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ラップで顕在的適性を、馬体・血統で潜在的適性を測るブログ。
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3位 33.8
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1位 34.9
2位 34.5
2位 34.6



皐月賞で馬群を一捲りにし、見るものに「強烈な末脚」を印象付けたアンライバルド。

しかし意外なことに、メンバー中最速の上がりを使ったのはたったの一度(若駒S)しか無い。



アンライバルド

確かに瞬発力は凄いけれど、首使いが高いし、硬い。腹袋こそソコソコあるものの、エネルギー効率が良い走りをする馬には見えず、今回のペース設定でロジユニを逆転となると…


と皐月賞の予想で書いたように、首使いが高く・硬い走りをするために、良い脚を一瞬しか使えないタイプ。

フォームのタイプだけで言えば、マツリダゴッホや近親のリンカーンに似てますね。


リンカーン 天皇賞(春)でディープインパクトの2着
http://www.youtube.com/watch?v=OeRxoY69k9o

アンライバルド 皐月賞
http://www.youtube.com/watch?v=UXU-PKN7mH8



長く・良い脚を使う馬に向く東京コース。

一瞬の切れ味が身上のアンライバルドは、調教師が言うほど東京は向かない…というか、はっきり言って向いてない。


少なくとも(兄のフサイチコンコルドがそうだったように)ある程度先行することが必要でしょうが、この大外枠では前に壁を作ることが出来るかどうか?

京都2歳Sで掛かりまくったように、気性面がアンライバルド最大のウィークポイント。しかし折り合い重視で後方待機策を選択するようでは、もっと切れる馬に差されるでしょうね。

僕が岩田騎手だったら、もう降参してますよ…。



今週の1番人気は組み易し!
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The
▼ ブエナビスタ


残り10m。あんなに有ったリードがクビ差を切った時点でもまだ、レッドディザイアが勝ったと思っていた。

3割くらいの確率でブエナビスタに勝てる。

ハナ差負けという結果は、この見立てを支持する物にも取れるし、また否定する物にも取れるような気がする。


あれはどう見てもレッドディザイアの勝ちパターンだろ、化け物め…



▼ ダイエット


実家に帰ると、『食べさせたがり』の祖母により必ず太らされる。

着々と体脂肪を減らし続けている自分を見て、「貧乏で食べ物に苦労しているのかしら?」と心配して、「あれも」「これも」と出してくれる。

もともと食べるのは好きな方だけに、これがなかなか断われない…(苦笑)


今年も年末年始の2週間で、68キロまで減らしていた体重が73キロまで戻ってしまった。

78キロ⇒73キロの減量と、73キロ⇒68キロの減量とでは難易度が全く違う。前者は食生活を改善するだけでなんとかなったけど、後者はそれなりにトレーニングもしないと中々減らないからシンドイ。

今日計ったら、69.3キロ。このペースならお盆の帰省までには、68キロを切るくらいに持っていけそうだ。


次回こそは太らないように…なんてことも考えるけど、食べることも孝行!とか言って、結局同じことを繰り返しそうな気もする。

帰る度に思う。三陸のメシは美味い。




▼ POG


今年は黒本を買いました。

友人にギャロップのPOG本を見せてもらったりしましたが、今期不振だったタキオン産駒が巻き返す年になりそうですよ。

今のところはフローラルレディの07が一番気に入ってます。大樹RCの馬で、「ザ・タイキ」という名前になる予定…らしい。さっき知ってちょっと凹みました(笑)


それにしてもノーザンF・社台Fあたりがイマイチ不作なような…気のせいかな?
ぶっぽうそう特別
カネトシコンジョオ…フォゲッタブルが人気してるので。

結果:不利ラップで2着orz フミノイマージンの12着だった馬に負けました。


秩父特別
ファイブスター…4,5走前を評価。ワシントンパークが速い流れを作れば。確か気性が荒い馬なので単勝だけ

結果:6着。スローでは仕方ないです


新潟11
◎ジェイケイボストン…この馬がどうだったかは分かりませんが、ボストンハーバー産駒は腰高・トモ大で1000は向く血統。


新潟12
◎マサライト…時計で


東海Sはケン。


以下随時追記
ブエナビスタが負けるとすれば、一体どんなケースが考えられるだろうか。

最終週でもなければ基本的にイン有利の府中、そしてこの雨予報とくれば、まず真っ先に考えられるのが『前残り』。


一本被りの人気馬と逆の脚質を狙うのは、穴を獲る上で一つのセオリーでもあるし、またそんな理由でもなければブエナビスタが負けるシーンを考えられない、と考えている方も多いでしょう。

しかし…人は「そんなバカな」と言うかもしれないけれど、僕は敢えてそれとは違うアプローチで、このオークスを考えてみたい。


ブエナビスタを、『差す』。






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雨=前有利?



前残りの方向で考えたくない理由は幾つかある。

まずこの雨。1200、1400といった短距離レースが重馬場になると極端に前傾ラップになるのと同じ理由で、必ずしも前に有利な材料とは限りません。

例えば、ジャングルポケットが勝った2001日本ダービー。前半‐後半1200が71.3-75.7と、前半が後半より4秒以上も速い前傾ラップで、先行して掲示板に載ったのがダンシングカラーだけという追い込み競馬。

これだけ雨が降っての2400Mなら、いつもよりどれだけ時計が掛かるのだろう…。雨が降り続く状態なら尚更、これを100%正確に予測できる人は居ないでしょうし、それは騎手だって同じこと。

先導役の逃げ馬が2秒、いや1秒でもオーバーペースで行ってしまえば、牝馬の長丁場らしくない、終いの掛かる追い込み競馬になる。確かにペース次第では前がゴッソリ残ることもあるんですが、100%それに寄せるのが吉、という訳では無いんですね。最近の傾向から『前が有利』という意識を騎手が持っている状況ですし、むしろリスキーかも知れません。


更に、血統面。意外に思うかもしれませんが、ブエナビスタの父スペシャルウィークは、オペラハウス・メジロライアン・キングヘイローといったところと肩を並べるほどの重巧者の血統。

まあ…ブエナビスタは切れる脚を使うタイプだけに、データほど重がプラスになる馬ではないんでしょうけど、世間一般が持っているイメージよりは重を苦にしないはず。ブエナビスタの評価を落とす理由に馬場を持ってくるのは、僕としてはちょっと抵抗があります。



ソラ使いでサウスポー



さて。ついつい長くなってしまいましたが、そろそろシルシを打つ馬の話に持って行きましょう。


まず、ブエナビスタは対抗評価。切れる脚があり、重馬場はこなせそう。騎手も一流。デキも悪くない。それでも本命にしないのは、オッズが安い。ただこれだけ。

単穴に現在単勝100倍のフミノイマージン。スイートピーSこそスローペースに泣きましたが、2走前にはロードロックスター・マイネルクラリティ・スリーロールスといった牡馬1000万級を相手に「上がりの掛かる」レースで勝っており、底力は牝馬同士なら上位なはず。余りに舐められすぎなので単複買っておきます。

体重が思うように増えなかったデリキットピースは、実力を考えて一応押さえまで。馬も騎手も重馬場に強いディアジーナ、ようやく適距離のジェルミナルと共に△。


そして本命、レッドディザイア。

先日の前フリ記事で触れたように、この馬はソラ使い。新馬戦・エルフィンSのどちらもゴール前で捉える競馬だったのでソラを使う場面はありませんでしたが、ブエナビスタに敗れたあの桜花賞で、実はソラを使っていました。

もし、先にブエナビスタが抜け出す展開になっていたら。ソラを使って2着になる馬と、1番にゴールを駆け抜けていた馬、これが逆になっていたかも知れません。


もう一つ。デビュー以来3戦とも右回りのコースを使われていたレッドディザイアですが、3戦とも直線では『右手前』で走っていました。

普通右回りのコースではコーナーを右手前で走り、直線を左手前で走る。

右コーナーは右手前でしか曲がれないという制約がある以上、疲労していない「左手前で使う筋肉」を直線で使うのは、理に適ってますよね。

けれども、たまにレッドディザイアのような『右手前で走るのが好き』な馬が居て、ずっと同じ筋肉を使って疲れているはずなのに、コーナーも直線も同じ手前で走る「効率の悪い走り方」をする。

レッドディザイアは、今までそんな効率の悪い走り方をしていた訳です。


しかし、いかにそんな「右手前が好きな馬」であっても、左コーナーは左手前でしか曲がれない


この構造上の制約がある以上、レッドディザイアはコーナーで左手前を使わざるを得ないが、直線では「筋肉が疲労していない」右手前で、思う存分に走ることが出来る。

これこそが、馬で言う『利き腕』が生まれるメカニズム。

レッドディザイアはサウスポーであり、東京コースでは今まで以上の爆発力が期待出来る、こういう事が言える訳です。


ソラ使い、サウスポー、更に好調教でデキ上向きという話もあります。

総合的に見て、ブエナビスタと五分にやれる!というのが僕の結論です。



レッドディザイア
〇ブエナビスタ
▲フミノイマージン
△デリキットピース
△ディアジーナ
△ジェルミナル

f8d150fa.jpg








netkeiba.comより



それにしてもソラ使いでサウスポー、なんて初めて見た気がするなぁ。
忍者ブログにログインできないんで、ケータイから投稿できるかテスト。


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ブログ頻出用語
■能力について

瞬発力
瞬間的に高いトップスピードを出す能力。直線の長いコースやショートスパートで問われる。

持続力
一定以上のスピードを長時間持続する能力。向正面に下り坂のあるコースやロングスパートで問われる。

スピード
全体的に速いタイムで走る能力。主に短距離・高速馬場で問われる。

スタミナ
厳しい流れでも末を維持する能力。主に中長距離・重たい馬場で問われる。



■馬体編


トモ(後駆)
推進力を生み出す主役。また、疲労が溜まりやすい部分でもある。


腹袋
腹筋を含む、馬の腹部全体のこと。腹袋(腹筋)の大きい馬、つまり普段から腹筋をよく使って走る馬は、使わない馬と比べて疲れにくくスタミナに優れる。

寝肩
肩の角度が浅く、前肢の可動域が前方に広いこと。末の持続力と関連が深い。

寝繋
角度が45°くらいの、主に前肢の繋のこと。強度・クッションのバランスが良いため、芝向きの瞬発力・長距離向きの燃費効率を期待できる。

腰高
前肢に比べて後肢が著しく長い体型のこと。常に前傾姿勢になるので静止状態からのダッシュ力に優れ、先行型の脚質になることが多い。また踏み込みが深くなるので、寝肩・寝繋との組み合わせで末の威力がアップする。


■その他

ソラを使う
野性ウマには、群れの先頭に立ったときに周囲を警戒しつつ加減して走る習性がある。競走馬においても同様で、その癖が強い(ソラを使う)馬は周囲と実力差がある場合でも千切って勝たないため、能力の底を測りにくい。

頭が高い走法
重心が上ずり後方に荷重が掛かるので、トモに大きな負担が掛かる。そのため以下3つの特徴がある。①トモがよく発達する(のに騙されてはいけない) ②トモに疲れが溜まりやすい(脚が続かない) ③坂がニガテ

手前を替えない
馬というのは、コースを一週する際に右手前・左手前という2種類の走法を交互に使い分けている。以下長くなるのでコンデュイットの記事へお願いします。

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