馬の準備運動のため、馬場入場の際に行われる「返し馬」。ここで騎手は馬の体をほぐさせると共に、馬を動かすための手綱等の扶助動作がどの程度必要なのかを確認します。つまり、ゴーサインや抑えるサインにどれだけ反応するかを確かめておく訳です。
手綱を少し抑えるだけで止まる馬は、一般的に折り合いが付きやすい馬だと言えます。しかしその日の馬の調子・テンションによっては、そういう乗り手の指示に従順な馬でも言う事を訊かなくなる場合があります。よってその日のブレーキの利き具合というものは、レースの度に返し馬で確認しなければ分からないのです。 武豊騎手は返し馬ではあまりスピードを出さずに、ごくごく軽めで済ますことで知られています。それが今回は普段よりも速いスピードを出しており、そして返し馬を止める際に立ち上がる動作が必要なほどベッラレイアはブレーキが利かない状態でした。 武豊騎手には「折り合いが付くようなら前の位置につけよう」という考えがあったようです。その為、強めのゴーサインの後のブレーキサインに対するベッラレイアのリアクションを確かめる必要があった。しかし、返し馬でのこの掛かり様。もしも前に行くために少しでも手綱をしごこうものなら、確実に引っ掛かる。折り合いを付けてレースを進めるには後方から行くしかない。 ベッラレイアはダイワスカーレットと近くで競馬をするために前に行くのか、行かないのか。ベッラレイアの頭で馬券を買っていた人の多くは前者を期待していたことでしょうが、自分はその可能性は限りなく低いということをこの返し馬で見抜くことが出来ました。 「なぜベッラレイアはあんな後方から行ったのか。あれでは届くわけないじゃないか!」そんな不満を武豊騎手に持つのは、はっきり言って筋違い。これは折り合いが付きやすくなるように馬を仕上げられなかった厩舎の責任ですし、そもそも前に行く事を期待していてこの返し馬を見たのならば、そこで馬券の変更を考えなければいけません。 返し馬は馬券に直結する。その好例となった秋華賞でした。 パドック的回顧も後ほどアップします。 PR 今週の京都大賞典がファストタテヤマのラストランとなることが決まった。
4月の大阪ーハンブルクCで単勝2020円を取り逃して以来、いつかその借りを返そうと闘志を燃やしていたのに、そのチャンスも今回が最後・・・悔しくもあり、寂しくもあり、何とも残念な決定である。 追い込み一辺倒の脚質の馬には珍しく、超スローペースで好走することが多かった同馬。昨年の京都大賞典も1000m1分4秒というスローペースを、上がり32.8の豪脚で2着に突っ込み波乱を呼んだ。 そして今回のメンバーを見渡すと、昨年同様ゆったりとした流れからの瞬発力勝負となりそうな顔ぶれ。昨年の勝ち馬スイープトウショウは回避が決定しており、他にこの馬ほどのキレ味を持っている馬も居らず、有終の美を飾るお膳立ては一応整っている。 この馬の好不調の目安は飛節のブレ。ここの所パドックでそれが目に付くケースが多く、結果も出ていなかった。さらに何も無いところで躓くところを見せたりと、体の硬化も目立ってきている。 これらは年齢に因るところもあるかもしれない。得意の展開になってもいつものキレを見せることも無く終わってしまう恐れもある。 ただ、タテヤマならやってくれる・・・いつものように内にササりながら、大外から豪快に突っ込んでくるさ・・・そう思わせる愛すべき馬であるし、またそうなって欲しいという願いもある。 骨折により休養していた武幸四郎騎手も、今週復帰する。個性派コンビが最後に大仕事をやってくれはしないかと、密かに期待している。
「3歳クラシックでは、ドリームジャーニーとミンティエアーが頑張りました。
ドリームジャーニーは、あの小さな体ながら、クラシック戦線でコンスタントに走ってくれたし、明らかに距離が長かったダービーでも5着。 ミンティエアーも、キャリアわずか3戦でオークス4着です。 ゴール板を過ぎると、立っているのもやっとというくらい消耗していたから、それだけ、現時点での持てる力を出し切ってくれたということです。」(蛯名騎手公式サイトより抜粋) いつもは脚元・デキを中心にパドックを観ているのですが、今週は脚元無視で馬の背丈ばっかり観てました。
それで改めて確認したのは、背丈のある馬は強い・・・強いというのは微妙か。とにかく、将来性は背の高い馬のほうがバツグンにあるということ。 土曜阪神9Rで単勝8250円という大穴を開けたワイエムサチですが、背丈・馬体だけをみればメンバー上位の物をもっていました。 どんな成績なんだろうと興味を持ってレープロを見てみると、近3走は⑭⑪⑪という成績。牡馬とやるのはキツイのかな?と高をくくっていたらこの快勝・・・。1750円ついた複勝だけでも買っていれば・・・(泣) 次からはこういう馬を買うようにしますんで、大穴を獲ったときには馬券晒しますね! 逆のケースで、身長の低い馬が昇級戦で人気になっている時は、疑って掛かるのが得策のように思います。 日曜の出走馬で言えばバトルバニヤン。これは上がりの競馬への適性もあったでしょうが、昇級戦で見せ場無くシンガリ負けという結果でした。今後1000万下を勝ち上がるかどうかは分かりませんが、どっちみち将来性は低いでしょう。 ついでに言うと、ニューマーケットCは背の高い馬が勢揃い。かなりの高身長であるアラタマサモンズが霞んでしまうほどでした(結果は6着)。 京成杯AHのパドックでは、好きな馬アポロノサトリ(9着)の低身長っぷりにガックシ。このクラスで戦うには致命的な程に背が低い。分かりやすく言うと、スクールボーイと同じかそれより低いくらいでした。器もその程度ってことなんでしょう・・・。 まとめると、馬を観るときにはまず背丈に目を向けるのが吉。それが全てという訳ではありませんが、思わぬ穴馬・評判倒れの馬を見抜けるかもしれませんよ。とくに中距離以上のレースで威力を発揮するでしょう。 クラス・路線別の平均身長ってデータがあれば面白いのですが・・・JRAは多分測ってないでしょうから無理ですかね。絶対OPと500万下では大きな差があると思いますよ。
競馬は難しい。これは誰もが思っていることです。あの武豊騎手ですら「競馬は分からない部分が大きい」と言うのですから。そして、初心者に易しくない。競馬を始めた人が、競馬についての正しい知識を身に付けながら上達していく、というのは極めて稀です。それは何故か。「プロと言われる競馬記者が、誤った知識をばら撒いているから」だと僕は考えます。
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