∴ 竜、淵に臥す

●秋華賞のラップ分析

12.0 - 10.8 - 12.0 - 11.9 - 11.8 - 12.8 - 12.5 - 11.6 - 11.2 - 11.8

テン：速い
中盤：遅め
上がり：速い
スパート：３Ｆ（瞬発力勝負）

アグネスワルツの離し逃げの形になりましたが、そのリードの大部分は３～５Ｆ区間で生まれたもので、テン２Ｆ12.0 - 10.8はほとんど正味のもの。これはもう1200並みにバカっぱやい先行争いで、先行馬はこの区間で相当ダメージを受けたはずです。そして遅い中盤で馬群が詰まり、先行馬が位置の利を吐き出した後の瞬発力勝負という、典型的な差し・追い込み有利の展開。奇しくも前哨戦のローズＳとそっくり同じの流れになったと見て良いと思います。

前走は先行して失速したアパパネが、今回は差しに回って「トリプルティアラ」を達成。馬ももちろん立派ですが、ここ一番で下げる決断をした蛯名騎手もファインプレー賞モノでしょう。裏を返せばそれほど…いや、祝賀ムードにそぐわんし止めときますか(^_^;)

僕の本命ショウリュウムーンは、対抗のオウケンサクラで前が詰まるという残念なレース…京都外回りなら今度こそ。

∴ 勝負のコマンド「→↓＼Ｐ」

秋華賞

歴代のオークスとダービーのタイムを比べれば明らかなように、道中はスロー目に流れて遅いタイムの決着になることが多い牝馬路線。その中において異色のレースと言えるのが、過去10年で6度も1分58秒台の好時計を記録している秋華賞。スローの上がり勝負になることは稀で、重要なのは「溜めて切れる」ことよりも、「ハイペースでも同じ脚を使える」こと。その辺のタイプの見極めは、ラップ・馬体・血統の3点セットが得意とするところ…だと思ってます。

◎ショウリュウムーン
○オウケンサクラ

本命はショウリュウムーン。後半4ハロン45秒8の桜花賞を追い込んできた持続力は頭一つ抜けている印象。馬体のほうに目を向けると脚長で、ややかったるさ（瞬発力不足）を感じさせるストライド型の走法。直線平坦で、3角の坂からジワジワ加速していく京都はぴったりのはず。コースの利、距離の利を合わせれば、アパパネを逆転するのは夢物語ではありません。内枠は気になりますが、そこは昨年レッドディザイアで巧く捌いてきた四位騎手の手腕に期待。

対抗はオウケンサクラ。前から見るとコロンとして映るほど腹袋が大きな馬で、底力の面ではかなり期待を持てそう。一貫したラップになった未勝利戦突き抜けで既にココ向きの資質は見せており、ハイラップなら巻き返す。ショウリュウーォゥケンの昇竜拳馬券、嘘か真か本気度100％で狙ってみます。

∴ 思惑うずまき…

デイリー杯2歳Ｓ

デビュー戦で鮮烈な脚を見せたレーヴディソールが一番人気になりそう。PO馬なので素直に応援したい気持ちもありますが、あの脚長のスッキリとした馬体はもっと長い距離での適性を想像させるだけに、もしも指名馬でなければ即座にぶった切りたくなるタイプなんですよね…。前にも強いスピードタイプの馬が揃ってますし、ここは馬券を優先することにしたいと思います。

◎メイショウナルト
▲トップシャイン

本命はメイショウナルト。小倉1800の好タイム圧勝では高いスピード持続力を示したうえ、野路菊Ｓでは瞬発力勝負にも対応する万能ホース。繋はちょっと硬めですが、1800前後では常に好走しそうなタイプと言えるでしょう。前にいけば容易に捕まらないはず。

中盤（3角手前の坂）で緩んで後方有利の流れになればトップシャイン。母父メジロライアンの影響なのか、レッツゴーキリシマに似たコロンとした体型で、瞬発力だけでなくスピード能力も高そう。京都マイルのイン差しも定番パターンの一つで。

…まぁこんな馬券を買いますが、レーヴディソールが勝ったら勝ったでそれも良し。というよりそっちのが得する、ってのはちょっと卑怯ですかね(^_^;)

∴ 勝てぬ一番人気

過去14年
一番人気：3勝
二番人気：7勝
二桁人気：3勝

…アパパネ、これは大変だ。

∴ 京都大賞典＆毎日王冠

時間がないので簡単に。血統＆繋で

京都大賞典
◎メイショウベルーガ

毎日王冠
エイシンアポロン
ショウワモダン
ペルーサ

ペルーサが割と起ち繋なので、ツライけど消せないかな～と。