小倉記念
何度も書きますが、日経賞でのエーシンジーラインは強かった。 日経賞 12.6 - 11.4 - 13.4 - 12.9 - 12.4 - 12.5 - 12.3 - 11.9 - 11.5 - 10.8 - 11.4 - 12.3 ミヤビランベリのスパートを受け、終い5F目には11.9に突入する展開。それでいて終い3F目に10.8までペースアップし、ランベリやビッグウィークが脱落する中で、ジーラインだけ最後まで粘り通して5着。 上位4頭の名を挙げてみると、トゥザグローリー・ペルーサ・ローズキングダム・マイネルキッツ。キッツにクビ差で、ジーライン。これだけの面々に食い下がれるのですから、ちょっと歯車が合えば重賞の一つや二つ、手が届いても不思議ありません。 前走の七夕賞も、決して悪くない内容。 七夕賞 12.3 - 11.1 - 12.4 - 12.4 - 13.2 - 12.0 - 11.7 - 11.5 - 11.7 - 12.2 テンから気合いをつけながら12.3 - 11.1。キャプテントゥーレからハナを奪うためだったとはいえ、坂のある中山でこの数字はかなり速い。ここで相当、脚を使ったはずです。 そして5F目、13.2。これは遅い。遅すぎて、脚を溜められるメリットよりも、後続に差を詰められるデメリットの方が大きくなってしまうラップタイム。ペースダウンするにしても、せいぜい12.5くらいに留めておくべき。それ以上緩めても、大して脚は溜まりません。このことは確か、岡部元騎手も言っています。 以上のように、ロスの多いペース配分だった上、インが荒れて先行馬には厳しい馬場状態。それでも0.9しか負けていません。キャプテントゥーレやサンライズベガには先着しましたし、むしろ胸を張れる敗戦でしょう。 今回は開幕週。大外枠を引いたのは痛いですが、それでも条件は前走より好転しています。ハナ争いする相手だって、同じ芦毛でも、今度はGⅠ馬ではありません。ジーライン自身、小倉2000は2度走って1着2着。相性のいい舞台で重賞初勝利を。 ◎エーシンジーライン 〇サンライズマックス ▲サンライズベガ △ナリタクリスタル なお、ジーラインの好走歴は前半ゆったりめの展開に集中していますが、それはテンからガンガン行くようなコースであまり走っていないせい。1000~1400で3連対しているように、元々小倉2000向きのスピードがある馬です。 PR 漁火ステークス
函館1800はスタートから1コーナーまでの距離が短い。そのせいで先行争いの決着が付くのが早いため、むしろ2000よりもペースが落ち着きやすい。距離は短縮されているのにペースが上がらないのだから、前の馬はかなり楽が出来るコースなのです。 ◎タカラサンデー 2010/12/11 中山1000万下 12.4 - 10.9 - 11.8 - 12.5 - 12.3 - 11.8 - 12.1 - 12.2 - 11.5 - 12.4 1着タカラサンデー 1:59.9 1-1-1-1 2着ネコパンチ 2:00.0 2-3-2-2 テン35.1を踏んで、6ハロン目から11.8にペースアップ。そして終い2ハロン目、11.5に再加速して突き放す。函館1800でこういう競馬ができれば、まず勝ち負けになります。 しかも鞍上はペースコントロールに長けたノリ。番手に付けてきそうな吉田隼人Jも、自分に有利な展開を作っていけるタイプ。スローペースになるのは目に見えています。 ・・・とここまで書いたところで馬体重が発表になりましたが、+16キロの524キロですか; 500キロ台で結果を出しているだけに、他馬にスイッチした方が良さそうですね。 ◎ウォークラウン 〇モズ ウォークラウンは後方有利の展開を押し切った睦月賞の内容が◎。いい位置に付けられれば。
函館記念
トップハンデを背負って大外に入ったマイネルスターリーも、マークされて展開がキツくなるのが見えているミッキーペトラも、連戦でお疲れ気味?調教イマイチのエドノヤマトも本命で買う気が起きない、となると、行き着くのは軽ハンデの穴狙い。 ◎マヤノライジン 〇マイネルスターリー ▲ダンスインザモア 函館記念は過去4度走って2着1回3着1回と、適性・実力ともに間違いないマヤノライジンが過去最も軽いハンデで出走。 近走イマイチの着順を見ての1キロ減なのでしょうが、上位と差の無い走りだった小倉大賞典、不利を受けて4角最後方と絶望的な位置から5着まで追い上げた大阪城S、それにスタート後なかなかの行きっぷりを見せた前走を見ても、まだまだ元気な10歳馬。スタミナ活きる展開を中団あたりから進めることが出来れば一発。 ・・・なんて言ったらバチが当たりそうですが、かなり期待していたアポロフェニックス1着は実現しなくとも複勝660円、ワイド2670円と結構な好配当を得られたアイビスサマーダッシュ。この勢いに乗って1001回、今度は単勝一本でばっちり当てたいと思います。
日本海ステークス ◎エーブチェアマン 厳しいロングスパートを打ってくるコスモラピュタは強力ですが、コスモはちょっとでも自分の脚を余すようなペースにしてしまうと、前走のように追い詰められてしまう乗り難しいタイプ。平坦新潟でキッチリ脚を使いきるのは困難とみて、エーブの差し切りに期待します。 唯一の"1000”M重賞として人気の高いアイビスSDですが・・・なんと今回の予想が、このブログを始めて通算"1000”回目の更新(記事のアドレスをご参照下さい)。年初ぐらいに「宝塚あたりには1000回いくかな~」とは思っていましたが、本当に全く狙っていなかったことなので、何か運命めいたものを感じてしまいます。
・・・そういう訳で、今回は是非当てたい。 アイビスサマーダッシュ 過去10年の3着以内馬30頭のうち、 ・父か母父がSS系の馬がアルティマトゥーレ(09年3着)しか居ない ・斤量58キロ以上は3着以内ゼロ(57キロでも08年2着シンボリグラン、実質57キロだった09年1着カノヤザクラだけ) ・内4枠と外4枠との3着以内比は9:21(=3:7)で外有利 などなど、非常に偏った特徴のある重賞。上記の傾向に合致しない馬が結構人気を集めているような気がしますが、果たして堅く収まるでしょうか? ◎アポロフェニックス 〇シャウトライン ▲エーブダッチマン 新潟直1000は「テンからガンガン飛ばす」というイメージがありますが、それと同じくらい「終いに一脚使える」ことも重要なコース。これはあまり言われていませんが、似たような要素が求められる中京1200とも意外と関連の強いコースで、昨年16番人気で3着したマルブツイースターも、ファルコンSで2着がありました(08年に10人気2着したシンボリグランなども中京実績馬ですね)。 アポロフェニックスは中京1200で3回走って、2着2回。うち1回は1.07.3の好タイムで押し切ったヘッドライナーにクビ差まで迫るものでした。 09尾張ステークス 12.0 - 10.5 - 10.9 - 11.1 - 11.3 - 11.5 1着ヘッドライナー56 1.07.3 2着アポロフェニックス55 クビ 3着ケイアイアストン56 2馬身 テンから飛ばして、ラスト1ハロンも11.5とかなり高速。全体時計も速い。アイビスSDに直結しておかしくない内容ではないでしょうか。 13番と外目の枠を引いて、鞍上は新潟直1000の名手柴田善臣、ヘッドライナーに対して2キロの貰い。勝機は十二分にあります。
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