∴ ヴィクトリアマイル予想。

◎スイープトウショウ
〇ディアデラノビア
▲カワカミプリンセス
注デアリングハート
穴アサヒライジング
穴フサイチパンドラ

良馬場ならば、全馬がキッチリ力を出し切れる東京マイル。先週のような大荒れはまずないだろう。

本命は迷ったが、トリプルA評価のスイープトウショウに決める。前走のマイラーズCで上がり32秒台の鬼脚を披露したように、スローのマイル戦ならば瞬発力は最上位。逃げ馬不在でスローが予想される今回は「待ってました」の条件で、前走並みの走りが出来るのならば敗戦は考えられない。

ただ、この馬は多くの弱点を抱えるのもまた事実。まず一つめが輸送による馬体減り。二つ目が中間の軽すぎる調整。そして馬場入場＋ゲート難。昨年の有馬記念でゲート入りを何度も嫌がり、スタンドで大きなどよめきが起こったのは記憶に新しいところである。

まずパドックの気配、馬体重、返し馬と全ての条件をクリアできれば、大勝負する価値はある。

対抗はディアデラノビア。ただこの対抗は「本命を負かす可能性」を見てのシルシではなく、2,3着までなら・・・という弱気のもので、勝つ可能性で言えば3,4番目の馬。内枠から上手く捌ければ崩れないだろう。

カワカミプリンセスはスローが予想されるこのレースでどのような競馬をするのか？放牧先からガレて帰ってきた影響は？・・・等々不安は多い。もしこれで勝つようなら化け物。位置取り、上がりの脚に注目。

展開利を得られそうなデアリングハートだが、絶対的な能力では上位陣に2,3枚劣る。他馬の凡走に助けられなければ馬券圏内は厳しいか。

穴としては、どちらも状態面で疑問符がつくアサヒライジングとフサイチパンドラ。アサヒはパドックで煩いくらいがいいだろうし、パンドラは馬体・歩様の両面での良い雰囲気が欲しい。

全体にパドックでのチェックが不可欠な馬が揃った一戦。そのためには京都11Rには構っていられないか？