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ラップで顕在的適性を、馬体・血統で潜在的適性を測るブログ。
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ファンタジーS


小雨が降り続いている京都。スピードのある馬が揃っていますし、スタミナ型の差し馬にはおあつらえ向き。

アイムユアーズ
○ファインチョイス
▲二コールバローズ


函館2歳Sでは大外をブン回して差し込み2着。こういうレースは、スタミナと末の持続力の両方が無ければ出来ません。

母父エルコンドルパサーらしく脚長の体型で、1400への距離延長は追い風。また、こういう人気が割れたときにありがちなのですが、1番人気ファインチョイスと小差だったのに単勝20倍弱も付くのはオイシイ。メンディザバルJもこのコース2回目、そろそろ世界トップクラスの実力発揮を。


○ファインチョイス:アドマイヤムーン産駒らしく、腰高かつ後肢の折り畳みが大きいので、溜めたら溜めたで良い脚を使えそう。1400でも。

▲ニコールバローズ:輸送で馬体20キロ減の前走は度外視。初戦が強い内容でしたし、大柄でこのくらいの距離が向くのでは。母父フレンチデピュティもコース相性○。


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新潟11 亀田特別

1番人気アドマイヤセプターは長く良い脚を使うタイプとは言いがたく、3着も危なそう。馬連で勝負したいところ。


ユースティティア
○クラックシード
▲ネヴァーフェイド
△アフォリズム


ユースティティアは前走が相当長く良い脚を使ってましたし、内にモタれていただけに左回りのが良さそうなタイプ。クラックシードが安全策で先行するようなら、後方待機から一発。

天皇賞秋


ゴールまで残り1200地点の前後から「下り坂」が始まるのは、東京も中山も阪神もみ~んな同じ。

ただ、ゴール直前の急坂まで一貫して下り続ける阪神、平坦な区間はあれどほぼ阪神と同様の中山に対して、東京だけは、残り900地点から一転して「上り坂」が入り、それが300地点まで続きます。


東京コースは直線まで動きが少ないレースになりがち…言い換えれば、先行馬がロングスパートを決めにくいのは、コースの起伏の違いからくるもの。アーネストリーに「宝塚記念と同じレースを」…と言うのは簡単ですが、難易度としては2,3段階は上。レースメークの職人・佐藤哲三がどう打開するのか見物ではありますが、馬券的には「無視」でいきたいと思います。


ローズキングダム
○エイシンフラッシュ


東京2000は前目の位置から切れる、長く良い脚を使える、更に底力もあるバランス型が最も信頼できるコース。ローズキングダムは高いレベルでそれに当て嵌まりますし、右回りで内にモタれるサウスポー。ベストの東京でGⅠ3勝目を。

エイシンフラッシュは休み明けは減点も、前で折り合わせたら最高の騎手・ルメールを得たのは大きい。内枠も○で。



その他、人気馬について少し。

ダークシャドウ・・・JCよりは秋天のが良いタイプだとは思いますが、ローズやエイシンより上に取る理由に乏しく。

ペルーサ・・・馬体はますますブラッシンググルームの色が濃くなってきた感じ。それだけに、もっとスタミナ問われる状況にならなければ。

ブエナビスタ・・・陣営からも泣きが入ってますし、金曜にも時計を出すくらいなので状態はイマイチなのでしょう。しかし、それでも何とかしてきた馬。単勝3倍をオイシイと見るか、危ないと見るか。自分は、東京2000では前か内の馬の出し抜けを喰うと見て評価を下げました。

スワンS


高速京都の1400は、「速い時計」かつ「速い上がり」を求められます。

高速馬場での特注血統といえば、寝肩・大きめの箱・立派なトモを誇るプリンスリーギフト系。それにSSの切れ味が加われば鬼に金棒!というわけで、「SS×プリンスリーギフト系」の配合は10月の京都1400で連対率5割超(4/7)。


プリンスリーギフト系サクラバクシンオー×SSのグランプリボスでも良いような気もしますが、若い馬が通用しにくい短距離戦で、古馬と同じ57キロを背負うのが少し微妙。ということで、もう一頭のSS×プリンスリーギフトに注目します。


クレバートウショウ
○グランプリボス
▲ジョーカプチーノ


クレバートウショウの前走・ポートアイランドSは、阪神の重たい馬場でラスト1ハロンが12.7も掛かったスタミナ勝負。速い時計と速い上がりを求められたマイラーズC・京王杯SC・安田記念では、不利もありながら全て好走しています。適性は間違い無し。

菊花賞


オルフェーヴルは確かに強いが、この馬も全く負けちゃいない。


フェイトフルウォー
○オルフェーヴル
▲ダノンマックイン


セントライト記念
12.2 - 10.7 - 11.1 - 11.7 - 11.8 - 11.9 - 11.8 - 12.3 - 12.5 - 12.7 - 11.6


ロイヤルクレストの大逃げでこんなラップになっていますが、フェイトフルウォー自身は概算でテン4F48秒。そこから12秒フラット近いラップを刻み続け・・・調教時計式の表記をすれば、終い7F-6F-5F-4F-3Fを82秒-70秒‐58秒‐46秒‐34秒で走破。

何が凄いって、この時計を「外外を回して」刻み続けたこと。普通、12秒フラット近いラップが7Fも続けば、前に居た馬・外を回った馬からバテていきますし、地力の無い馬は確実に淘汰されます(実際5着を3馬身離した4着ベルシャザールまで、世代上位の重賞馬がズラリ)。

上位4頭の中で最も不利な競馬をしながら、2着に1馬身以上の差を付けたフェイトフルウォーのパフォーマンスは、セントライト記念としては09年のナカヤマフェスタにも劣らないもの。確実にロングスパートの勝負になる京都3000ならば、オルフェーヴルとも五分以上にやれるはずです。


単穴にはダノンマックイン。こちらも前走が優秀。終い4Fを46秒台は神戸新聞杯の4着馬スマートロビンと同等で、走破時計はロビンよりも0.7秒速い。

やや頸が短いので距離適性に若干不安アリですが、昨年のビッグウィークのように残り4F地点で物理的に逆転不可能な差を付けていれば、勝ち切るだけの末脚とスタミナはあります。京都長距離と好相性の母母父リアルシャダイにも注目。




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●予想のしかた
馬体、血統、ラップ予想をリンク。3つの手法それぞれの強みを活かします。

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三連単以外は全て使いますが、一番好きな馬券は“人気薄の単勝”です。

●POG2012-2013指名馬

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ブログ頻出用語
■能力について

瞬発力
瞬間的に高いトップスピードを出す能力。直線の長いコースやショートスパートで問われる。

持続力
一定以上のスピードを長時間持続する能力。向正面に下り坂のあるコースやロングスパートで問われる。

スピード
全体的に速いタイムで走る能力。主に短距離・高速馬場で問われる。

スタミナ
厳しい流れでも末を維持する能力。主に中長距離・重たい馬場で問われる。



■馬体編


トモ(後駆)
推進力を生み出す主役。また、疲労が溜まりやすい部分でもある。


腹袋
腹筋を含む、馬の腹部全体のこと。腹袋(腹筋)の大きい馬、つまり普段から腹筋をよく使って走る馬は、使わない馬と比べて疲れにくくスタミナに優れる。

寝肩
肩の角度が浅く、前肢の可動域が前方に広いこと。末の持続力と関連が深い。

寝繋
角度が45°くらいの、主に前肢の繋のこと。強度・クッションのバランスが良いため、芝向きの瞬発力・長距離向きの燃費効率を期待できる。

腰高
前肢に比べて後肢が著しく長い体型のこと。常に前傾姿勢になるので静止状態からのダッシュ力に優れ、先行型の脚質になることが多い。また踏み込みが深くなるので、寝肩・寝繋との組み合わせで末の威力がアップする。


■その他

ソラを使う
野性ウマには、群れの先頭に立ったときに周囲を警戒しつつ加減して走る習性がある。競走馬においても同様で、その癖が強い(ソラを使う)馬は周囲と実力差がある場合でも千切って勝たないため、能力の底を測りにくい。

頭が高い走法
重心が上ずり後方に荷重が掛かるので、トモに大きな負担が掛かる。そのため以下3つの特徴がある。①トモがよく発達する(のに騙されてはいけない) ②トモに疲れが溜まりやすい(脚が続かない) ③坂がニガテ

手前を替えない
馬というのは、コースを一週する際に右手前・左手前という2種類の走法を交互に使い分けている。以下長くなるのでコンデュイットの記事へお願いします。

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