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ラップで顕在的適性を、馬体・血統で潜在的適性を測るブログ。
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2008GⅠ成績
(3-3-3-13)
勝率 13.6%
連対 27.2%
複圏 40.8%

単回収率  96.8%
複回収率 107.2%

 

2007GⅠ成績
(6-4-1-11) 
勝率 27.3%
連対 45.5%
複圏 50.5%

単回収率 160.9%
複回収率 未集計 確か90%くらい

 

ちっ…やっぱり単回収率は100割れちゃったorz

今年のGⅠは難易度高すぎでしたよ~…何せ下半期は一回も勝ち馬当てられませんでしたからね。1番人気が5勝してますけど…

まぁ単と複を足して2で割れば102%になるし、合格点は付けられるでしょう!

 

振り返ってみると、今年は色々なことがありました。

ダービーとJCでの馬連高配当ゲット、ヴィクトリアマイルから始まるウオッカソラ使い説、相変わらず不振の1200m戦、単勝高配当取り放題のキングヘイロー産駒@障害戦、ロックドゥカンブの故障、セントライト記念の事故…

POGでは指名馬キャプテントゥーレ・トールポピーが大活躍した2007-2008、ブエナビスタ・エイシンタイガー、そしてプロスアンドコンズも居る2008-2009シーズン。

馬見では肩の角度・背中の短さ・繋とツメに着目するようになるなど馬の見方が変わり、ラップを本格的に取り入れるなど予想も多少進歩。これらは来年に繋げたいですね。

 

081228_1105~0001.jpg

 

 

 

 

 

 

セントライト記念の事故以来、実は毎週通っている神社の狛犬。お参りを始めて以来成績が良くなったので辞められなくなりました(笑)

金杯の前にちょっと遅めの初詣に行くつもりです。

 

ブログを始めて早22ヶ月。みなさんのアクセス一つ一つがブログを続ける原動力となっております。よくコメントを頂いている方にも、普段あまりコメントをされない方にも、TBして頂いている方にも感謝、感謝です。変わらず精進して参りますので、どうか来年も見守って下さいませ

それでは、よいお年を!

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マツリダゴッホ…張りは若干落ちている

エアジパング…一応腹筋型

アルナスライン…いつもの仕上がり。脚元が弱いから鍛えきれないのがこの馬の難点。中間もプール調教多めだった


◎カワカミプリンセス
○ダイワスカーレット
▲フローテーション
△ドリームジャーニー
△スクリーンヒーロー

「底力に優れている馬は、馬体的にどんな特徴があるのか?その理由は?」

馬見屋にとっては永遠の謎と言える命題ですが、今日は一つのアンサーを示してみたいと思います。

 

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第53回 有馬記念(GI)(グランプリ)

 

1番人気のスカーレットを皆が目標にする展開ならば、放っておいてもラスト1000mが速くなる中山2500のこと、終いの掛かる底力戦になるのは想像に難くない。ラストまでバテずに脚を使える馬を狙いたいところです。

競走馬が走ることにおいて、最も大きな役割を果たしているのが「トモ(後肢)」の筋肉。500キロの肉体を時速60キロまで加速させるのも、そのGを受けるのも、坂で踏ん張るのも大部分が後肢の仕事。走る馬とそうでない馬を見分けるとき、まずトモを見るのが有効だとする考え方の根拠はそれです。

馬の筋肉の中でもかなり大きな部類に入るトモの筋肉ですが、役割が多いだけに真っ先に疲労が溜まるのもここ。「底力」の正体の一つは、いかにトモをバテさせないフォームで走れるか?ということになります。

ここで、現役トップクラスの底力を持つと評価する人も多いメイショウサムソンの好調時の馬体写真を見てみましょう。

07春天 http://www.keibado.ne.jp/keibabook/070430/photo09.html

 

まず目に付くのは、太いんじゃないの?と思うくらいポッテリとしたお腹回り。実はこれ、腹筋なんです。恐らくサムソンは普段から腹筋をよく使うフォームで走っており、調教による鍛錬を通じて他に類を見ないほどの発達した腹筋を手に入れたのでしょう。

サムソンは決してトモが大きな馬ではありませんが、腹筋をよく使う走り方をしていることによってトモの負担が減り、結果的に「底力」に優れる馬になったのだと思います。

 

面白いのは、不調時のサムソンの写真を見ると、好調時ほどの腹筋のボリュームが感じられないんですよね。

08大阪杯 http://www.keibado.ne.jp/keibabook/080407/photo07.html

そして、残念ながら今回も…

08有馬記念 http://www.keibado.ne.jp/keibabook/itw/photo10.html

 

ここまでの話をまとめると

・真っ先に疲労が溜まるのはトモの筋肉

・腹筋を使う割合が多い馬はトモの負担が小さく、バテにくい

  ⇒今回のような消耗戦に向く

・サムソンは典型的な腹筋型で、今回は厳しい

ということですね。

 

今回予想される消耗戦に強い腹筋型・メイショウサムソンはダメでしたが、サムソンの代わりに僕が強くプッシュしたいのがカワカミプリンセス!

http://www.keibado.ne.jp/keibabook/itw/photo04.html

見てください、このGⅠ馬らしからぬメリハリの無い馬体。トモも前駆も大して発達しているようには見えませんよね。その代わり、牝馬としてはかなり確りとした腹筋を持っています。これが07宝塚記念で一番厳しい競馬をしながらもウオッカに0.8先着したカワカミの底力の源泉。

スカーレットだって昨年の有馬は完璧にバテていたし、秋天では厳しい展開だったとはいえウオッカにも負けた。スカーレットがカワカミよりも底力のある馬だという根拠なんてどこにも無いさ!

 

カワカミプリンセス
〇エアシェイディ
▲フローテーション
△ドリームジャーニー
△ダイワスカーレット
△マツリダゴッホ

b10a3cbf.jpg

 

 

 

 

netkeiba.comより

 

 

マツリダゴッホの評価下げについては↓の記事&コメント欄をご覧下さい。

ゴッホに異変アリ? http://keibaresearch.blog.shinobi.jp/Entry/597/

◎ナンヨーヒルトップ…クロフネ産駒を負かすなら、背中短く機敏さを持つこの馬か。逆に前掛かりの流れなら▲ゲイルバニヤン

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第25回 ラジオNIKKEI杯2歳S(JpnIII)

 

リーチザクラウン

重めが残っていた初戦のパドックでも、馬体のバランスが良すぎて520キロもあるようには見えなかった馬。バランスが良い、とは変な偏りが無い…すなわち欠点が無いということ。大きなフットワークでもブレやタルさが無いし、首使いも良い。美点だらけで困っちゃうくらいです。

唯一にして最大の弱点が行きたがる気性で、これをユタカさんがどう料理するのかがこのレース最大のポイント。周知の通り、ユタカは2歳馬には抑えるレースを教える傾向が非常に強い騎手。新馬や未勝利は逃げて勝ち上がった馬でも、上の条件では期待馬であればあるほど逃げるレースはしません。データ的にも、2歳・芝2000以上・500万以上の条件で過去15年間1度も逃げた事が無いという徹底振り。多分今回も2,3番手か、もしくはゆっくりスタートを切らせての差す競馬でしょう。

負けパターンとしては、たっぷり緩んでの3ハロン競馬が一番濃厚なところ。位置取りが後ろであればあるほど、その確率は上がります。

おまけ。ユタカさんの右腕がまだ痛む状態なら、引っ掛かるリーチを抑えきれずにハナってパターンがあるかも。15年間で初の「逃げ」は果たしてあるんでしょうか?

 

マッハヴェロシティ

たっぷり緩んでの3ハロン競馬でリーチザクラウンを負かすとすれば、恐らくこの馬。好発でハナならアンカツ特有のスローペースがありますからね。メイショウボーラーの甥らしくマンハッタンカフェ産駒にしてはパワーがあるし、今の阪神もこなせそう。とにかくスローで嵌る事が条件。

 

ロジユニヴァース

腰高のオオトビでフットワークがタルく、スローの上がり競馬は合いそうにないが、スタミナ比べでリーチを負かす可能性なら一番高い。札幌2歳Sのラストも余裕があったし、平均的な阪神2000の流れになれば上位は堅いかと。

 

ファミリズム

牝馬にしては珍しいパワータイプの中距離馬。フットワークの見栄え・バランスの悪さは走る馬のそれでは無いしテンに行けないのもそのせいでしょうけど、終いの伸びは確りしてるんですよね。その点だけなら本格化前のハーツクライ似かも?テンの速い中緩み競馬になった前走は相当展開に恵まれたし、それで人気になるのなら嫌いたい。

 

ロードロックスター

フットワークが大きくて折り合いが付くというだけで初戦は2000を使ったんでしょうけど、脚も胴も短めでこのメンバーに入ると適性で見劣るし、完成度でもどうかと思いますが…最低でもスローが条件。

 

イグゼキュティヴ

トモが弱いフォームで阪神の坂には一抹の不安があるものの、札幌2歳を早め先頭で2着に粘った体力はここでも上位。スローペースは×。

 

トゥリオンファーレ

オレハマッテルゼの半弟。POG本でみたときはトモが弱そうに見えたんですが、今はどうなんでしょ。前走の差しきりにしても坂を上り切るまではモタモタしていたようだし、本質的には坂は苦手かもしれませんね。首を使ったキレイなフォームで走りますが少し非力な印象も受けます。

 

 

シルシを打つとすれば、

リーチザクラウン
〇ロジユニヴァース
▲マッハヴェロシティ(単穴という意味でだけ)
△イグゼキュティヴ

 

つ…つまんねぇ~

多分ケンですけど、最終的なシルシは直前に挙げます。



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●POG2012-2013指名馬

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ブログ頻出用語
■能力について

瞬発力
瞬間的に高いトップスピードを出す能力。直線の長いコースやショートスパートで問われる。

持続力
一定以上のスピードを長時間持続する能力。向正面に下り坂のあるコースやロングスパートで問われる。

スピード
全体的に速いタイムで走る能力。主に短距離・高速馬場で問われる。

スタミナ
厳しい流れでも末を維持する能力。主に中長距離・重たい馬場で問われる。



■馬体編


トモ(後駆)
推進力を生み出す主役。また、疲労が溜まりやすい部分でもある。


腹袋
腹筋を含む、馬の腹部全体のこと。腹袋(腹筋)の大きい馬、つまり普段から腹筋をよく使って走る馬は、使わない馬と比べて疲れにくくスタミナに優れる。

寝肩
肩の角度が浅く、前肢の可動域が前方に広いこと。末の持続力と関連が深い。

寝繋
角度が45°くらいの、主に前肢の繋のこと。強度・クッションのバランスが良いため、芝向きの瞬発力・長距離向きの燃費効率を期待できる。

腰高
前肢に比べて後肢が著しく長い体型のこと。常に前傾姿勢になるので静止状態からのダッシュ力に優れ、先行型の脚質になることが多い。また踏み込みが深くなるので、寝肩・寝繋との組み合わせで末の威力がアップする。


■その他

ソラを使う
野性ウマには、群れの先頭に立ったときに周囲を警戒しつつ加減して走る習性がある。競走馬においても同様で、その癖が強い(ソラを使う)馬は周囲と実力差がある場合でも千切って勝たないため、能力の底を測りにくい。

頭が高い走法
重心が上ずり後方に荷重が掛かるので、トモに大きな負担が掛かる。そのため以下3つの特徴がある。①トモがよく発達する(のに騙されてはいけない) ②トモに疲れが溜まりやすい(脚が続かない) ③坂がニガテ

手前を替えない
馬というのは、コースを一週する際に右手前・左手前という2種類の走法を交互に使い分けている。以下長くなるのでコンデュイットの記事へお願いします。

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