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ラップで顕在的適性を、馬体・血統で潜在的適性を測るブログ。
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中山では珍しい急→緩→急のラップとなった京成杯。このレースをどう解釈するかは色々な意見が出そうですが、個人的には(ややこしい考え方ですが)スタミナがある馬の中でマイラー寄りのタイプに向いた展開だった、と考えています。



東雲賞


一年を通じて最も荒れた状態の中山芝で、やや重。これは相当タフな馬場のはず。


◎コスモバタフライ

祖父のエルコンドルパサーに似た、大柄で前駆の勝った馬体。いかにもこういう馬場が合いそうです。前崩れの展開で粘った紫苑S3着も評価。



大宰府特別


◎マイネマオ

こちらも考え方としては同じで、タフな展開でもバテなさそうな馬を狙いたいところ。父キンカメ、母父ダンチヒでいかにもスタミナありそうで、切れはイマイチそう。こういう馬がぴったり合う馬場と見て。


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京成杯


例年はスローの瞬発力勝負になることが多いレースですが、今年は先行馬がそれなりに揃ったメンバー構成のうえ、一番人気アドマイヤブルーの後藤騎手あたりは早目早目に仕掛けてきそう。平均ペースのロングスパートとなれば、スタミナと持続力で勝負が決まるか。


◎ブライトライン
○コスモアンドロメダ
▲マナウス


本命はブライトライン。やや速いペースからのロングスパートとなった黄菊賞では、モタれるのを立て直すくらいの追い方でプレミアムブルーを差し切っています。バテない特性が中山で活きると見て。


対抗がコスモアンドロメダ。

ホープフルS
12.2 - 10.8 - 12.2 - 12.9 - 13.1 - 12.4 - 12.8 - 12.0 - 11.1 - 11.9

ホープフルSはテンが35.2と速いうえ、6ハロン目でペースアップが入り、かつ終いの脚も求められるという厳しい流れ。逃げて6着に粘ったメイショウカドマツは次走寒竹賞を圧勝。番手から3着のアンドロメダも同等以上に評価できます。馬体写真は見られませんでしたが、ロージズインメイ×トニービンで血統的にもスタミナ豊富。


単穴にマナウス。切れないがバテない、という典型の馬で、前走もゴールまで自分の脚は使っていました。ダイワメジャー×サドラーでスタミナは期待できますから、厳しい流れのほうが良さが出るはず。


馬券は単勝◎▲、ワイドBOX。


以下、その他の人気馬


アドマイヤブルー
前走はそれなりに評価していますが、人気面でアンドロメダとの比較上買い辛く。ただ、馬体センスはかなり良い馬で、長い四肢と繋、折り畳みやすい後肢は持続力勝負に向きそう。


アーデント
毛色は母父、馬体は母母父ミルリーフ系が出たような感じ。スタミナも末も良さそうなのですが、気性面がやや心配。折り合わせる腕に優れるルメール騎乗はプラスですが、前に壁を作りにくい大外枠は厳しい条件。


マイネルロブスト
スタミナは高いのですが、全身を目一杯使うフォームで、距離が伸びるのはマイナスになりそう。折り合い面もどうか?


レッドシャンクス
バテない点、スタミナありそうな馬体と血統は魅力ですが、買い材料としてはマナウスと被りますし、オッズの比較ではちょっと…。ただ、鞍上がイン突きしてきそうなのは確かに恐い。


ベストディール
前走の切れ味は見事ですが、中山で敢えて買う理由に乏しいように見えます。





日経新春杯


2番人気のスマートロビンをどう評価しますか?というレースでしょうか。一番手評価がトゥザグローリーになるのは仕方ないですが、二番手三番手は人気順ではないような。


◎トゥザグローリー
○ビートブラック
▲ナムラクレセント






中山12R


アルデュール

今回が初芝ですが、スカッとした素軽い馬体で芝の方が良さそうですし、中山芝1200はダートにも実績があるような馬に向くコース。減量(▲)騎手騎乗も大きな魅力。


サンライズS

中山1200はダート的な「終い止まる」レースに強いタイプが有利。PO馬◎サリエルにチャンスあり。


淀短距離S

京都1200は中山1200、小倉1200とは逆に「終い止まらない」レースに強いタイプの土俵。◎エーシンダックマン。


フェアリーS


冬場で時計の掛かる、アップダウンのキツイ中山マイルで行われるこのレース。秋の高速東京・京都芝などよりもスタミナを要求される度合いが高まるため、中距離実績のある馬の活躍が目立っています。


11年
2着スピードリッパー(1800で3連対)
3着アドマイヤセプター(札幌2歳S3着)
4着ピュアブリーゼ(1800で未勝利勝ち、葉牡丹賞4着)

10年
1着コスモネモシン(1800で2連対)
3着テイラーバートン(萩S2着)

09年
1着ジェルミナル(1800で2勝)
3着グッデーコパ(前走2000、マンカフェ×トニービン)


今回はどちらかというと、マイル実績のあるタイプに人気が集まっており、それも他馬とそう力差の無さそうな顔触れ。これなら大振りするチャンスがありそう。


◎アイスフォーリス
○メイブリーズ
▲マイネエポナ



本命はアイスフォーリス。中距離の瞬発力勝負に実績が片寄っていますが、前走は不良馬場で先行勢総崩れとなったレースで、前に居た馬としては2番目となる6着。番手から2着したメイショウカドマツは昨日寒竹賞を圧勝しましたから、これだけでもスタミナを示す実績としてはまずまず。

それにアイスフォーリスはカドマツとは逆に頭の低い走法で滑る馬場は良くないタイプですから、良馬場ならもっと好勝負になっていたはずです。

スタミナは牡馬とも張り合えるレベルで、末は相当キレる。これは結構強いのではないでしょうか。


対抗にメイブリーズ。休み明けで不利が重なった前走は参考外。テンのダッシュ力にスピードを感じますし、先頭に立つとフワつくソラ使い。底を見せておらず、一発の魅力があります。


単穴はマイネエポナ。稍重の小倉1800で1分50秒を切った前走はなかなかの好内容。3着以下はバテバテになるペースでぶっちぎっていました。父はキンカメ、母父SS、祖母はシンコウラブリイの超良血。関西の人気厩舎に入っていれば結構人気しているのでは?

瞬発力は劣るので、平均的な流れになれば。


馬券は単勝◎▲に、ワイドBOX。





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●POG2012-2013指名馬

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ブログ頻出用語
■能力について

瞬発力
瞬間的に高いトップスピードを出す能力。直線の長いコースやショートスパートで問われる。

持続力
一定以上のスピードを長時間持続する能力。向正面に下り坂のあるコースやロングスパートで問われる。

スピード
全体的に速いタイムで走る能力。主に短距離・高速馬場で問われる。

スタミナ
厳しい流れでも末を維持する能力。主に中長距離・重たい馬場で問われる。



■馬体編


トモ(後駆)
推進力を生み出す主役。また、疲労が溜まりやすい部分でもある。


腹袋
腹筋を含む、馬の腹部全体のこと。腹袋(腹筋)の大きい馬、つまり普段から腹筋をよく使って走る馬は、使わない馬と比べて疲れにくくスタミナに優れる。

寝肩
肩の角度が浅く、前肢の可動域が前方に広いこと。末の持続力と関連が深い。

寝繋
角度が45°くらいの、主に前肢の繋のこと。強度・クッションのバランスが良いため、芝向きの瞬発力・長距離向きの燃費効率を期待できる。

腰高
前肢に比べて後肢が著しく長い体型のこと。常に前傾姿勢になるので静止状態からのダッシュ力に優れ、先行型の脚質になることが多い。また踏み込みが深くなるので、寝肩・寝繋との組み合わせで末の威力がアップする。


■その他

ソラを使う
野性ウマには、群れの先頭に立ったときに周囲を警戒しつつ加減して走る習性がある。競走馬においても同様で、その癖が強い(ソラを使う)馬は周囲と実力差がある場合でも千切って勝たないため、能力の底を測りにくい。

頭が高い走法
重心が上ずり後方に荷重が掛かるので、トモに大きな負担が掛かる。そのため以下3つの特徴がある。①トモがよく発達する(のに騙されてはいけない) ②トモに疲れが溜まりやすい(脚が続かない) ③坂がニガテ

手前を替えない
馬というのは、コースを一週する際に右手前・左手前という2種類の走法を交互に使い分けている。以下長くなるのでコンデュイットの記事へお願いします。

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