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第47回 愛知杯(GIII)



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①引き込み線からのスタートで、200mちょっと下りが続く。テンは速くなりやすい
②1~2コーナーはRがキツイ上に、緩やかな登り。ここでかなり緩む。
③3コーナー入り口から緩やかな下りが入り、600を切ってからは急激な下り。1~2コーナーで脚を溜めており、前が止まらないイメージからもロングスパートが引き起こされやすい


という中京2000でブラボーデイジー・ニシノブルームーンの強力先行馬が引っ張る今回は、牝馬限定戦としては異色の展開・つまり「非スローで瞬発力が求められない展開」になると予想されます。ということは、エリ女のスローで持続力を殺された馬たちにリベンジの好機。


ニシノブルームーン
テン速くロングスパートも入った府中牝馬Sで番手につけ、それでいてリトルアマポーラと差のない競馬。ロングスパートで先行馬総崩れの府中Sではアクシオン・メイショウベルーガを完封。これでアマポーラに斤量3.5キロも貰いがあるのはチャンス。

◯ブラボーデイジー
終い3F11.2 - 10.8 - 11.8のヴィクトリアマイル2着でロングスパート・ハイペース耐性◯とみて。

▲クラウンプリンセス
テン速い小倉記念で前付けして3着と、牡馬相手で上々の内容。同じだけ走れば。

△リトルアマポーラ
府中牝馬Sで◎に先着…ってGⅠ馬ですが、人気と斤量でこの位置。



朝日杯の展望は師走で人並みに忙しかったので更新できませんでした。そしてまだネタが無いです^^;

ニシノメイゲツは迷うなー…

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阪神ジュベナイルフィリーズ


12.2 - 11.0 - 11.9 - 12.2 - 12.3 - 11.8 - 11.1 - 12.4

同日に芝1600の1000万下が施行されていたものの、そちらは「テン緩いロングスパート」という時計の出ないラップ構成だったため、単純に「阪神JFの方が全体時計は速いし、上がりもほぼ変わらない」と言うことはできません。

とはいえ、未勝利1200の勝ち時計が1.10.3という馬場状態。そのため《》で括った区間が本当に緩みと言えると言えるのか、はたまた緩みとは言えない平均ペースで、上がりに11.1が出現したのはアパパネが切れすぎるからなのか?判断に迷ってます。

ミドル・スローのどちらかだとは思いますが、このレースのラップ評価はしばらく保留ということで…


ひとまずチャンプは決まったものの、終わってみればファンタジーSを含めてハイペースの競馬がほとんど無かった2歳牝馬路線。桜花賞も同様のペースになれば大きく序列は変わらないでしょうが、一度くらいは急流の競馬を観てみたいものです。スプリンターがせめて掲示板には届くような、そんなレースを(15着・▲16着には泣きました;) 


話は変わって。頭の低い走法・アパパネが勝ちましたけど、、頭が高い走法の2着アニメイトバイオ・3着ベストクルーズとの着差は僅か。平坦コースなら着順逆転を見込めそうですが、いかんせん、桜花賞までは阪神に主要レースが集中する牝馬クラシック。アパパネはオークスよりもNHKマイルに行きそうだし、このネタを馬券に使えるのはいつになるやら^^;

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第61回 阪神ジュベナイルF(JpnI)



…よく見るフレーズですが、本当にそうでしょうか?


08JF    ショウナンカッサイ(10人気4着)
08桜花賞 ハートオブクィーン(16人気4着)
07JF    エイムアットビップ
06JF    アストンマーチャン、ルミナスハーバー

09米子S  サンダルフォン(8人気4着)
09ストークS  クリノビスケット(15人気3着)
09チューリップ賞  サクラミモザ(7人気2着)
09アーリントンC  ダブルウェッジ((6人気1着)
08GホイップT  マッチメイト(14人気2着)


…キリが無いのでこのへんで止めておきますが、阪神1600って意外にスプリント実績に偏ってる馬の激走が多いんですよね(後にそうなる場合も含めて)。

特に強調したいのは、小倉1200との関連性。アストンマーチャン・サンダルフォンは小倉1200重賞の勝ち馬ですし、マッチメイトも北九州記念4着。そしてこのマッチメイト、なんと今年の小倉2歳S4着のパリスドールの兄なんですぜ…ピンと来ない人もいるかと思いますが、今回密かに出走してます(苦笑)


なぜ、阪神1600はスプリンターの激走が多いのか?

これは推測ですが、残り600~200地点に存在する「長い下り坂」が、生粋のスプリンターとマイラーとの「瞬発力差」を埋めているのかもしれません。下り坂なら起ち肩のコでも、ストライドが伸びて速い脚を使えるようになりますからね。



…前置きはこれくらいにして。

この阪神JFは改装以来、意外なほどハイペースになり、意外なほど持続力が問われるケースが続いています。

08 12.4 - 11.0 - 11.8 - 12.1 - 12.3 - 11.9 - 11.3 - 12.4
07 12.5 - 10.6 - 11.3 - 11.8 - 11.9 - 11.5 - 11.5 - 12.7
06 12.2 - 10.7 - 11.5 - 11.9 - 12.0 - 11.7 - 11.2 - 11.9 (これは別格)


今年も、多数出走している1200先行馬の存在・未勝利とはいえ1200で1分10秒台掛かってる馬場を考えると、07年のようにテンから速いペースになり、終いは我慢比べというレースになりそうです。



…で、そのような「我慢比べ」に強い馬というのはどういうタイプでしょうか。


12.2 - 10.7 - 11.6 - 12.0 - 11.9 -11.3 - 11.5》 

こういう緩急のある、終い1ハロンも速い時計が出るような流れで、殿から速い脚で差し切った馬なのか?


11.8 - 10.2 - 10.8 - 11.5 - 11.5 - 12.4

テンから一貫して速い流れで、終いは時計が掛かってるレースを前々で凌ぎきった馬なのか?


断然、後者でしょ!


サリエル
◯アニメイトバイオ
▲メイショウデイム
△ラナンキュラス
△タガノガルーダ
△アパパネ
△ベストクルーズ

8ba743d5.jpg







netkeiba.comより


今年のJFを難しくしているのは、ファンタジーSが特殊な流れになったことだと思います。

例年のファンタジーSはハイペースからの持続力が問われる展開になり、勝ち負けした馬には高いスピード・持続力が保証されます。ところが今年は(去年もそうでしたが)、終い1ハロンまで速いラップになる「上がり比べ」になってしまったため、我慢比べが想定される今回には全く繋がらない内容になってしまいました。

実際、勝ち馬タガノエリザベートは我慢比べになったききょうSて大敗を喫しており、ハイペースになっても同じ脚が使えるか?という点に関しては疑問が。


それならばむしろ、短距離実績しかない馬のほうが買える。という前衛的な結論に達しました…w

ま、ホームランは狙えるときに狙わなきゃ。


人気で拾うのは、どちらかというと我慢比べよりのレースに実績あるアニメイトバイオ・ラナンキュラス。血統的にはスピードタイプのアパパネ、ソラ使いベストクルーズ。

本命サリエルは、テン32秒台を前々で押し切った小倉1200の未勝利戦(2着ラブグランデー)を高く評価。時計も1000万クラスに迫るレベルでした。小倉2歳Sは近年にないスロー、外枠発走に影響されたもので、「我慢比べ」なら世代屈指のものがあると思ってます。

…PO馬だからといって贔屓してるわけでは決して無いです(苦笑)


中日新聞杯


12.3 - 10.6 - 11.1 - 12.3 - 12.1 - 11.5 - 11.7 - 11.9 - 11.8 - 12.1

後半1000で一番速いラップが後ろから5つ目というのは、他のコースの感覚からすれば異常なほどの早めスパート(普通は後ろから3つ目でも早仕掛けといえるくらい)。ちょっと目を疑いました。でも過去5年の同コースラップを洗うだけで4件も同様のケースが出てくるというのが、中京2000の恐ろしさですね…

すでに持続力上位が明らかだった勝ち馬アーネストリーは置いておくとして、テン3F34.0・終い5Fの超ロングスパートという展開で2着に逃げ粘ったドリームサンデーはどう評価するべきなのでしょうか。先にでた、「後ろから5ハロン目で最も速いラップを刻んだ」過去4件のレースとの比較を通して考えてみたいと思います。


①05金鯱賞  1着ローゼンクロイツ 06-06-05-02  テン5F57.6
②05中京記念 1着ローゼンクロイツ 08-07-08-04  テン5F57.3
③04朝日CC  1着トリリオンカット 03-03-04-03  テン5F59.3
④04愛知杯  1着マイネソーサリス 06-07-07-07  テン5F61.1
⑤今回     1着アーネストリー 05-05-03-03  テン5F58.4

テン5Fから見る「先行馬のキツさ」は②>①>⑤>③>④の順


それぞれのレースでの逃げ馬の結果を並べると、

②テイエムプリキュア 9人気16着 (参考) 2番手のコンゴウリキシオーは2人気12着
①ニホンピロキース 10人気5着
⑤ドリームサンデー 5人気2着
③コンゴウリキシオー 1人気2着
④ウイングレット 2人気18着


…と、やはり終い5F目が一番早いロングスパートは逃げ馬にとっては相当キツいラップのようで、テン5Fのペースに関係なくほとんどの逃げ馬が人気を下回る着順に終わっています。

ドリームサンデー以外では唯一人気を上回る好走を見せたニホンピロキースは、後に小倉記念で7人気ながら2着に激走。結論としては、今回逃げ粘ったドリームサンデーも重賞レベルのパフォーマンスをしたと見て良さそうです。開幕週の逃げ馬といってフロック視せず、これから狙っていきたいと思います。


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第45回 中日新聞杯(GIII)



まずは最近恒例の、コース図の確認からいきましょう。


pic_course_shiba.gif



①引き込み線からのスタートで、200mちょっと下りが続く。テンは速くなりやすい
②1~2コーナーはRがキツイ上に、緩やかな登り。ここでかなり緩む。
③3コーナー入り口から緩やかな下りが入り、600を切ってからは急激な下り。1~2コーナーで脚を溜めており、前が止まらないイメージからもロングスパートが引き起こされやすい


テンが速くなりやすく(先行不利)、ロングスパートも入る(先行不利)。それらの程度によって結果が大きく振れるコースですが、ペースが上がりやすい上級条件ほど、また雨が降ったときほど(前がバテる材料になるので)持続力が問われる条件といえます。


恐らく1番人気になるであろうアーネストリーは大原Sの圧勝・アル共2着からも持続力上位の存在ではありますが、不安点が3つ。

①頭が低い(ハミに頼る)走法で滑る馬場はどうか?稍重では3戦3敗
②テンが速くなったときに後ろの馬にやられないか?
③スローならスローで誰かにやられないか?

特にドリームサンデー&秋山の単騎逃げが叶いそうなだけに、③のパターンで底力が殺されるようなパターンを最も嫌いたいところ。

上記の全ての弱点を突けるのが、セントライト記念で持続力を・東スポ杯で瞬発力を・ダービーで重適性を証明したナカヤマフェスタ。「雨のステゴ」というセオリー的にもこちらを上にとりたくなります。スロー用に▲ドリームサンデーで、あとは重得意そうな馬たちを。

ナカヤマフェスタ
◯アーネストリー
▲ドリームサンデー
△トウショウウェイヴ
△デストラメンテ
△マヤノライジン


起きてから加筆修正の予定。



(追記)15:30

すっかり修正するのを忘れてました;

良馬場になっちゃったので、ナカヤマの単・アーネストリーとの馬連・マンハッタンスカイとのワイドで。



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ブログ頻出用語
■能力について

瞬発力
瞬間的に高いトップスピードを出す能力。直線の長いコースやショートスパートで問われる。

持続力
一定以上のスピードを長時間持続する能力。向正面に下り坂のあるコースやロングスパートで問われる。

スピード
全体的に速いタイムで走る能力。主に短距離・高速馬場で問われる。

スタミナ
厳しい流れでも末を維持する能力。主に中長距離・重たい馬場で問われる。



■馬体編


トモ(後駆)
推進力を生み出す主役。また、疲労が溜まりやすい部分でもある。


腹袋
腹筋を含む、馬の腹部全体のこと。腹袋(腹筋)の大きい馬、つまり普段から腹筋をよく使って走る馬は、使わない馬と比べて疲れにくくスタミナに優れる。

寝肩
肩の角度が浅く、前肢の可動域が前方に広いこと。末の持続力と関連が深い。

寝繋
角度が45°くらいの、主に前肢の繋のこと。強度・クッションのバランスが良いため、芝向きの瞬発力・長距離向きの燃費効率を期待できる。

腰高
前肢に比べて後肢が著しく長い体型のこと。常に前傾姿勢になるので静止状態からのダッシュ力に優れ、先行型の脚質になることが多い。また踏み込みが深くなるので、寝肩・寝繋との組み合わせで末の威力がアップする。


■その他

ソラを使う
野性ウマには、群れの先頭に立ったときに周囲を警戒しつつ加減して走る習性がある。競走馬においても同様で、その癖が強い(ソラを使う)馬は周囲と実力差がある場合でも千切って勝たないため、能力の底を測りにくい。

頭が高い走法
重心が上ずり後方に荷重が掛かるので、トモに大きな負担が掛かる。そのため以下3つの特徴がある。①トモがよく発達する(のに騙されてはいけない) ②トモに疲れが溜まりやすい(脚が続かない) ③坂がニガテ

手前を替えない
馬というのは、コースを一週する際に右手前・左手前という2種類の走法を交互に使い分けている。以下長くなるのでコンデュイットの記事へお願いします。

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