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第32回エリザベス女王杯 (GI)

秋華賞での0.2秒の差は、休み明けで伸びを欠いた分・外枠で前に壁を作れずに折り合いを欠いてしまった分・内回りで直線が短かった分の差。今回は叩いて馬体がガラッと良化・3番枠で前に壁を作れる・外回りに替わる。これならウオッカで鉄板。ダイワスカーレットに桜花賞・秋華賞での借りを返すことが出来る!・・・・・のでしょうか?

ウオッカが好きな自分としては全く不本意ながら・・・というより好きだからこそ、なのかも知れませんが・・・この安直なロジックに、何とも言えない不安を覚えて仕方ないのです。

ウオッカは今まで何度も牝馬離れした『強さ』と『速さ』を見せています。ダービーで男馬達を一蹴した33秒0の末脚は、見る者を陶酔させるものでしたし、返し馬の最初の一完歩で見せる才能の片鱗は、他のどんな名馬にも類を見ないほどの輝きを放っています。

しかし、桜花賞では誰もが予想しなかった『脆さ』を見せダイワの後塵を拝していますし、現役トップクラスの牡馬が相手だった宝塚記念も同様。持てる能力・才能を発揮することも出来ずに終わりました。

多くの「強い馬」が内包している『気性の激しさ』。それを己でコントロールする『精神力』という点では、現状ではウオッカはまだまだ・・・未熟。

磐石なのはウオッカではなく、
ダイワスカーレットの方。距離が1ハロン延びようが、柔軟で豊富な筋力が実現する大きなストライドからはバタッと止まるシーンは想像できません。秋華賞くらいコントロールが利く状態ならば、アサヒライジングのヨシトミ騎手と競って自滅するなんて事は有り得ないでしょう。

いつものように好位から33秒台の末脚を決めれば、他に追いつける馬も居まい。・・・ウオッカ以外には。そのウオッカは崩れる可能性がある、というのなら・・・

馬券はダイワの単勝と、〇ウオッカとの馬連。自分が考えているケースは全てカバーした馬券になっていると思います。

潜在能力はこの2頭にも劣らないスイープトウショウですが、最近は満足に調教も積めないため全く絞れていません。スワンSでのプラス18キロは全て贅肉で、明らかに見た目に太かったそうです(自分は観ていません)。それに「エリザベス女王杯の結果次第でマイルCSに連闘」なんて話が陣営から出るのは、GⅠレースを調教代わりにして体を絞りたいという事に他なりません。そんなナメた状態でGⅠで勝ち負けするなんてことは・・・可能性は限りなく低いでしょう。

今日はウインズに行けるかどうか微妙なので、直前予想はやらないかも知れません。

6b8f026c.jpg




netkeiba.comより
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●POG2012-2013指名馬

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ブログ頻出用語
■能力について

瞬発力
瞬間的に高いトップスピードを出す能力。直線の長いコースやショートスパートで問われる。

持続力
一定以上のスピードを長時間持続する能力。向正面に下り坂のあるコースやロングスパートで問われる。

スピード
全体的に速いタイムで走る能力。主に短距離・高速馬場で問われる。

スタミナ
厳しい流れでも末を維持する能力。主に中長距離・重たい馬場で問われる。



■馬体編


トモ(後駆)
推進力を生み出す主役。また、疲労が溜まりやすい部分でもある。


腹袋
腹筋を含む、馬の腹部全体のこと。腹袋(腹筋)の大きい馬、つまり普段から腹筋をよく使って走る馬は、使わない馬と比べて疲れにくくスタミナに優れる。

寝肩
肩の角度が浅く、前肢の可動域が前方に広いこと。末の持続力と関連が深い。

寝繋
角度が45°くらいの、主に前肢の繋のこと。強度・クッションのバランスが良いため、芝向きの瞬発力・長距離向きの燃費効率を期待できる。

腰高
前肢に比べて後肢が著しく長い体型のこと。常に前傾姿勢になるので静止状態からのダッシュ力に優れ、先行型の脚質になることが多い。また踏み込みが深くなるので、寝肩・寝繋との組み合わせで末の威力がアップする。


■その他

ソラを使う
野性ウマには、群れの先頭に立ったときに周囲を警戒しつつ加減して走る習性がある。競走馬においても同様で、その癖が強い(ソラを使う)馬は周囲と実力差がある場合でも千切って勝たないため、能力の底を測りにくい。

頭が高い走法
重心が上ずり後方に荷重が掛かるので、トモに大きな負担が掛かる。そのため以下3つの特徴がある。①トモがよく発達する(のに騙されてはいけない) ②トモに疲れが溜まりやすい(脚が続かない) ③坂がニガテ

手前を替えない
馬というのは、コースを一週する際に右手前・左手前という2種類の走法を交互に使い分けている。以下長くなるのでコンデュイットの記事へお願いします。

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