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ラップで顕在的適性を、馬体・血統で潜在的適性を測るブログ。
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もうレース前日なんですけど、まぁ金杯から二日しか経ってないということで…遅すぎるかも知れませんが回顧です;

中山金杯
12.2 - 11.0 - 13.0 - 12.1 - 12.7 - 12.1 - 12.1 - 11.6 - 11.2 - 11.8

◎コスモファントム:1着

テン5F61.0、上がり3F34.6と中山らしくない展開で、一番人気の瞬発力ある先行馬が危なげなく勝ちました…で片付けそうになるんですが、特筆したいのがテン2Fの速さと直後(13.0 - 12.1 - 12.7)の加減速。予想で挙げた中日新聞杯ほどでは無いにしろ効率の悪いペース配分だったと思いますが、それでいて最後も瞬発力勝負に付いていったモエレビクトリーはなかなか立派。小回り1800あたりで内枠でも引いてテンに楽できれば、重賞にも手が届きそうです。

同じスローでも、内容としては京都の方が面白いものがありました。


京都金杯
12.3 - 11.3 - 11.8 - 12.0 - 11.4 - 11.2 - 11.4 - 12.0

◎ガルボ:2着

マイネルファルケが2着に残ったときのマイルCSに似た、前半4Fが遅く後半4Fが速い、というペース配分。カンパニー並みに切れなければ後ろからではとても届かない展開で、前の2頭で決まったのはごく自然な結果と言えるでしょう。

予想では「前走と同じ競馬をしたら瞬発力のある馬に差されそう」としたシルポートに勝たれてしまいましたが、実はシルポートの後半のラップの踏み方は前走と今回では大きく異なります。

2010ファイナルステークス
12.1 - 11.5 - 11.0 - 11.8

京都金杯
11.4 - 11.2 - 11.4 - 12.0

端的に言えば、今回のが「仕掛けが1F速い」ですよね。

ショートスパートの瞬発力勝負に持ち込んだ前走も逃げ切ることは出来ましたが、よりメンバーが揃った今回は前走と同じショートスパートでは差される…と、小牧騎手も判断したのでしょう。つまり、「上がり3Fのトップスピード勝負では分が悪い」というシルポートの弱点を、「スローでも上がり4Fの時計勝負」に持ち込むことで巧くカバーした。スローでの強敵ガルボ、ハイペースで怖いライブコンサートを同時に振り切る、という連立方程式を解くにはこれしかない騎乗だったと思います。

…しかし小牧騎手ってこんなにクレバーなキャラでしたっけ?今回のような騎乗を今後も求めてよいものかどうか、ちょっと判断に迷うんですが…;


2011年の本命成績(1-1-0-0)
単回収率140%

(各所で「昨年の~」という類いの集計を見るうちに自分のも気になって調べたんですが、過去の記事を「次のページ」ボタンを連打して辿っていくのが思いのほかシンドかったので;、今年はこまめにつけてみることにします。ちなみに昨年の本命成績は99戦14勝、単回収率101.3%でした。今年も回収率100↑を目指して頑張ります)
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新年一発目。今年もよろしくお願いします。


中山金杯

ここは人気でも、コスモファントムで仕方なさそう。

中日新聞杯
12.1 - 11.1 - 11.4 - 13.4 - 12.8 - 12.1 - 11.9 - 11.5 - 11.3 - 11.1

テン34.6は速く、13.4-12.8の区間は緩め過ぎ。かなりエネルギー効率の悪いペース配分だったにも関わらず、ここから5Fロングスパートを打って3着以下をちぎったのは立派。体の方も相当ドッシリとした腹袋を持ってますし、ちょっと逆らいようがないです。

相手にはセイクリッドバレー。自分の中ではスローなのに差してきたスプリングステークスの印象が長いあいだ強かったのですが、近走の内容を見ると瞬発力の足りない持続型と見るのが正しそう。実際に前に厳しい超ロングスパートだったセントライト記念で強い2着がありますし、中山中距離で改めて見直したいと思います。

◎コスモファントム
○セイクリッドバレー


京都金杯

前走で溜める逃げを試したら勝ってしまったシルポートが2匹目のドジョウを狙うなら、さすがに瞬発力のある馬たちの餌食だと思うんですが。

◎ガルボ

富士S
12.1 - 11.2 - 11.7 - 11.8 - 11.5 - 11.1 - 11.2 - 12.2

テンそれなりに速く、終い3F目にトップギアに入れるロング…というよりアーリー?スパート。かなり前に厳しい流れで、先行して残った2頭のレベルの高さは次走以降を見ても確か。最後はバテ合いになった分ライブコンサートが差しましたが、ライブは後肢の引きつけの浅い爆発力不足の走法のため、スロー寄りで瞬発力の勝負になればガルボが逆転するはずです。

大晦日はネットにもさわれないくらい忙しい方も居るだろうから、遅くとも30日までには記事を上げよう…と思っていたのにこんな時間になってしまいました。そういえば最近は予想でも更新遅れ気味でしたね;来年はなんとか早く書くよう頑張ります。

では早速、恒例の2010メモリアル。

●会心のレース
宝塚記念:30倍台の単勝をとったのはGⅠでは初めて。何より「ブエナを差した」あの爽快感は、近年では一番だったかもしれません。あとブログではネタにしませんでしたが、海外で大活躍してくれたのも誇らしいというか、嬉しい出来事でした。

中山記念:「重のオペラハウス」には今まで随分世話になりましたが、ま~不良馬場のときは気持ち良くチギりますねぇ。爽快感ではこちらも負けてません。また他の買い材料に「レッドスパーダ・エーシンフォワード2頭の一線級マイラーと好勝負」を挙げていたのも、今見れば格好が付いてるかなぁと。

…でもマイルCSは外してますけどね;

●痛恨の不的中
愛知杯:地味ですがこれ。セラフィックロンプのテンの速いレースでの強さは2年前のこのレースでしっかりチェックして、ヴィクトリアマイルでも狙ったくらいだというのに…。オッズはついていただけに、テン速いパターン、遅いパターンの2通りで単勝を買うべきレースだったと思います。

●POG
レーヴディソールが中長距離向きの馬体イメージを覆し、マイル戦線で大活躍。2期ぶりのGⅠ制覇は本当に嬉しい限り…なのですが、ここまで人気が出るとそろそろ嫌いたくなる性分なのでw、来春はドナウブルーの方を買ってると思います。あと牡馬はヴィジャイの奮起に期待。こいつには敵わない、という牡馬は出てないと思いますし、まだまだダービーの希望は捨ててません。


以上、簡単ですが2010年の回顧でした。

さて、ブログを始めてもう4度目の年越しになりますが、皆さまのおかげで今年も無事続けられたと思います。まだまだ未熟な私ですけど、来年も金杯から一緒に競馬を楽しんでいただければ幸いです。

それでは…大分ギリギリになっちゃいましたが、よいお年を。
有馬記念
6.9 - 11.4 - 12.0 - 12.3 - 12.7 - 13.4 - 13.5 - 12.3 - 11.5 - 12.0 - 11.7 - 11.1 - 11.8


前半が極端に遅く、後半は6Fのロングスパート。近年ではマンハッタンカフェ→アメリカンボスの2001年に近い展開で、「末の持続力」&「前目の位置取り」両方の条件を満たしていない馬には、勝負権が無い流れとなりました。

またヴィクトワールピサが捲くっていった後半のラップの刻み方は、2001年と比べても特異な点があります。


01有馬記念
6.9 - 12.0 - 12.1 - 12.1 - 12.7 - 13.6 - 13.2 - 12.6 - 11.8 - 11.5 - 11.3 - 11.3 - 12.0


新しい試みとして、グラフで比較してみたのがこちら。

db22e3de.jpg









オーソドックスなロングスパートの形になった2001年と比べて、2010年はスパートの最中に更にペースチェンジを挟むラップ推移だったことが分かります。特に終い3~2F目区間(11.7 - 11.1)のグラフの沈み方は瞬発力勝負並みのペースチェンジで、映像を見るとペルーサはここで置かれています。

前半の遅さで全くスタミナが問われない極端な流れだったため、特に3着トゥザグローリーあたりは今後軽く扱われそうですが、上位3頭とも末の持続力、瞬発力は相当なレベルのものがあると思います(ペースチェンジがあったとはいえ、ロングスパートの流れから11.1を刻める馬はそうは居ません)。今後も中長距離、特にスローになりやすい東京2400あたりでは注意が必要ではないでしょうか。

逆に完全にスロー不向きを露呈したペルーサは、もう東京では重馬場でもない限り勝ち負けは苦しいと思います…前から分かってましたけどね。春天に向かうようですが、どうせメンバーの薄さから人気になってしまうでしょうから、梅雨時で馬場が悪化しやすい宝塚記念の方が妙味はありそうです。


それと年越し前にあと一回記事を上げますので、挨拶はまたそのときに。


有馬記念
 
まずは先日のクイズの意図を説明します。
 
1 (正答 b
毎年秋天・JCの勝ち馬は有馬でも人気しますが、実際に有馬も勝ったのはこの20年で5頭のみ(延べ頭数。ディープ、ロブロイ、クリスエス×2、オペラオー)。
 
これだけ勝てていない原因につい て、世間では「秋最後のレースで、消耗度が大きな鍵になる…」というようなことが言われてきましたが、個人的はその見方にはあまり説得力を感じません。東 京ではあれだけ強いウオッカやブエナビスタが、東京ではほとんど走らないマツリダゴッホやドリームジャーニーに負ける原因は、消耗度…ではなく適性ですよね。
 
 
2 (正答 c
宝塚記念と迷うかもしれませんが、正解はcの天皇賞(春)。他にもディープ、マンハッタンカフェ、ナリタブライアン、イナリワンなどが該当しますが、オペラオー、サクラローレル、トップガンしか挙げなかったのは…問2は問3のために付け足した設問なので(汗)
 
 
3 (正答 栗毛、またはブラッシンググルームの血を持っている)
画像の栗毛馬は、かの大種牡馬ブラッシンググルーム。サクラローレルの父父・マヤノトップガンとテイエムオペラオーの母父で、大レースに強い血統として有名です。
 
戦績が似通っているだけに、毛色以外でも3頭のイメージが重なる部分は結構多くて、まずスタミナがある。長くいい脚を使える。でも切れない。ブラッシンググルーム以外は全然血統が違う3頭ですから、恐らくこの辺が、ブラッシンググルームが伝える特徴なのだと思います。
 
…もう大体バレてるでしょうが(苦笑)、今回のメンバーの中にも母父系にブラッシンググルームがあり、スタミナ豊富で長くいい脚を使え、切れ味足りない栗毛馬が一頭。

 
ペルーサ
〇ブエナビスタ
▲トーセンジョーダン


ペルーサのベストパフォーマンスはなんと言っても青葉賞。

12.5 - 10.8 - 11.8 - 12.7 - 12.2 - 12.6 - 13.2 - 12.2 - 11.8 - 11.5 - 11.3 - 11.7

1000mの通過が60秒0というペースで終い5F目から12.2に入る、「ハイペースかつロングスパート」のスタミナと持続力を求められる流れ。トゥザグローリー・アロマカフェ2頭のロングスパート型重賞馬でさえバテてしまう厳しい展開で、涼しい顔をしながら終い1ハロンまで11秒台を刻んだのがペルーサ。この1戦だけを見ても、テイエムオペラオー・サクラローレル・マヤノトップガンらと比べても遜色ないスタミナと持続力を感じます。

瞬発力勝負になりやすい東京2400より、テンがスローでも自然とロングスパートの流れになる淀の長丁場や阪神2200、中山2500の方が合うはず。そしてそういう流れは、ブエナが最も負けているシチュエーションでもあります。
得意の領分で、ペルーサ秋初めて能力を出し切った!と言われるようなパフォーマンスを期待。


pp06.jpgQ3.jpg









左:ペルーサ(JC時のフォトパドックより) 右:ブラッシンググルーム

トモの弱さが、爆発力不足の原因なんでしょうね。それにしても激似。




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ブログ頻出用語
■能力について

瞬発力
瞬間的に高いトップスピードを出す能力。直線の長いコースやショートスパートで問われる。

持続力
一定以上のスピードを長時間持続する能力。向正面に下り坂のあるコースやロングスパートで問われる。

スピード
全体的に速いタイムで走る能力。主に短距離・高速馬場で問われる。

スタミナ
厳しい流れでも末を維持する能力。主に中長距離・重たい馬場で問われる。



■馬体編


トモ(後駆)
推進力を生み出す主役。また、疲労が溜まりやすい部分でもある。


腹袋
腹筋を含む、馬の腹部全体のこと。腹袋(腹筋)の大きい馬、つまり普段から腹筋をよく使って走る馬は、使わない馬と比べて疲れにくくスタミナに優れる。

寝肩
肩の角度が浅く、前肢の可動域が前方に広いこと。末の持続力と関連が深い。

寝繋
角度が45°くらいの、主に前肢の繋のこと。強度・クッションのバランスが良いため、芝向きの瞬発力・長距離向きの燃費効率を期待できる。

腰高
前肢に比べて後肢が著しく長い体型のこと。常に前傾姿勢になるので静止状態からのダッシュ力に優れ、先行型の脚質になることが多い。また踏み込みが深くなるので、寝肩・寝繋との組み合わせで末の威力がアップする。


■その他

ソラを使う
野性ウマには、群れの先頭に立ったときに周囲を警戒しつつ加減して走る習性がある。競走馬においても同様で、その癖が強い(ソラを使う)馬は周囲と実力差がある場合でも千切って勝たないため、能力の底を測りにくい。

頭が高い走法
重心が上ずり後方に荷重が掛かるので、トモに大きな負担が掛かる。そのため以下3つの特徴がある。①トモがよく発達する(のに騙されてはいけない) ②トモに疲れが溜まりやすい(脚が続かない) ③坂がニガテ

手前を替えない
馬というのは、コースを一週する際に右手前・左手前という2種類の走法を交互に使い分けている。以下長くなるのでコンデュイットの記事へお願いします。

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