のOP馬も敗れているように、「将来性」よりも「現時点での完成度」が勝敗を分けるようです。 また、脚質的には先行型が有利。道中二桁番手から連対するには、テン33秒台のハイペース(函館は前半が上りなので数字以上にキツイ。それでも34秒台なら前が残る)か、アイムユアーズのようなGⅠ連対級の脚力が必要となりそう。ただ逃げた馬は、先頭で引っ張るプレッシャーが2歳馬にはキツすぎるためか不振です(馬は本能的に、群れの先頭で走ることに対して不安やストレスを感じる)。 それともう一つ。この時期の2歳戦は牡牝の差はほとんど無いとして、牡馬牝馬とも同じ斤量でレースが行われます。斤量を背負わずに済む牡馬が何となくトクするような気もしますが、このレースに限って言えば「牝馬は牡馬より重い斤量を背負うべき」、というデータが出ているようです。 過去10年の性別成績 牡馬(4-3-6-64) 勝率5.2% 連対率9.1% 牝馬(6-7-4-44) 勝率9.8% 連対率21.3% 「夏は牝馬」という格言が示すとおり、牝馬は暑さに強い。また若駒に多い「ソエ」などで脚元に痛みがある場合でも、牝馬は「気で走ってしまう」そう。♀の方が厳しい環境や痛みに強いのは、人間と一緒ですね。 現在は牡馬が1~2人気で、3~6人気が牝馬。ココのBOXを買えば当たりそうな気もしますが、ちょっと捻って。 ◎タガノハピネス ○ティーハーフ ▲コナブリュワーズ 本命はタガノハピネス。初戦のラップ(12.3 - 11.5 - 11.9 - 11.6 - 11.3 - 11.4)は後傾ではあるものの、ラスト1ハロンを11.4でまとめているのは阪神1200ではあまり見られません。2着のエーシンセノーテも次走で圧勝していますし、示した能力は決して低くないはずです。またテン1ハロンの12.3はなかなかの数字で、ダッシュ力も○。 母のタガノラフレシアは2歳OPマリーゴールド賞、アイビーSを制した早熟型。ハピネスから見ての叔父伯母にファンタジーS2着テンザンデザート、全日本2歳優駿2着メジャーアスリートが居り、全体的に「レベルの高い早熟型の家系」と言えます。ハピネスも2歳時に最も活躍するのでは。 休み明けで追い切り本数は少ないものの、タガノ自前の外厩でしっかり乗り込んでいるなら心配無用でしょう。 ティーハーフは初戦で前傾ラップを経験しており、無難。コナブリュワーズは2戦経験していること、前に行けることを買いました。 ◎単複、ワイドBOX。 福島記念
血統的に顕著な傾向が現れているレースで、中山開催の昨年を除いた過去5回の連対馬のべ10頭のうち、9頭が3代以内にニジンスキー系の血を持っていました。 ニジンスキーは英三冠馬。ただ意外にも生産国はアメリカであり、母系はダート型。「スタミナとパワーを併せ持つ(馬体的には前駆型であり腹袋型)」というべき血統で、父としては朝日杯とD1200でレコード駆けしたマルゼンスキーを。母父としては菊花賞馬ダンスインザダークを輩出しました。 梅雨時の福島最終週の荒れ馬場に対応するには、スタミナとパワーの両方が必要。そういう意味でニジンスキーの血がぴったり、ということなのでしょう。アフリート産駒のドモナラズが勝負になるとか、他の競馬場ではちょっと考えにくい現象ですからねぇ。 (スタミナはあるがパワーはイマイチ、という意味で不振なのがトニービン。トニービン産駒全体の勝ち鞍における芝:ダートの割合は8:2。一方ニジンスキーはほぼ5:5。ジャンポケ産駒のダイワファルコンも、持ち前の柔軟さ≒緩さがアダとなるかもしれません) 今回のメンバーで3代以内にニジンスキー系の血を持つ馬は、タッチミーノット、トップカミング、アスカクリチャンの3頭。 ◎トップカミング ○ゲシュタルト ▲エクスペディション 本命はトップカミング。最近はズブくなりましたが、日経新春杯でメイショウベルーガの2着があるなどスタミナは上位の馬。近走のVTRを見ても、「4角絶望的な位置から追われるも伸びず」⇒「ゴール前で他馬が失速したころ突っ込んできて掲示板」というレース振りで、常に余力を残している感じ。相対的に「他馬が止まる」条件揃ったココなら、掲示板の上の方を狙えるはず。ハンデ54キロも恵まれましたし(重賞実績はダイワファルコンより上)、父ゴールドアリュールのダート適性の高さも見逃せません。 対抗にゲシュタルト。地力は高いですし、母父エンドスウィープで前駆の強さも○。適性はぴったりでしょう。 三番手はエクスペディション。昨夏のパフォーマンスが見事でしたし、雨の影響残る馬場でステゴ×リファール。これは押さえざるを得ません。 ニジンスキー持ちタッチミーノットも母父ミスプロで、パワーは充分。ただトビが大きいので、小回り福島はいかにもパフォーマンス下げそう。これでピッチ走法なら言う事なしだったのですが。少し狙い下げ。 ◎○単勝、◎複勝、ワイドBOX。 プロキオンS 中京ダートは向正面から4角にかけて3mの下りがあり、コースレイアウト的には中山D1200に近い要素があると見ています。 よってここは京葉S勝ちのデュアルスウォードを狙いたかったのですが・・・うーん、シルクフォーチュンとファリダットの人気2頭が同脚質なだけに、少し狙い辛い感じ。セオリー的には「人気2頭の差し損ね」を期待するところですよねぇ。 ◎インオラリオ △デュアルスウォード インオラリオは追わせる馬ですし、小牧騎手と手は合いそう。◎単勝、△複勝。
ラジオNIKKEI賞
マイルよりは1ハロン長く、2000よりは1ハロン短いという微妙な距離設定。また小回りを意識してテンから激流、3角からのロングスパートになるため、「スタミナとスピードのある馬」という、微妙な適性を持つ馬が活躍しやすい舞台。 中央場所で言えば中山1600~1800に近い条件で、過去5年ではレト(GⅡNZT3着)、サニーサンデー(中山1600で2勝)、レオマイスター(ひいらぎ賞1着、NZT5着)らが穴で激走しています。人気サイドではアロマカフェ・クォークスター・ストロングリターン・イクスキューズにも好走歴がありました。 中山1600~1800の500万下で勝利、または重賞で入着のある馬には特に注意が必要と言えるでしょう。今回のメンバーでは、ビービージャパン・オペラダンシングの2頭が該当します。ともに14人気・16人気の超人気薄。これは嵌れば大きいですねぇ。 ◎オペラダンシング ○サンレイレーザー ▲ローレルブレット 本命はシンガリ人気オペラダンシング。オペラハウス×ダンシングブレーヴはメイショウサムソン・トーセンクラウンと同じ、腹袋型の怪物を産む配合(ちなみにトーセンとは母母父ヘイロー、というところまで一緒です)。馬体・血統的な潜在スタミナはメンバー中トップクラス。また新潟1400でメジャーアスリート(3歳OP橘S2着、全日本2歳優駿2着)を相手に完勝しており、スピード面にも不足ありません。 zakzakの記事(URL)によると、「尾形師曰く、『江田照が使え使えと脅迫してくる』のでココを使った」そうな。福島1800では内を突けば末脚の能力差を埋めることが可能なコースで、上がりの無いオペラダンシングにはぴったりの舞台。小回り巧者の江田照らしい進言ですね。もしかしたら、オペラダンシングにトーセンクラウンと似た匂いを感じているのかも・・・。 対抗のサンレイレーザーは、小回り巧者サンレイジャスパーの半弟。馬体やフォームは父父コマンダーインチーフのイメージで、これまで力の要る馬場で勝っていることからもスタミナ面の不安は少ない方。カドマツとビービーが作る激流の流れを利しての追い込み一発を期待して。 三番手にローレルブレット。スタミナ・スピード・末の持続力のどれも水準以上で、こちらも後方待機で流れに乗れば。 他の人気馬たちは、スタミナ・スピードのいずれかに不安アリと見て。カドマツは想定段階では本命候補でしたが、近走のようにハナにこだわるようでは展開キツすぎるはず。5番手くらいで我慢できれば首位争い・・・と見ていますが、それでもキャラ的にはレオマイスターに差されたノットアローンのイメージ。 ◎○の単勝、◎複勝、ワイドBOX。 CBC賞 ◎マジンプロスパー やはり開幕週で、前が残る馬場。高速決着ならばダッシャーゴーゴーあたりに切れ負けしそうでしたが、この雨は速い脚に乏しいマジンプロスパーに味方しそう。 宝塚記念
人気競馬評論家の井崎修五郎さんの言葉で、 「長距離ばかり使っていると、馬がおかしくなる」 遅いペースで我慢させることを何度も続けていると、次第に速いペースに対応できなくなってくる・・・馬の行く気が失せてくる・・・というような文脈で使われていました。 今回逃げるネコパンチは、「テンが速い」というより「道中緩めない」タイプの逃げ馬。宝塚記念は2200という距離ですが、長距離戦というよりはむしろ1800~2000に近い、やや速めのペースが刻まれることが予想されます。 人気のオルフェーヴルは、近走5走2400・3000・2500・3000・3200、というローテーション。前走よりは圧倒的に速いペースで走ることになるでしょう。これは普段2000を使っている馬がいきなり1400に短縮する、というくらいショックの大きいことでしょう。ローテーションが微妙。フォトパドック的にデキももう一つ。ただ地力は上。扱いに困りますが、本命にはしにくいところ。 同じく人気のウインバリアシオンは、近5走3000・2400・2200・2500・3200というローテーション。また、この馬は重賞級では2400以上にしか実績の無い長距離専門タイプ。2200の京都記念では、トレイルブレイザー(武豊)の作った緩み無いペースに対応なかったのか2人気6着に終わっています。今回の条件は忙しい、という可能性が高そうです。 (バリアシオンと同じく母父ストームバード系で脚長(主に膝下が)のショウナンマイティも、ゆったりとしたペースのほうが合いそうなタイプといえます)。 ◎フェデラリスト ○オルフェーヴル ▲エイシンフラッシュ 本命はフェデラリスト。自分から動いて重巧者のシルポートを捉えた中山記念、スタミナ要る馬場でトーセンジョーダンに先着した大阪杯はかなりの好内容。父ミスプロ母父SS・・・と書くとスピードタイプに見えますが、母はオークス馬でダンスインザダークの全姉。字面以上にスタミナ満点の血統といえます。フォーム的にはゆったりした走法で、距離は長めが向きそうな印象も受けますが、それでいて中山記念を完勝したのが素質の高さ。GⅠ馬になる資格はあります。 三番手にエイシンフラッシュ。もともと行きたがる気性で、道中速く流れる方が安定して力を発揮するタイプ。昨秋の激流秋天でも先行馬最先着。極限の瞬発力でダービーを制したイメージ以上に、この条件は合いそう。 馬券は単勝・馬連ワイドBOX。いざ、3年連続的中!
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三連単以外は全て使いますが、一番好きな馬券は“人気薄の単勝”です。
●POG2012-2013指名馬
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