忍者ブログ
ラップで顕在的適性を、馬体・血統で潜在的適性を測るブログ。
ADMIN | WRITE| RESPONSE
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

09フェブラリーS(やや重)
12.7 - 10.5 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.3 - 12.1 - 12.4

09ユニコーンS(不良)
12.4 - 10.5 - 11.4 - 12.2 - 12.8 - 12.2 - 11.9 - 12.1

09武蔵野S
12.4 - 10.7 - 11.5 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.6



この3レースは同じ東京D1600で行われましたが、それぞれ趣の異なるラップタイムになっています。

まず09フェブラリーS。後半3Fのラップに注目したとき、他の2レースは後ろから2ハロン目が最も速くなっているのに対し、こちらは後ろから3ハロン目と早いタイミングでのスパート11.3という数字も目を引きますね。全体の上がり3Fは3レース中最速です。

ユニコーンSは不良馬場ながらも12.8と道中で大きく緩んでいること、その割に後半に速いラップが無いことがフェブラリーSとの比較で浮かんできます。

武蔵野Sのテン3Fは馬場を考慮するとけっこう速く、上記2レースと比べてラップの凹凸が少ない・終いに加速するところがほとんど無い持続戦。


以上ラップで見えることを瞬発力に引き付けてまとめると、

①フェブラリーSは早めスパートで、それでいて瞬発力も求められた
②ユニコーンSの勝ち馬は瞬発力がかなり足りない?
③武蔵野Sは瞬発力不用の持続戦

…おおざっぱですけど大体こんなところでしょう。


さて、ここで瞬発力必要・不要に分かれたそれぞれのレースの性格、そして昨年のJCDのラップタイムを比較したときに、サクセスブロッケンの適性について一つの仮説が成り立ちます。


まずサクセスブロッケンがダートで馬券圏内を外したときのラップがこちら。

08JCD
12.4 - 11.2 - 13.1 - 11.7 - 11.8 - 12.4 - 12.0 - 12.1 - 12.5

09武蔵野S
12.4 - 10.7 - 11.5 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.6


次にGⅠ勝ち時のラップ。

08ジャパンダートダービー(不良)
12.1 - 11.3 - 12.7 - 13.3 - 12.8 - 12.6 - 13.0 - 12.9  - 11.5 - 12.3

09フェブラリーS(やや重)
12.7 - 10.5 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.3 - 12.1 - 12.4


…それぞれ似通った特徴がありますよね。

①地方の深いダートは苦手(有名ですね) で、
②地方で唯一の勝利は、フェブラリーSと同じく軽い馬場での瞬発力勝負。
③中央で馬券圏内から外れたのは2回だけ で、
④その2回とも終い3ハロンに11秒台が入らない、良馬場の持続力勝負。

つまりサクセスブロッケンって、11秒台の瞬発力が求められる軽いスピードレースでしか結果を残せない馬に見えるんですよ。




いっぽう、サクセスブロッケンと対照的なのがエスポワールシチー

09平安S(やや重)
12.3 - 11.2 - 12.4 - 12.8 - 13.0 - 12.7 - 12.5 - 11.7 - 11.8

09フェブラリーS(やや重)
12.7 - 10.5 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.3 - 12.1 - 12.4


スローからの徹底した瞬発力勝負になった平安Sで2着、フェブラリーSで4着。ダートでの敗戦はこの2回だけなので、11秒台の瞬発力が求められると分が悪いことが窺えます。


…これ以上のことは週末の予想記事に譲りますが、適性が両極端のエスポワールシチー・サクセスブロッケンは、どちらかが来たらどちらかが飛び…という関係になりそうです。


PR
ジャパンカップ


12.7 - 10.5 - 12.0 - 12.0 - 11.8 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.0 - 11.4 - 11.4 - 12.3

道中で最も緩んだラップが12.2と一貫したペースになりつつも、終いの瞬発力も求められた総合力勝負。馬券が当たればもっと良かったけれど(苦笑)、久々にGⅠの名に相応しいグッドレースとなりました。

勝ったウオッカは「速いペースでの瞬発力勝負」に滅法強い馬であり、過去2年スローで殺されたスピード能力が今回は100%発揮されました。勝因の9割は「騎手」ではなく「展開」でしょうね。


本命コンデュイットは4着。手前はきちんと替えていましたが、騎手コメントによると輸送疲れがあったよう。手前替えないでGⅠ勝つくらいの馬なのだからデキいまいちでも勝てると踏んでたんですが…うーん、甘くないか;

3着レッドディザイアは立派。もともとソラ使いで能力の底を計りかねていた馬ですけど、ブエナビスタよりも資質の幅は広い馬のように思います。デキも万全ではなかったですし、ブエナとの再戦が楽しみでは。

2着オウケンブルースリは、好タイム決着を後方から突っ込んできてハナ差2着というあたりがハーツクライと被る。ということで有馬は人気するんでしょうけど、かなり頭の高い走法の馬なので中山の急坂がどうか? ふっふっふ、楽しみです。

にほんブログ村 トラコミュ 第29回ジャパンカップ(GI)へ
第29回ジャパンカップ(GI)



「リーチザクラウンがどんなペースで逃げるのか?」ということが、JCを予想する上で大きなキーポイントとなるわけですが、自分は“やや速い”くらいを想定しています。

その根拠となるのが、東京2400と阪神2400のコース形態の違いです。


東京
tokyo_course.jpg







阪神
hanshin_course.jpg






(JRAホームページより)



09神戸新聞杯では、リーチザクラウンは1000m60.3のペ-スで逃げました。

その阪神コースはスタート直後に上り坂があり、次いでRのきつい1~2コーナー。下り坂は残り600までほぼ存在せず、ペースを落としやすいコース形態になってます。

いっぽう東京2400は1~2コーナーの角度は阪神のそれに比べて緩いし、1コーナー途中から向正面にかけて700mほど下り坂が続く。そこでやっと上りが入りますが、直後に300mほどの下りがまた入ります。


阪神2400に比べてペースを緩ませられるポイントが少ない(それどころか加速ポイントが多い)東京2400。リーチザクラウンのあの気性を考えると、神戸新聞杯の60.3よりも速いペースの逃げになる可能性は高そうです。


展望で挙げたとおり、手前を替えずにGⅠを勝てるほどの持続力を持つサウスポー・コンデュイット。寝肩・ベタヅメ(繋は不明)・腰高と、先日故障した2歳馬リディルに似て先行力・終いの脚を兼ね備えた体型。ハイペースなら日本に敵は無しというところを見せ付けて欲しいものです。

対抗にハイペース向きで、ルメールマジックを期待のウオッカ。以下デキ上向きの実力馬アサクサキングス・エイシンデピュティに、外国馬からもう一頭インターパテイションまで。


コンデュイット
〇ウオッカ
▲アサクサキングス
△エイシンデピュティ
△インターパテイション

conduit-and-tartan-bearer.jpg









余談ですが、軽く検索したら「コンデュイットが手前を替えずにキングジョージを勝った」と書いてるのは、自分とこ以外にどこにも無いんですけど…新聞はweb記事しか調べてないけども。かん口令でも敷かれてるんでしょうか?^^;


京阪杯


12.0 - 10.4 - 10.7 - 11.1 - 11.4 - 12.0

33.1-34.5って、スプリンターズSとあんまり変わらないラップじゃんよー…テン2ハロン22.4も速いし、ここ最近の競馬には珍しく先行馬全滅の展開となりました。こんなに極端なラップになったのは、やっぱり自分のせい?(がスプリント重賞35連敗中…泣)

8着 アルティマトゥーレ 松岡正海騎手
「暖かいときの方がいいタイプの馬かもしれません。いまから考えたら、少し動きが硬かったかもしれません」(ラジオNIKKEIより)

パドック観てないんで分かりませんが、今思えばってのがなぁ。どうなんでしょうか。「1200での連対はすべてテン33.8以上掛かった緩い競馬のみ」というスロー専門馬だけに、展開が敗因の9割以上では。


…他はあんまり振り返ることも無いんですが、最後に小ネタを一つ。ハイペースなのに33秒台の脚が求められる展開というのが中京チックだったのか、掲示板に載った5頭中4頭が中京1200実績のある馬でした。5着ラインブラッドは中京1200未経験ですが、適性を見込んでもいいかもしれません。
にほんブログ村 トラコミュ 第54回 京阪杯(GIII)へ
第54回 京阪杯(GIII)



スプリンターズS(中山1200)と京阪杯(京都1200)の違いは、前後半のラップバランスに集約されます。


スタート直後から下りが続きゴール前に急坂がある中山1200は、極端な 終い3F>テン3F というラップが刻まれやすいタフなコース。

09スプリンターズS 32.9-34.6

一方で京都1200の場合はスタート直後に上り坂があり、最後の直線は平坦のため 終い3F<テン3F というスプリント戦にしては異質な「後半の方が速い」ラップになりやすい、まあラクなコース。

08京阪杯 34.2-33.9


この両極端な性質の違いは血統的な傾向にも現れており、例えばSS系(瞬発型)は中山1200では全く走らず(スズカフェニックス・ファイングレイン・アルティマトゥーレなど)、非SS系は京都1200で人気を裏切ることが多い(ビービーガルダンなど)。


今年の短距離重賞で、最も京阪杯に繋がりそうなレースになったのがセントウルS。

09セントウルS 33.8-34.0

前後半のラップ差が小さい、比較的ラクな展開になったこのレースで0.4の大差で勝ったのがアルティマトゥーレ。タフなレースになったスプリンターズSでは通用しませんでしたが、ラクな展開での強さは驚異的。父はSS系フジキセキで血統的な傾向にも合致します。調教軽いのは毎度のことだし、ここは巻き返すのが自然でしょう。一番人気なので絞った狙いで単勝・馬連。


アルティマトゥーレ
〇エイシンタイガー

32a6ebd6.jpg







netkeiba.comより



ブログ内検索
プロフィール
HN:
Apollo
性別:
男性
趣味:
馬を観ること
自己紹介:
●予想のしかた
馬体、血統、ラップ予想をリンク。3つの手法それぞれの強みを活かします。

●使う券種
三連単以外は全て使いますが、一番好きな馬券は“人気薄の単勝”です。

●POG2012-2013指名馬

ラウンドワールド
サトノノブレス
タガノラルフ
ポップジェムズ
ネオウィズダム
アルバタックス
スペクトロライト
ファイアマーシャル
ラストグルーヴ
ディオジェーヌ




にほんブログ村 競馬ブログ 馬体・パドック理論へ
にほんブログ村
息抜きに・・・

Click to Play Stay The Distance
上キー・・・加速
下キー・・・減速
左右キー・・・移動
スペース・・・ジャンプ
コントロールキー・・・ムチ

右下のplayを押してから馬を選んでraceを押してスタート!飛ばし過ぎるとバテます。
コメントあざっす!
[11/10 erertyScota]
[11/02 SquiltDut]
[10/28 abesytahZoosy]
[09/11 buying steroids online]
[07/09 buy anabolic steroids]
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
忍者ブログ | [PR]
最新記事
ブログ頻出用語
■能力について

瞬発力
瞬間的に高いトップスピードを出す能力。直線の長いコースやショートスパートで問われる。

持続力
一定以上のスピードを長時間持続する能力。向正面に下り坂のあるコースやロングスパートで問われる。

スピード
全体的に速いタイムで走る能力。主に短距離・高速馬場で問われる。

スタミナ
厳しい流れでも末を維持する能力。主に中長距離・重たい馬場で問われる。



■馬体編


トモ(後駆)
推進力を生み出す主役。また、疲労が溜まりやすい部分でもある。


腹袋
腹筋を含む、馬の腹部全体のこと。腹袋(腹筋)の大きい馬、つまり普段から腹筋をよく使って走る馬は、使わない馬と比べて疲れにくくスタミナに優れる。

寝肩
肩の角度が浅く、前肢の可動域が前方に広いこと。末の持続力と関連が深い。

寝繋
角度が45°くらいの、主に前肢の繋のこと。強度・クッションのバランスが良いため、芝向きの瞬発力・長距離向きの燃費効率を期待できる。

腰高
前肢に比べて後肢が著しく長い体型のこと。常に前傾姿勢になるので静止状態からのダッシュ力に優れ、先行型の脚質になることが多い。また踏み込みが深くなるので、寝肩・寝繋との組み合わせで末の威力がアップする。


■その他

ソラを使う
野性ウマには、群れの先頭に立ったときに周囲を警戒しつつ加減して走る習性がある。競走馬においても同様で、その癖が強い(ソラを使う)馬は周囲と実力差がある場合でも千切って勝たないため、能力の底を測りにくい。

頭が高い走法
重心が上ずり後方に荷重が掛かるので、トモに大きな負担が掛かる。そのため以下3つの特徴がある。①トモがよく発達する(のに騙されてはいけない) ②トモに疲れが溜まりやすい(脚が続かない) ③坂がニガテ

手前を替えない
馬というのは、コースを一週する際に右手前・左手前という2種類の走法を交互に使い分けている。以下長くなるのでコンデュイットの記事へお願いします。

バーコード
アクセス解析