∴ 刃の下に心を隠し

新潟2歳ステークス


例年、1分34秒台の決着となるレース。「新潟だから末脚の持続力が重要…」という以前に、この時計に対応できるスピードがなければ、まずお話になりません。

単勝1倍台と大人気になっているのがジャスタウェイ。緒戦で見せた上がり4ハロンの脚は確かに素晴らしいものがありましたが、父ハーツクライが出た馬体は、2400も走れそうなゆったり設計。そのうえ体躯に見あった筋肉はまだ付ききっていない印象で、マイルのスピード勝負はいかにも忙しそう。「お話にならない」可能性は、結構高いのではないでしょうか？


◎ニンジャ
○プレノタート
▲ニコールバローズ


本命はニンジャ。阪神1400で1.22.5という時計を、前半スロー・直線向かい風の条件で出したのは上等な部類。父グラスワンダー譲りの四肢をしっかり伸ばした走法からは新潟向きの持続力を感じます。スピードも適性も確かで安心感アリ。

プレノタートの前走ダリア賞は、テン速かったのに4ハロン目12.4と弛んだ、追い込み優遇ラップ。先行した割に末しっかりしていたのは、展開を考慮すればいい内容でした。ジャンポケ×ダンスで脚長ですから、外回りは向くでしょう。

単穴には前走1200組からニコールバローズ。超前傾ラップを押しきった緒戦からスピード確か。ロブロイ×フレンチデピュティでまずまずハコが大きいのに、忙しい流れに対応できた点からも能力高そう。

単勝馬連ワイド三複で、結構勝負するつもりです。


小倉2歳Sは、色々な流れに対応してきた馬が信頼できるレース。◎アイラブリリの単勝一本。